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2008.05.24 Saturday author : なぎさ

ホテル・ルワンダ

JUGEMテーマ:映画



2006年1月14日から順次公開された作品
2006年9月1日 DVDリリース


世界が私たちを見放しても




ようやく観ることができました。
メール便の予約は以前から入れていたのですが、なかなか手元には届かずに。


まず、この作品が公開された経緯を鑑賞後に知ってまた新たな感動を受けました。

2004年にアカデミー賞にノミネートされ、世界各国でも公開されていたにもかかわらず日本では未公開のままだった理由・・・・

作品に絡む受賞などが要因となり価格が高騰したことと
内容が虐殺など暗いイメージだったことから、女性客など敬遠するだろうと思われていたためだったとか。


そこで一人の男性が立ち上がった

当時26歳だったこの男性は"mixi"で「日本公開を求める会」(たぶんコミュニティを立てたのでしょうね)を作り、署名活動などを通じて賛同を得た著名人からの後押しもあって公開までにこぎつけたものだった。


配給会社さん、女性を甘くみないで!
今の女性はそんな単純な理由で、こんな素晴らしい作品を敬遠したりしないわよ。

私もできれば劇場で観たかった。


世界のどこかで絶えず起こっているであろうこうした悲しい争い。

でもね、国連だったり、他の第三者の国の介入があって平和裏に治まると楽観的に考えていた私。

ところがこの国の悲劇は・・・世界から見放されたこと。

彼らは世界から見捨てられたということが何より悲劇だった。



ルワンダという国はアフリカのどこかにあるくらいの知識しかなかった私。

ましてや、かつてこの国がベルギーの植民地だったとか
部族間の対立があるということも知らずにいました。


1994年3月 ルワンダ
フツ族の過激派による、ツチ族虐殺が起こる
これが"ルワンダ紛争"

この当時、4つ星の高級ホテル"ミル・コリン・ホテル"の副総支配人を務めていたポール・ルセサバギナさん。
彼は部族の壁を越えて1268名もの尊い命をこのホテルに匿い、"アフリカのシンドラー"と呼ばれるようになった。

左の方がご本人



この作品ではドン・チードルが見事に演じきっている。


和平調停に調印した直後の大統領の暗殺

300人いた国連の平和維持軍も撤退

白人たちはこの国を去って行く

フツ族の政府軍と民兵の勢力は増すばかり


そんな中、残されたポールたち・・・
ホテルの従業員が100名と難民化した人々800名がこのホテルの中で肩を寄せ合い生き延びる。

命綱はたった一つ・・・このホテルが4つ星の高級ホテルだということだけ!


ニック・ノルティー演じるのは国連軍のオリバー大佐


これがねぇ実に苛立ちを覚えます!
もっとなんとかならんのかと!
助けられへんのかと!

これではなんのための国連なんだと!



ポールは我が身の危険も省みず、実に機転をきかせて動くんです。

どこからの救援も無いと知るやいなや、著名人の知り合いがいる人に電話で自分たちの置かれた状況を訴えるようにと促します。

また、このホテルの経営者である社長(ジャン・レノ)に援護の電話を入れたり

今まで自分が培った人脈を駆使して幾度も危機を乗り越えるところなど見応え充分です。

また、妻のタチアナ(ソフィー・オコネドー)と子供たちを必死で守ろうとする強い父親でもあった彼。



窮地に立たされる彼ら

敵に囲まれたホテルの中ででも希望を失わず耐え忍ぶ。


結局、ツチ族の反乱軍が制圧するまでの100日間で約80万人が犠牲になった。


私たち平和な国に住む者として、こうした争いがどこかで起こっていても、いったいどうしてあげられるのだろうか。

この映画の中でカメラマンのジャック(ホワキン・フェニックス)が偶然、撮影した虐殺の映像に対して感謝の言葉を言ったポールに、彼はこう言った・・・

「こんな映像を見ても、恐ろしいことが起きてるのねと言って夕食を続けるくらいだろう」と。

きっと自分もその中の一人。


それでも現実を知らないよりかは、知っておくことは大切。

何もできないけれど。

監督:テリー・ジョージ
イギリス・イタリア・南アフリカ共和国合作

| 映画 《ハ行》 | 18:05 | comments(6) | trackbacks(6) | pookmark |
2009.05.25 Monday author : スポンサードリンク

