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2007.07.07 Saturday author : なぎさ

海を飛ぶ夢



『海を飛ぶ夢』
たま〜に、ハリウッドでもない、日本でもない映画っていいもんですね。

前から観たかったこちら。
2004年のスペイン映画です。
アカデミー外国語映画賞を受賞してます。

この上↑の画像の男性が主人公なんですけどね。
この人、28年間も寝たきりなんですよ。
若い頃の事故で首の骨を折ってしまい、手足が不自由になったんです。

名前はラモン・サンペドロ。
これ実在した人物です。

寝たきりの人生に尊厳を見出すことができずラモンは「尊厳死」という選択をします。

生きてると毎日が楽しいとか有意義とか、そんな日ばっかりじゃないですよね。
正直、面白くない、むしろ辛い事の多い毎日だったりします。

それでも、元気で生活できてるというこを考えると、少々のことは「ま、いいか」と受け流せたりできるもんですよね。

ところが、このラモンは違います。

首から下が全く動かせない。
人の手を借りなければ寝返りひとつできない身体なんです。

そんな生活をもう28年間も送ってきてるわけです。

で、ラモンは、もういいと、もう生きるのはいいと、生きながら死んでいるような人生にピリオドを打ちたいとなったわけです。


しかしながら本人はそう言っても法治国家でそれは許されない。

身体の自由がきく人なら自殺もできるでしょうけど、ラモンの場合それもできない。

それでもね、ラモンは恵まれています。
彼のために人生を犠牲にして世話してくれている兄のホセ(セルソ・ブガーリョ)と、兄嫁のマヌエラ(マベル・リベラ)をはじめ、その息子ハビ(タマル・ノバス)、そしてラモンの父。

彼の周りには愛情が溢れています。
特に兄嫁のマヌエラさんには頭が下がります。
実の親にでもここまでできるかと思うほど、ラモンを親身に世話するんですねぇ。

そんなにまでして長年世話をしてる家族に対して、
フランシスコ神父が「家族に愛情が足りないからラモンが死を選ぶんだ!」
などと、のたまうんですねぇ。

これにはマヌエラも怒り心頭!!!

「あなたは、やかましいわ」と神父を一蹴!!!

こういう介護を要する病人が家にいると、世話をするほうが先に精神的にまいってしまうことが多いですもんね。

義理の弟であるラモンを、息子のように介護するマヌエラさんの姿に感動しました。

この作品には、他にもラモンを愛する人々がいろいろ出てくるんですよ。

弁護士のフリア(ベレン・ルエダ)もその一人。
彼女はある深刻な病気を抱えてます。
この人、既婚者で優しい旦那さんがいるのにラモンに惹かれます。

ラモンがTV出演した姿を見て訪ねてきた子持ち独身のロサ(ロラ・ドゥエニャス)も、ラモンに恋愛感情を持つんです。

いささかこのロサは厚かましいとこがあるんです。
我が子をいきなり連れて来たりして。
ほんで、その子供がラモンの足をつねったり・・・。

ま、このラモンというおっちゃんが、なんかしら結構モテるんですよね。

自分の不自由な身体をネタにして笑いをとったりする「自虐ネタ」なんかが意外と母性をくすぐって女性の心を掴んでるのかもしれないです。


TOPの画像はメイキャップで老け役を演じたハビエル・バルデム
回想シーンでの若い頃のラモン役の彼はこんな感じ。



30代の彼が、50代のしかも四肢が麻痺した人の役柄をごく自然に演じてるんですね。
時々、演じてることを忘れてしまうほど。

このタイトルにもあるように手足の不自由なラモンが、いきなりすっくと立って、窓からダイブ!!!

