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2008.03.21 Friday author : なぎさ

深紅

JUGEMテーマ:映画



2005年9月17日 公開作品
2006年2月10日 DVDリリース


ビックカメラの前でキスするのはやめてください・・・そこの女性たち


これは良かったです!

最後まで一気に観てしまいました!
深夜のTV放映を録画して観たんですが、たぶんノーカットだったと思います。

2004年6月に亡くなった野沢尚さんの原作&脚本による遺作。

監督は、今村昌平氏の助監督を務めていた経歴を持つ月野木隆さん。


主人公の秋葉奏子は修学旅行先で家族の訃報を知る。

彼女の家族は、都築(緒方直人)という男に殺害された。


8年後・・・・・

奏子(内山理名)は、加害者の娘・都築未歩(水川あさみ)に接近し身分を隠して友達になる。


突然、自分以外の家族を全て失うという過酷な人生を余儀なくされた奏子。

一方、父親が殺人犯、そして死刑囚となってしまった娘・未歩。

被害者も加害者も、残された者の悲劇は消えることはない。


これね、まず奏子が先生(南野陽子)に呼ばれてタクシーで病院へ向かうところから始まります。
奏子の少女時代を演じているのは堀北真希


旅館を出てタクシーに乗り、長い道のりを深夜の高速をひたすら走る・・・・。

後に彼女はこの時の記憶が心理的な障害となり苦しむことになるのです。



気になるのは、この都築という男がなぜこんな残忍な犯行に至ったのかです。

ストーリーが進むに連れて明らかになる真実。

「そりゃ〜腹も立つわなぁ」という犯人の動機にいささか同情もするが、罪の無いまだ幼い奏子の弟二人にまでも手をかけてしまったことは許されるものではない。


作者である野沢氏は明言してはいないようですが、この一家惨殺にはモデルとなった実際の事件があるようです。

「自分だけ生きててごめんね」

奏子は何度も自責の念にかられます。

もぉねぇ、この部分がとてもいたたまれないです。

残された者もまた十字架を背負って生きていかなければならない。


加害者の親族はそれ以上の地獄です。

「お父さんは罪をつぐなえるけど、私はどぉすればいいの。」という未歩のやり場の無い罪悪感。
これもまた悲劇です。


しかも、未歩は父親が事件を起こす以前に、母親を亡くしています。
それも、自分の誕生日に・・・。

父親のことで友達もできず、やっと分かってくれる人ができたと結婚した夫の明良(内田朝陽)からはDV被害を受けるという未歩の人生。

"因果応報"なのでしょうか。
彼女の前世の報いなのでしょうか。



憎しみの感情は果てしなく連鎖し引き継がれていくというものがテーマになっているように思った。


これキャスティングが絶妙です!

まずいきなりホマキ南野陽子で興味を引かれる。
ただ、ホマキの年齢設定がたぶん11歳とか12歳だったと思うんです。
それはさすがに無理かなと。

タクシー運転手が小倉一郎
奏子のおばさんに田中好子
成長した奏子に内山理名
未歩役には野沢氏からのご指名だったという水川あさみ
残忍な加害者に緒方直人
奏子の父親に小日向文世
事件を追うルポライターに平田満
奏子の彼氏に塚本高史
同じく友人に安めぐみ

未歩の住んでいたアパートの大家でチラッと出てきたのが根岸季衣
根岸季衣って大家の役この前も『陰日向〜』でやってたなぁ〜って。

それから心理カウンセラー役に島田楊子が出てたので驚きでした!

平田満の使い方は少々もったいなかったかなぁ〜。
もぉちょっと奏子と未歩の二人に関わって欲しかった。

小日向サンですよ!
この人、イイ人キャラだから急に手のひら返したように冷酷になるとすんごい怖いものありますね!!!

なんと言ってもこの緒方直人は必見!!!

