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2007.06.16 Saturday author : なぎさ

ロード・オブ・ウォー



ごく普通に出会って
ごく普通に結婚した二人
ところが、だんな様には秘密がありました。

だんな様は「武器商人」だったのです。

いわくつきの作品を鑑賞。

武器の闇市場で暗躍する「死の商人」と呼ばれる人物の逸話を描く問題作。

登場する銃器は、ほぼすべてが本物と言うから驚いた!

ストーリーのあまりにも刺激が強いことに恐れをなして、米映画会社が製作を拒否。
『華氏911』を配給したのでも知られる、カナダのライオンズ・ゲートが製作を買って出た。
なんと恐れを知らない素晴らしい映画会社だろうか。

じゅうたんのように銃弾が敷き詰められた上をカメラが進んでいくと、一人の男が立っている。
彼の名は主人公のユーリー・オルロフ(ニコラス・ケイジ)。
旧ソ連ウクライナの出身。
アメリカに移住後、ニューヨークのスラム街でさえない日々を過ごしていた。

ところが、ある日、彼にとって転機となる出来事が起きる。
レストランで、ロシア人ギャングの銃撃戦に直面したことで、彼は「武器商人」の世界に足を踏み入れる。

しかし、そんなに簡単に武器商人なんてヤバい職業になれるものなのだろうか?

彼は言う
「レストランが腹を空かせた客に食事を供給するように、武器を必要とする者に銃を供給する」と。

ユーリーは、冷戦構造が崩壊したことでさらに「ビジネス」を拡大させる。

なぜなら、旧ソ連圏の国から大量の武器が流出し始めたからだった!

そうして手に入れた武器を、内戦に明け暮れるアフリカや中南米諸国に売りまくっていった。

ユーリーの武器供給が滞れば、戦争の継続が困難になる国家まで出てきた。

年間売り上げを伸ばし、リッチマンになった彼は、トップモデルと結婚し、マンハッタンの超高級マンションに住み、妻と息子の三人で優雅に暮らしていた。

もちろん、妻エヴァ(ブリジット・モナハン)には自分が「武器商人」などというヤバい仕事をしていることは内緒で。

ところがぎっちょんちょん。
世の中そんなにうまい事ばかりじゃない!
ユーリーのしていることは法に触れる「非合法」。
ゆえに「インターポール」(国際警察)のヴァレンタイン(イーサン・ホーク)が動き出す!

ユーリーは自らの存在を「必要悪」と強調する。

戦争が存在するうちは、武器商人という存在は絶対になくならないのだと。

いや、武器商人なる者がいるから、戦争が無くならないのではないのか。

世界には5億5千万の銃がはびこっている。
12人に1丁の割合になる。
ユーリーら武器商人が目指すところは・・・
一人に1丁だと・・・。

「平和は大損害をもたらす」と言ってのけるユーリー。

西アフリカの純心無垢な人々に、取引無効になった武器を「無料サンプル」だと言って配るユーリー。

リベリアの冷酷な大統領が、人に向けて銃の試し撃ちをした時には、「一度でも撃てば中古品になる!」と銃の心配をするユーリー。

しかし彼にとって本当の意味での「最大のお得意さま」というのは、
実は・・・あの国そのものだったんですねぇ。

これタイトルにある「ロード」は、「道」を意味する「road」ではなく
君主・主・支配者を意味する「lord」なんですよね。

日本ではこの「lord」には、さほど馴染みが無い。
従って当初は邦題を『アメリカン・ビジネス』にしようとしていたのだそうです。

直前になって監督のアンドリュー・ニコルから「決してアメリカを批判するための作品じゃない」とダメ出しされ、結局タイトルは原題のままで、副題に「史上最強の武器商人といわれた男」をつけることにしたらしいのです。

でもなぁ〜、ん〜?
批判してませんかねぇ〜?

「必要悪」なんて本当に必要なんだろうか?

結局、ユーリーの周りからは、両親からは絶縁され、弟も消え、妻も息子も去っていった。

彼の存在意義じたいが疑問に思う考えさせられる作品だった。










| 映画 《ヤ・ラ・ワ行》 | 17:34 | comments(8) | trackbacks(11) | pookmark |
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COMMENT
この作品を観に行った頃は私ニコラス・ケイジが苦手で
招待券があったから仕方なく行ったくらいのエピソード付きなんですが
その後いろいろと見ているうちにやっぱりうまいし面白いし
この人いいわぁ〜〜〜という感想に変わってきましたね。
さすがにこの作品で面白いと言うとちょっと違うかもしれないけれど
説得力があってなかなか見応えありました。
| ジュン | 2007/06/18 12:26 AM |
>ジュンさんへ
ニコラス・ケイジに最初は拒絶反応が出るというのは、すっごく分かります!
私も最初そうでした〜(笑)
一番最初に彼を観たのは確か『ペギー・スーの結婚』という映画だったと思います。
ちょっとヌボーっとした表情が、なんとも嫌だったのを覚えています(笑)
それが彼の持ち味と思えるようになるまで、少し時間がかかりました。
この作品は、題材にした人物が非常に興味深いですよね!
「武器商人」の映画なんて観たことなかったです。

>説得力があってなかなか見応えありました。
こんな人、本当にいるの?って思いそうですが、彼が演じる事で説得力ありましたよね!
| なぎさ | 2007/06/18 8:42 AM |
なぎささん、こんにちは。

私は冒頭の膨大な空薬莢の上にたたずむ彼をみて、即座に死神だと感じました。そして最後までに鑑賞して、本人の意志とは別に、死ぬこともできず、捕まることもゆるされない、まさしく死神、彼の存在自体が必要悪なんだと感じました。
その為に、一般世間からは認められず、はらう代償も大きいのだと。

自分ではもう、どうすることも出来ない、嘘でかためられた人生、表社会には存在しない虚像のような気がします。
| | 2007/06/18 4:40 PM |
>at: 2007/06/18 4:40 PMにコメントをくださった方へ
コメントありがとうございました!

「死神」だと思われたというのはわかる気がします。

>彼の存在自体が必要悪なんだと感じました。
ある意味、彼はほんとに「死神」だったのかもしれませんね。

>表社会には存在しない虚像のような気がします。
「虚像」・・・なるほどです!
本当は陽の目を見ることの無いこうした闇の人物が、実社会にはうごめいているのでしょうね。
| なぎさ | 2007/06/19 9:11 AM |
なぎささん、失礼しました。

at: 2007/06/18 4:40 PMのコメントは私です。TBもさせていただきました。
| イエローストーン | 2007/06/19 3:54 PM |
>イエローストーンさんへ
あら!
イエローストーンさんだったのですね!!!
わざわざすみません。
「御足労」おかけしましたm(_ _)m
TBありがたく頂戴いたしますね!
| なぎさ | 2007/06/20 9:11 AM |
はじめまして。
TBありがとうございます。
映画はなんとなく、すっきりしないまま見ていたのですが、こちらのサイトは映画制作の裏側まで書かれていたので、とても面白かったです。
わたしもニコラス・ケイジはそれほど好きでもなかったんですが、この映画で演技力を改めて感じました。
| りあむ | 2007/10/03 10:21 PM |
>りあむさんへ
はじめまして〜♪
こちらこそTBありがとうございました!

あらかじめこの作品のことを知った上で観ればまた感想が違っていたかもしれないなぁと私も、鑑賞後に調べてちょっと後悔しました。

N・ケイジって、第一印象はほとんどの方が拒絶反応を示しますねぇ(笑)
でもりあむさんも仰るように演技力派の素敵な俳優さんですよね!
| なぎさ | 2007/10/04 8:31 AM |
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