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2007.04.14 Saturday author : なぎさ

男たちの大和 YAMATO



いつ観ても戦争を描いた作品は辛いものが残ります。

悲惨な戦闘シーンや戦場場面には、もちろん息を呑みましたが
思わず涙が出てしまったのは・・・

女性たちの、息子や夫に対する強い強い想いでした。


迫力ある巨大なYAMATOのセットでしたが、甲板でのシーンも実はこんなだったんですねぇ。
私はタイトルに反して、あえて「女たちの大和」として感想を述べさせていただきたく思います。

本作の中で、母親は三人出てきました。
常田(崎本大海)の母(高畑淳子)。
西(内野謙太)の母(余貴美子)。
神尾(松山ケンイチ)の母(白石加代子)。

どの母親も「お国のために死んでこい!」とは一言も言いません。
どのお母さんも「生きて帰って来て欲しい!」「死んではいけない!」と息子に訴えます。

母親ならば当然です。

常田の母は、里子に出した我が息子を別れ間際にしっかり抱きしめて
「死んだらあかん!」と叫びました。

西の母は、生還した神尾に「のうのうとあんたは生き残ったんか!」と罵倒しましたが、
生き残ったことを悔やみ「ごめんなさい」と土下座して泣く彼の姿に、「あんたは死んではいけない!」と亡き息子の分まで生きて欲しいと神尾の肩を揺すって叫びました。

そして神尾の母は、夫を亡くし、長男の安否も分からない状態でまた次男をも出征させることを嘆くように「死んだらあかん!」とポツリとつぶやくのでした。

この母を演じた白石加代子は、太平洋戦争開戦の翌日に生まれたそうです。
「世界のどこかで起きている戦争を無関係のように生きることは恥ずかしいこと」と述べている。

愛する人の無事を見守る女性たちもいました。

神尾のことを慕っていた妙子(蒼井優)。
内田の恋人で呉の芸者・文子(寺島しのぶ)。
唐木の妻(みれいゆ)。

長島一茂が演じていた上官が言ったセリフの中に
「これからの日本を変えるために死にに行くのだ」というような言葉がありました。

兵士たちの間にも、自分たちの死が「無駄死に」になることへの不満を誰しもが抱いていた。

戦後60年が経ち、日本は平和な国になったというのは事実でしょう。

多くの犠牲の上に手にした平和です。

でも言い換えれば、ここまでの犠牲者を出さなければ手にすることができなかったということです。

そして平和を感じている人の中にも、神尾のように生き残ったことを悔いて余生を生きた人たちも大勢いることでしょう。

神尾(仲代達矢)のセリフに
「やっと生き残った意味が分かった・・・私の昭和が終った」とありました。

東映は「鎮魂、そして語り継ぐために」をテーマとしてこの作品を製作したそうです。

語り継ぐことはとても大切なことですね。
そういう観点からも、戦争を描いた映画はこれからも必要だと感じます。

最後に、ここだけがちょっとヘンじゃないかと・・・
鈴木京香の演じた真貴子って、戦争孤児として内田が養父になったという設定でしたが、彼女の年齢設定は幾つだったんでしょ?
若過ぎやしないかぁ〜。

| 映画 《ア行》 | 17:56 | comments(4) | trackbacks(8) | pookmark |
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| - | 17:56 | - | - | pookmark |
COMMENT
恒久平和・・・
こうやって亡くなっていった人々の残した歴史を忘れてはいけないはずなのに・・・

この作品を観ながら、女達の強さと悲しさ、生きていることの大切さ。いろいろなことを考えながら、亡き祖父を思い出しました。

観てよかった〜
| D | 2007/04/14 10:30 PM |
なぎささん、おはようございます♪
涙なくしては観れない映画でしたね!死ぬ前に「おかあちゃん!」とみんな口にするのが印象的でした。
まだ未婚・・・いや10代の男の子達が主だったのですもんね 涙。
私は「硫黄島からの手紙」を観に行く前にこれを観てしまい(DVDで^^)そのせいかあっちの方は・・・でした。戦争物が事実を語っているのならば、甲乙なんてつけられないのですが^^:
ところで、リンクさせていただきましたぁ★
事後報告でごめんなさい(^.^)
| とんちゃん | 2007/04/15 8:52 AM |
>Dさんへ
>恒久平和
これ、大切ですね!!!
自国の平和だけじゃなく世界的にもグローバルに平和じゃないと真の平和とは言えないし、未来永劫に平和が続かなければいけませんものね。

そういう意味でも、女性って平和のシンボルだと思うのです。
女性はいつも平和を強く願っているし、争いが嫌いですものね!

私たちの子供の世代も素敵な時代であって欲しいものですね!
| なぎさ | 2007/04/15 1:44 PM |
>とんちゃんさんへ
ほんと!リンクしてくださったんですか〜♪
嬉しいなぁ〜☆
ありがとうございました!
こちらからも是非リンクさせてくださ〜い!

死ぬのが分かっていながら戦うってどんな気持ちなんでしょうね。

私の父は当時12,3歳の子供だったにも関わらず、特攻隊へ志願しようと思っていたと後年話していました。
まだ幼い子供にまでも、そういう気持ちにさせるって、この時代の凶器に満ちた世相が怖いですよね。

戦争の陰で涙を流した女性たちの姿が如実に描かれていたことが良かったと思いました。

今後ともよろしくお願いします☆
| なぎさ | 2007/04/15 1:50 PM |
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