チェーンソーとかなずちを手に秋葉家へとやって来ます。
次々と家族を襲っていく鬼のような冷酷さ。
犯行後、血の海の中でつぶやく娘の名前・・・。
その背中に泣けました。

ですが、被害者と加害者の人間関係が充分に描かれていないところがあり、被害者が彼に共同保証人の話を持ち込むほどの関係だったのかがイマイチ不明瞭ではありました。


ラストは二人の女性が希望を見出したような結びとなっています。

憎しみの連鎖を断ち切って彼女たちは新しい道を見つけたのでしょうか。

携帯のメモリーを消し去った二人が、もう二度と会うことはないでしょう。









| 映画 《サ行》 | 08:20 | comments(6) | trackbacks(4) | pookmark |
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COMMENT
なぎささんこんにちは。

コレ深夜やってたの少し前でしたよね。たぶん僕もソレで観ましたもん。

僕もコレなかなか興味深く見ました。

小日向サンも人が良さそで嫌味をだすキャラはこの映画と同年の三丁目の夕日でも演じてるしね。
でも緒方直人は迫力不足だったかなぁ。
| motti | 2008/03/21 11:30 AM |
こんばんは!
これはとても印象に残っている作品です。
さすがは野沢尚脚本。素晴しかったです。

>"因果応報"なのでしょうか
>彼女の前世の報いなのでしょうか
彼女は幸せになりたくなかった。なってはいけないと思っていた。
だから、正体を知っていたけど、
奏子からも、男からも逃げなかった・・・
私はそう感じました。未歩、可哀想でしたね...(uu。
| kira | 2008/03/21 11:13 PM |
こんばんは〜
これ本は読みました。読み始めると一気でしたよ。2人が抜き差しならないところまで、行くしかないのかとハラハラしながら読んだけど、ラストは少しホッとしました。
映画も観てみたいっす(^^)
| カヌ | 2008/03/21 11:46 PM |
>mottiさんへ
こんにちは〜mottiさん♪

えぇ〜そぉですそぉです!
mottiさんもご覧になったのですね☆

なんかグイグイ引き付けられるものありましたよねぇ。

>小日向サンも人が良さそで嫌味をだすキャラ
この方、日頃はとっても口調も優しいし温和な顔でそういう感じの役が多いでしょ〜。
こういう人が急にガラッと冷たい言葉を言うとすごく怖く感じますよね。
『三丁目の夕日』でもそぉでしたよね!

>でも緒方直人は迫力不足だったかなぁ。
そぉでしたかぁ。
写真に写ってた人物を見て一層、逆上するところがなんかゾクゾクしちゃいました。

前から観たいと思ってた作品だったので満足できました。
| なぎさ | 2008/03/22 8:32 AM |
>kiraさんへ
こんにちは〜kiraさん♪

やっぱり原作者が脚本も手がけたってところが良かったのかもしれないですねぇ。
作者の思い入れが感じられますものね!

>彼女は幸せになりたくなかった。なってはいけないと思っていた。
なるほどぉ〜。
そぉいう見方もできますねぇ。
未歩という女性はこういう生き方しかできないと思い込んでいたのかもしれないですね。
結局、彼女も父親と同じように自分で自分を"檻"の中へ追いやってしまったのかなぁ。
なんとも切ないお話しでした。
| なぎさ | 2008/03/22 8:36 AM |
>カヌさんへ
こんにちは〜カヌさん♪

カヌさんは原作を読まれたのですね。

>ラストは少しホッとしました。
えぇほんとに!
あのラストが、キレイに描き過ぎと言う方もいるかもしれないですが、まだ若い女性のこれからの人生にまだ希望はあるというニュワンスで終わったのは良かったと思いました。

脚本も原作者の野沢さんが手がけていますので良かったですよ♪
カヌさんも機会があればぜひご覧になってみてくださいヾ(^ー^)ノ
| なぎさ | 2008/03/22 8:41 AM |
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