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2009.02.06 Friday author : なぎさ

チェ 39歳別れの手紙

JUGEMテーマ:映画



2009年1月31日 公開

★★★★☆ 前編・後編通して星4っつ 良かった!


救うために、える。 変えるために、戦う



1965年 忽然と姿を消したゲバラ。

盟友カストロがゲバラからの"別れの手紙"を公表。


後編の物語は意外なところからだった。

はげ頭で黒ブチ眼鏡をかけた中年の男がゲバラ家で食事をする。
"父の友人"ラモンという男性・・・実はゲバラ本人だった。

ここ、一瞬ベニチオ・デル・トロだとは認識できなかった!


キューバ革命後、彼はキューバの国籍を得て政府要人となりながらも、あえて再びいばらの道を歩き出そうとしていた。


1966年11月 ゲバラはラモンという名前でウルグアイ人のビジネスマンとしてボリビアに潜入。

バリエントス軍事政権下で苦しんでいる人々を救うため。


ゲバラ家での食事は彼と家族との最期の晩餐となったのだ。


前編での華やな革命の戦いが、後編では一変して勢いが絶たれているのが手に取るように分かります。


キューバの時と全く違って、ボリビアではかなり苦戦を強いられます。
何もかもが計算違いとなって裏目に出てしまう。


・ボリビア共産党の協力が絶たれる
・農民やインディオからの支持が得られない
・むしろ地元民たちは政府軍に協力的
・ボリビア政府はゲバラに同調することを恐れて鉱山労働者を惨殺
・ボリビア政府がアメリカの支援を得て戦力を増強
・ゲバラの持病である喘息の悪化
・食料も医療品も、武器や弾薬さえも尽きる中、ジャングルでの厳しい行軍



これでは勝てるはずもない・・・。


革命家ゲバラのあまりにも無力な戦いとなってしまった。



「革命には、勝利か、死しかない。」


前編は時系列を崩して描かれていたのに対して、後編はゲバラの"ボリビア日記"を基に時系列に描かれているのでそのあたりは観やすくなっています。

時折、字幕に出るボリビア潜入「○日目」という数字は、ゲバラの命があと1年も無いことを意味している。


前編にもありましたが、後編でのゲバラの喘息はもっと苦しそうでした。
このあたりはデル・トロの凄まじい演技力によるものなのですが。


兵士の一人が薬を取りに行くと志願しても、ゲバラは隊を分けることを拒否し、ましてや自分のことで兵士を危険にさらすことはしたくないと断るのでした。


徐々に追い詰められていくゲバラたち革命軍の姿は観ているのが辛くなるほどです。


最後には彼らは20名ほどしかいないのに対して、政府軍は大軍です!

その数の多さは、カメラがジャングルを360度させることで観客に明らかにさせる!


ずーっと向こうにも政府軍がいるんですよ。

も、こんなたくさんいたら勝てるわけないです・・・・。




脚を撃たれた彼はライフルを捨て拳銃で応戦しながら這うように逃げますが・・・。



1967年10月9日 ゲバラはボリビアのイゲラで政府軍の兵士によって射殺。


この映画は前編・後編を通してドキュメンタリー風に描かれていたのに対して、ゲバラの最期だけはカメラの目線がそのままゲバラと重なって描かれています。


銃が発砲された瞬間、かすかなうなり声をあげ横たわる視線。
発砲した兵士の足元が映るが、しだいに視野が白くなる。


民を救うために行ったボリビアで、ゲバラは死の瞬間、何を思っただろう?


死を目前にしてもなおブレない信念


私は、彼の命をかけた革命の戦いが、39歳という若さで逝った彼の人生が、何だったのかをこの映画を観てからずっと頭から離れない。

そして、ゲバラの最期だけはカメラ目線にしているという演出が一層、悲しみを誘った。


ゲバラの亡骸はヘリコプターに乗せられボリビアを飛び立っていく。

それを見守る地元民たち・・・彼らはどんな気持ちだったのだろう。

あなたたちを開放するために来た人だったんですよ。

今では"イゲラの聖エルネスト"とボリビア国民から讃えられていると言うが・・・。


でも、ゲバラの遺骨がキューバに戻ったのは1997年、なんと死後30年経ってからだったそうです。



意外な俳優さんが出ていたのでビックリ!

