<< パコと魔法の絵本 | Main | おくりびと >>
2009.05.25 Monday author : スポンサードリンク

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | pookmark |
2008.09.17 Wednesday author : なぎさ

潜水服は蝶の夢を見る

JUGEMテーマ:映画



2008年2月9日 公開作品
2008年7月3日 DVDリリース

イマジネーションは限界を超えられる!



観たかった作品でした。

で、観た感想は、正直言ってちょっとしんどかった。


大よそのストーリーは知っていたのですが・・・。

ジャン=ドミニク・ボビーさん、42歳、この左の方↓


"ELLE"の編集長をしておられた方だったようです。
妻と三人の子供がいる家庭人。
タバコは吸わず、お酒も少々飲む程度・・・。

そんな彼がある日突然、重度の脳卒中になり、身体全身が後遺症で麻痺してしまう。

かろうじて動くのは、唯一、左の目だけ。

手足は全く動かず、物を口から食べることも、話すこともできない、こういう状態を"ロックト・イン・シンドローム"というそうです。


タイトルの"潜水服"とは、まるで肉体の檻に閉じ込められた彼の身体を意味し、"蝶"はそんな状態であってもイマジネーションだけは蝶のように自由であることを表す。


どうだろうか?
もし、自分がこうなってしまったら・・・。

こういう作品を観るとかならず誰でも考えさせられる。

怖いのは、この方はタバコも吸わない、お酒はたしなむ程度であったにもかかわらずこういう状態になってしまった・・・ということだ。

冒頭、グラディエーションの淡い色彩のものが映る。
よくよく見ると骨、レントゲン写真。

いきなりから珍しいオープニングだと思っていると、カメラの目線がずーっと主人公・ジャン=ドーの視線で描かれている。

3週間の昏睡状態から目覚めたところから始まって、異常のある右目をふさがれ、左目だけの視線になり、そこから見える視界で描かれる。

主人公本人が画面に出てくるまでには、なんと43分かかった。


監督はジュリアン・シュナベール私は初めての監督さんだった。

撮影はヤヌス・カミンスキー
『シンドラーのリスト』以来、スピルバーグ監督の作品を多く手がけている。

その他スタッフもほとんどスピルバーグ組だったようだ。


左目しか動かない父に、息子がヨダレを拭いてあげる、父の日。


こうなってしまった息子に会いに行きたいが、自分も車椅子生活で思うようにならない体の父は92歳。


ジャン=ドーはある時から、自分の状況を憐れむことをやめる。

思い切り想像力を働かせ、行きたいところへ行き、食べたいものを食べる。


やがて、特殊な方法で意思表現をする彼が、本を書くことに・・・。


一言、一言をまばたきだけで伝えていくという、それは気の遠くなるような作業だった。


書き上げるまでに、まばたきを20万回!!!


残念ながら出版した日から10日後に彼は逝ってしまう。


驚いたことに、脳卒中になったシーンが最後に用意されている。

息子との会話を楽しみにしながらクルマを走らせていた、まさにその時に発作が!!!


「・・・暑いなぁ、ちょっとクルマを横に止めるよ」

そう言った直後だった。


この役は当初、ジョニー・デップが演じることになっていたらしい。


『ミュンヘン』で武器商人ルイを演じていたマチュー・アマルリックのまさに渾身の演技だった!

同じように障害者を演じた作品で言うと、韓国映画『オアシス』ムン・ソリ
『海を飛ぶ夢』ハビエル・バルデム
このお二人も健常者でありながら、障害者の演技をするという難題に挑み、見事に演じきっていた。

アマルリックもそれは見事だった!

でも、観ていて辛くてしんどい。

感動というのではなく、人間って最悪な状態になっても、気持ちひとつでなんとかなるものなのかなと言うことと、食欲と同じく性欲だって旺盛なんだとも。


| 映画 《サ行》 | 14:15 | comments(12) | trackbacks(15) | pookmark |
2009.05.25 Monday author : スポンサードリンク

スポンサーサイト

| - | 14:15 | - | - | pookmark |
COMMENT
これ私も観たい観たいと思ってたんデス★
でも、未だに観れてないんデスケドネ。。。
やっぱしんどい感じの作品なんですねぇ。。。
でも気になるなぁー♪♪
| Mary | 2008/09/17 8:06 PM |
>Maryさんへ
こんにちは〜Maryさん♪

難病ものというのは観ていて辛くなるのは仕方ないんでしょうが、やっぱり心に刺さりますよねぇ。
この主人公のような状態になってしまうと、悲観して自殺することもできないわけで・・。
でもね、観て損はしない良作ではありますよ。
心が健全な時にでもいかがでしょ☆
| なぎさ | 2008/09/18 8:48 AM |
こんにちは。みなさん大絶賛の映画でしたが、私も観るのがしんどかったです。仕事がこういう方と接する仕事なのでより辛い部分が多かったです。

デップ!やはり入浴シーン演じたのでしょうか?(爆)
| ぷくちゃん | 2008/09/23 3:34 PM |
>ぷく師匠へ
おはようございます ぷく師匠ぉ!