そして低空飛行で海まで飛んでいくシーンがあるんですけど、爽快なカメラワークがなんとも言えず良いんですよね。

監督はスペインの若き巨匠アレハンドロ・アメナーバル
この人、製作、脚本、音楽、編集まで携わってます。

テーマは重いんですが、ズシーンとした感じにはなっていないのが観ていて救われます。

いや、むしろ、ラモンの最後にはこれでよかったんじゃないかと納得できてしまうんですよね。

もし自分がラモンの立場になったら・・・
家族がなったら・・・

これは永遠のテーマでしょうね。



| 映画 《ア行》 | 16:16 | comments(2) | trackbacks(9) | pookmark |
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| - | 16:16 | - | - | pookmark |
COMMENT
なぎささま、こんにちは。
これ、今頃観たのですが・・・。本当に考えさせられましたね。
テーマはとっても重いですが、映画としても素晴らしかったですよね。
あの空撮とか、音楽とか・・・。監督の才能、凄い!
劇場で観たかったなと思いました。
ではでは、また来ます〜。
| 真紅 | 2008/02/12 10:11 AM |
>真紅さんへ
こんにちは〜♪
そぉ!これ名作ですよね!!!
やはりアカデミーの外国語映画賞を受賞した作品には秀作が多いですよね。

>あの空撮
言えてますぅ♪
窓からフワッと飛び立つ映像がまるで鳥になった気分でした。

監督さんの力量ももちろんですが、主演を演じたハビエル・バルデムの名演技あっての傑作でしたねぇ。
| なぎさ | 2008/02/13 3:42 PM |
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一般的に、「アルツハイマー」というと、「ボケ」、「認知症(痴呆症)」の別名のことだと思っている人が多いようですが、これは違います。たしかに、「アルツハイマー」は「認知症」の一種ではありますが、認知症をタイプ別に分けた時の一種のことなのです。
| アルツハイマー | 2007/07/07 5:44 PM |
約束しよう。 自由になった魂で、 きっとあなたを抱きしめる。
| ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!! | 2007/07/08 11:43 PM |
原題 「sea inside」がすごく合う映画だなあと思った。 あの爽快感がたまらない。自分を一度殺したあの美しい海に帰る心とはどんなものなのだろう。 ラモンは海の事故で四肢麻痺となり、28年間もの間、寝たきりとなりながらも、兄夫婦や甥、父に支えられ生活してき
| no movie no life | 2007/07/14 3:55 PM |
【海を飛ぶ夢】 ★★★☆ DVD ストーリー 25歳の時に海で起きた事故で首から下の全身の自由を奪われ、寝たきりの生活を送り続けてきたラモン
| りらの感想日記♪ | 2007/07/21 8:22 PM |
 『世界中が泣いた―― 魂を揺さぶる真実のラブストーリー』  コチラの「海を飛ぶ夢」は、事故で四肢麻痺となった実在の人物ラモン・サンペドロ(ハビエル・バルデム)が尊厳死を切望する様を描いたPG-12指定のヒューマン・ドラマです。  これほど真摯に生と死
| ☆彡映画鑑賞日記☆彡 | 2008/01/09 9:12 PM |
 MAR ADENTRO  事故により、20数年間寝たきりで過ごすことを余儀なくされた男性が、「尊厳ある生」 を求めて闘う、スペインの実話に基づ...
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監督 アレハンドロ・アメナバール 製作 アレハンドロ・アメナバール、フェルナンド・ボバイラ 脚本 アレハンドロ・アメナバール、マテオ・ヒル 出演者 ハビエル・バルデム、ベレン・ルエダ 他 公開 スペイン(2004年9月3日)、日本(2005年4月16日) 時間 125分 製作国
| 私の研究日記(映画編) | 2009/03/08 5:01 PM |
『海を飛ぶ夢』を観ました事故で四肢麻痺となった主人公が、法律では認められていない尊厳死を求めて闘いを繰り広げる姿を通して、生とは何かを問いかけていくヒューマン・ドラマです>>『海を飛ぶ夢』関連原題: MARADENTRO    THESEAINSIDEジャンル: ドラマ上映
| おきらく楽天 映画生活 | 2009/03/22 11:06 PM |
2004 スペイン フランス 洋画 ドラマ 作品のイメージ:感動、切ない 出演:ハビエル・バルデム、ベレン・ルエダ、ロラ・ドゥエニャス、マベル・リベラ 自ら死を望んだ実在の人物ラモン・サンペドロの手記「レターズ・フロム・ヘル」をアレハンドロ・アメナー
| あず沙の映画レビュー・ノート | 2009/06/10 10:38 AM |