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| - | 18:05 | - | - | pookmark |
COMMENT
こんにちは。
私は運良く劇場で鑑賞できました。
社会派の重いテーマでありながら、エンターティメント性が非常に高い作品でした。だからこそ、多くの人たちに訴える力があったんでしょうね。日本での上映の経緯なんて正にその通りだったと思います。
| カヌ | 2008/05/25 9:42 AM |
こんにちは。
渋谷の小さな映画館で並んで見ましたよ。

日本で公開されなかったのは
「内容が虐殺など暗いイメージだったことから、女性客など敬遠するだろう」って理由だったんですか。
私が見た時は平日昼間だったこともあるけど、圧倒的に女性が多かったのに。
私としては「ノーカントリー」なんかの方が暗いイメージですけど。
終わったあと、しばらく席を立てない感じでしたね。
「こんな映像を見ても、恐ろしいことが起きてるのねと言って夕食を続けるくらいだろう」このセリフ、本当に印象に残ってます。
| きなこ | 2008/05/25 12:01 PM |
>カヌさんへ
カヌさん こんにちは♪
いつもありがとうございます!

カヌさんは劇場でご覧になったのですねぇ。

>社会派の重いテーマでありながら、エンターティメント性が非常に高い作品でした。
はい、ほんとうに!
同じくアフリカで起こった虐殺を描いたアミン大統領の『ラストキング・オブ・スコットランド』も観ていて心が痛かったのですが、こちらのほうがもっと心の奥底にズドンときました。

鑑賞後に今作の公開までの経緯を知ってより感慨深く印象に残りました。
| なぎさ | 2008/05/25 4:31 PM |
>きなこさんへ
こんにちは〜きなこさん♪
いつもお立ち寄りくださって感謝です!

>渋谷の小さな映画館で並んで見ましたよ。
そうでしたかぁ。
並ぶほど盛況だったんですね。
そしてやはりこういう作品はミニシアターでしかかからないのも残念です。

>圧倒的に女性が多かったのに。
やはり!
映画好きな女性って、自分で言うのもおこがましいですが、世界情勢にも敏感だったりしますよね。
リアルタイムではなかなか知り得ないこうした紛争のことも、映画を通して知ることができる。
命を育み、平和を愛する女性だからこそ観ておきたい作品ですよね。

>私としては「ノーカントリー」なんかの方が暗いイメージですけど。
これ、まだ未鑑賞です。
いろいろ見た方の感想を拝見したらかなりラストがやりきれないみたいですね。

きなこさんは、たくさん映画をご覧になられていらっしゃるのに、ブログは開設されていないのですか?
映画にもお詳しいようなので、映画ブログもできるのではないかといつも思ってます♪

| なぎさ | 2008/05/25 4:42 PM |
こうゆう映画が作られる意義、観る意義、
そういったことを考えて公開作品が
決められたらいいのですけどね。
商業作品である以上仕方のないことでもあるんでしょうね。
それにしても映画業界もやっぱり女性客の獲得ってのは
とても重要なんですね〜。
| miyu | 2008/08/26 10:15 AM |
>miyuさんへ
こんにちは〜miyuさん♪

エンタメ性のある作品ばかりではなく、こうした作品も重要ですよね。

>商業作品である以上仕方のないことでもあるんでしょうね
でしょうね。
お金にならなければ作れない、作った以上はお金にしたいということでしょうが、そういうことを抜きにして作れればもっと良い映画が生まれてきそうなんですけどね。

>映画業界もやっぱり女性客の獲得ってのは
とても重要なんですね〜。
でしょうねぇ〜。
そうなると今度は逆に、女性が好む作品を作ろうと偏ってしまわないかと心配になりますね。
| なぎさ | 2008/08/26 5:42 PM |
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