>みなさん大絶賛の映画でしたが、私も観るのがしんどかったです。

おぉ!嬉しいことに師匠も同じ感想でよかったです☆
そうなんですよねぇ、今作は皆さん絶賛されてる方が多いですよね。
悪くは無いのですが、ただこういう話は観ててしんどいものがありますよね。

>仕事がこういう方と接する仕事なので

そうなんですか!
介護方面のお仕事でしょうか。
身内でもなかなか大変なことだと聞きますが、お仕事でされてる方は尊敬に値します。
体力も必要でしょうね。

>デップ!やはり入浴シーン演じたのでしょうか?(爆)

『パイカリ』の撮影と重なったため断念したようですが、それがなければ出たかったようなので、入浴シーンもアリだったでしょうねぇ〜。
| なぎさ | 2008/09/24 8:42 AM |
お久しぶりです。
しんどくて辛いというのはわたしも感じたけれど、それでも見終わって絶賛のクチでございます。(笑)
素晴らしい映像が主人公の意識の流れも表現していて、すごかったですね。
そうそう主人公が姿を表すまでに43分!
自分の姿を見るまでに相当落ち込んでたんだなという思いがありましたね。
だからその後は「憐れむのをやめて」本当に生き生きと蝶になったんだなあと・・・
端から見たら何も出来ず、ただ辛い状態だけにみえるけど、これだけ豊かにコミュニケーションできるんですものね〜。いやはやすごい作品だと思いました。
| しゅぺる&こぼる | 2008/09/24 10:22 PM |
>しゅぺる&こぼるさんへ
こんにちは〜♪
時々、しゅぺるさんチへは遊びに行かせてもらっているのですが、いつも読み逃げでごめんなさい(ノ▽^*)ゞ

確かにねぇ、今まで観たことの無い表現の仕方だったですね。

>自分の姿を見るまでに相当落ち込んでたんだなという思いがありましたね

なるほどぉ。
だからカメラはずっと彼の目線だったってことなんですね。

ある時、吹っ切れたように「憐れむのをやめた」と言ってましたよね。
考えたら凄いです!
自分ならこんな風に切り替えできるだろうかって思いますもん。

でもその結果、限りなく制限のある体で一冊の本を出すって偉業を成し遂げたわけですからねぇ〜。
お見事だったとしか言えないです!
| なぎさ | 2008/09/25 8:39 AM |
こんにちは。
ELLEの本場の編集長ですからねェ。業界人の最高峰ですね。しかも、写真を見ると、男前だし・・・。一瞬の人生の変転がすごいですね。
| kimion20002000 | 2008/10/10 12:18 AM |
>kimion20002000さんへ
こんにちは〜♪

>業界人の最高峰ですね

本当に!
それが一瞬でしたものね。
一寸先は人間どうなるかって誰にもわからないけど、お金があっても名声があっても救えないってことがよくわかりましたね。
| なぎさ | 2008/10/10 9:17 AM |
なぎささん、ご覧になられていたんですね。
流石です。

>アマルリックもそれは見事だった!
同感です。

闘病ものでしたが、登場する美女たちに心が奪われそうになりました。正直うらやましかったです。スイマセン。
| erabu | 2009/01/15 10:30 PM |
>erabuさんへ
こんにちは〜♪

比較的、まだ最近の鑑賞でした。
劇場では観れなかったので。
今作は絶賛されてらっしゃる方が多いですよね。
もちろん素晴らしい作品ではありましたが、見ていて辛いものがありました。
余りにもリアル過ぎるアマルリックの演技が!!!
彼、今度は『007/慰めの報酬』に出ますね!
今作の彼しか見て無いので楽しみです。

>登場する美女たちに心が奪われそうになりました。

そうでしたね〜。
確かに素敵な女性に囲まれた闘病生活でしたものね!
| なぎさ | 2009/01/16 8:53 AM |
タバコは吸わず、お酒も少々飲む程度なのに、こういう病気になってしまうのですから、人生わからないものですね。
見ていてつらかったですが、あんな体になっても、前向きな気持ちを持っていたことがすごいと思いました。
| | 2009/01/28 9:27 PM |
>花さんへ

>タバコは吸わず、お酒も少々飲む程度なのに

ほんとです〜人生わかりません!
不摂生をしている人のほうが元気だったりするのは納得できないとこもありますよね(笑)