ドイツ人の神父役してたのってマット・デイモンだったよね!


あと、最後まで気づかなかったタニアがフランカ・ポテンテだったとは!


一目で分かったのはマリオ・モンヘ役のルー・ダイアモンド・フィリップス
変ってない、この人!


しかしなんと言ってもやはりベニチオ・デル・トロに尽きます!!!


船でキューバに乗り込む時のまだ若いゲバラの姿が最後に映った後、エンドロールになるわけですが、

これがなんと音楽が無い!


なのになんだか最後までボーッと流れていくエンドロールを、ただ黙って見つめる観客たち!

誰も席を立とうとはしませんでした。












| 映画 《タ行》 | 08:14 | comments(6) | trackbacks(27) | pookmark |
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COMMENT
こんにちは♪
本当にベニチオ・デル・トロに尽きる作品ですね。
無音のエンドロールがまた良くて・・・
私の所でも席を立つ人が少なかったです。
観て良かったと思ってます。
| ゆかりん | 2009/02/06 12:51 PM |
最後のカメラ目線に変わるところは、強烈でしたね。
ゲバラの見てるものは、最初から最後まで、変わってなかったか!というのを
つきつけられたような気がします。信念のぶれてない人ですし、地道な努力を惜しまない人という感じも受けました。
与えられて観る映画じゃないので、刺激され、考えが膨らんでいく感じの映画でした。観てよかった。
| kino | 2009/02/06 9:05 PM |
>ゆかりさんへ
こんにちは〜ゆかりんさん♪
いつもありがとうございます!
ゆかりんさんならもぉきっとご覧になってるだろうと思いつつ、平日は時間が無くて記事UPで手一杯になってしまって・・・。

これは何を置いてもやはりデル・トロの渾身の演技に尽きる作品でしたよね!
あの喘息の苦しそうなシーンも、本当にそうなんじゃないかとまで思うほどでしたよねぇ。
前編のゲバラはまだ若くて勢いがあったのですが、後編では年輪を感じさせる重厚さを感じました。

>無音のエンドロールがまた良くて・・・

音楽が無くてもなんかジーッと見てしまうという珍しいエンドロールでしたよね。


| なぎさ | 2009/02/07 4:57 PM |
>kinoさんへ
こんにちは〜♪

>ゲバラの見てるものは、最初から最後まで、変わってなかったか!というのを
つきつけられたような気がします。

まさに!
仰る通りですね。
それを観客に実感させるためのカメラ目線だったのでしょうね。

>与えられて観る映画じゃないので、刺激され、考えが膨らんでいく感じの映画でした。

なるほど!
ほんとそういう映画でした。
後からいろいろ考えさせられるのって嫌いじゃないです♪
鑑賞中にたくさん感動を得られる作品も良いですが、後には余り残らないっていうのもありますものね。
| なぎさ | 2009/02/07 5:03 PM |
1作目は???だったのですが、これは結構引き込まれました。英雄ってきっとこんな人生なんですよね、死んでからずっとあとに「英雄」になるんですね。
ゲバラの人柄がすごく良く出ていました。39歳なんて若すぎる死ですね。
| Naoko | 2009/02/07 10:09 PM |
>Naokoさんへ
Naokoさんは前編ダメでしたかぁ。
私は前編に引き込まれて、特にデル・トロに惹かれて後編も観たという感じなんです。

>英雄ってきっとこんな人生なんですよね、死んでからずっとあとに「英雄」になるんですね。

ほんと、そういうものなんでしょうね。
偉大な人物と表される方々も、ご存命中は奇人変人
扱いを受けていたこと多いですよね。
"死"をもってはじめて英雄になるんでしょうか。
それにしてもこの若さでは早すぎました。
もし今、彼が生きていたら・・・世界はどう変っていたでしょうね。
| なぎさ | 2009/02/08 6:56 AM |
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