主人公は前向きでしたねぇ。
精神的に強かったです。
楽観的なところもあって。
女性好きなのが功を奏したのかもね。

| なぎさ | 2009/01/29 8:37 AM |
ADD YOUR COMMENT









TRACKBACK URL
http://nagisanodate.jugem.jp/trackback/878
TRACKBACK
 『ぼくは生きている。 話せず、身体は動かせないが、 確実に生きている。』  コチラの「潜水服は蝶の夢を見る」は、2/9公開となった"20万回の瞬きで自伝を綴った、脅威の実話!圧倒的な映像美で描く、きらめく愛の感動作"なのですが、観て来ちゃいましたぁ〜♪
| ☆彡映画鑑賞日記☆彡 | 2008/09/17 5:32 PM |
アカデミー賞4部門ノミネート作品で、色々と評判の高い映画「潜水服は蝶の夢を見る」(原題:Le Scaphandre et
| Wilderlandwandar | 2008/09/17 9:06 PM |
潜水服は蝶の夢を見る 特別版【初回限定生産】角川エンタテインメントこのアイテムの詳細を見る 雑誌ELLEの名編集長として人生を謳歌していたジャン=ドミニク・ボビー (マチュー・アマルリック)。病室で目覚めると身体全体の自由を奪われた “ロックト・イン・シンド
| 心の栄養♪映画と英語のジョーク | 2008/09/18 6:57 AM |
評価:88点 監督:ジュリアン・シュナーベル 出演:マチュー・アマルリック、マリー=ジョゼ・クローズ、マックス・フォン・シドー 脳梗塞により左目だけが動かせるというロックドイン・シンドローム(閉じ込め症候群)になってしまった雑誌編集長が、その左目
| デコ親父はいつも減量中 | 2008/09/20 9:41 PM |
【ネタバレです】 いきなり、昏睡から目覚めたジャン=ドー(マチュー・アマルリック)目線なので、いやがうえにも追体験しながらの鑑賞になります。「自分を哀れむのを止めた」という心境に至るまでが意外と短かったのですが、そこに至るまでは想像を絶する苦悩があ
| the borderland  | 2008/09/21 9:23 PM |
骨、骨、骨のレントゲン写真にかぶさるラ・メールの歌。 冒頭からすごく凝っている。 ジュリアン・シュナーベルは「夜になる前に」でも ぼやけた感じの映像が特徴で、 光や水をうまく使う映像作家だと思う。 潜水服は蝶の夢を見る 特別版【初回限定生産】
| 愛情いっぱい!家族ブロ! | 2008/09/24 10:23 PM |
「潜水服は蝶の夢を見る」、DVDで観ました。 ファッション雑誌の編集長ジャンが脳梗塞で倒れる。豊かな人生を謳歌していたジャンは思考は...
| クマの巣 | 2008/10/04 1:24 PM |
ファッション誌「エル」の編集長として活躍する人生から一転、脳梗塞(こうそく)で左目のまぶた以外の自由が効かなくなってしまった男の実話を映画化。原作は主人公のジャン=ドミニック・ボビー自身が20万回のまばたきでつづった自伝小説。『夜になるまえに』のジュリ
| サーカスな日々 | 2008/10/08 3:04 PM |
あらすじ昏睡状態から目覚めたものの、左目のまぶた以外を動かすことができないジャン=ドミニク・ボビー(マチュー・アマルリック)。意識は、はっきりしているにもかかわらず、言葉を発することができない彼に、言語療法士のアンリエット(マリ=ジョゼ・クローズ)は
| 虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映画 ブログ | 2008/10/11 4:49 PM |
この映画は難病を題材にしている映画ですが、最近の日本の映画の難病もののように泣け
| はらやんの映画徒然草 | 2008/11/03 9:37 AM |
監督、ジュリアン=シュナーベル。脚本、ロナルド=ハーウッド。原作、ジャン=ドミニ
| erabu | 2009/01/15 10:25 PM |
☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2006年フランス=アメリカ映画 監督ジュリアン・シュナーベル ネタバレあり
| プロフェッサー・オカピーの部屋[別館] | 2009/01/18 3:02 PM |
潜水服は蝶の夢を見る 監督: ジュリアン・シュナーベル 出演: マチュー・アマルリック, エマニュエル・セニエ, マリ=ジョゼ・クローズ, アンヌ・コンシニ, パトリック・シュネ 2007年
| <花>の本と映画の感想 | 2009/01/28 9:22 PM |
ある日、脳梗塞で倒れ、全身麻痺となった雑誌「ELLE」編集長ジャン・ドミニク・ボビーの生き様を実話をもとに描いた感動のヒューマン・ドラマ「潜水服は蝶の夢を見る」(2007年、仏米、ジュリアン・シュナーベル監督、112分)。ボビーは全身の中で唯一動くのは左
| シネマ・ワンダーランド | 2009/02/09 1:32 AM |
随分前に(汗)WOWOWで鑑賞―【story】脳梗塞による昏睡状態から目覚めたものの、左目の目蓋以外を動かすことが出来なくなったファッション雑誌ELLEの編集長ジャン=ドミニク・ボビー(マチュー・アマルリック)。意識ははっきりしているにもかかわらず言葉を発すること
| ★YUKAの気ままな有閑日記★ | 2009/06/12 9:14 AM |