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2007.03.31 Saturday author : なぎさ

火宅の人



壇ふみさんのお父ちゃん
酒にオンナに明け暮れて、合い間に作品書き上げてたのねぇ。

お疲れさんです。

1986年の東映作品です。
出てる人みんな若い!

壇一雄って、壇ふみの父親ってことくらいしか知りません。
彼が20年もかけて書き上げたという原作を、深作欣二監督が映像化したわけです。

とにかく遠まわしな表現なんか一切ありません!
サクサク小気味良く進むこと!進むこと!
それでいてそれぞれのキャラがしっかり立ってて、主張するとこはしっかり抑えてるという、ま、いささかオーバー気味なリアクションがありましたが、それも御愛嬌ということにしておきましょう。

ハッキし言って壇さんはオンナ好きです〜♪
それは彼だけじゃなく、少なからず男性ならそうでしょうが、この人は本能のまま生きてます。
女性と浮気旅行へ行ったことを、嫁にそのまま報告するという・・・正直なのか、鈍感なのか、悪気は無いと言えばそうでしょうが、悪気があったら許せないですが。

子供が先妻の間の子と合わせると5人もいるのです。
壇ふみさんは長女ですが、上に兄が3人いました。
その次男は脳性マヒという障害を負って早くに亡くなっています。

奥さん、相当苦労されたと言わざるを得ない状況でした。
旦那は愛人と暮らし始め、たまにしか家には帰って来ない。
障害のある息子と他の子供たちの世話に明け暮れる日々。

でもねこの奥さん面白い人でした。
ある日、突然、我慢の限界がきて家を飛び出します。
二度と戻らないと言い残して・・・。

壇氏はそのまま執筆のためという口実でホテルで寝泊り。
残された子供たちは、お手伝いさんが面倒をみる始末。

ところが、あんなに啖呵切って出てった奥さん、あるカミナリの鳴り響く晩にまた戻って来ます。
子供たちの面倒をみていくと腹を決めて戻ったけれど、他の女性に目が行ってしまった旦那を夫としてはみれないとはっきり断言する。

それを聞いた壇氏は、待ってましたとばかりに家を飛び出し、愛人と同棲生活を始めちゃう!
ま、なんとハッキリした人でわかりやすい!

がしかし、その愛人との蜜月もやがては幕を下ろすことになるのですが。

そうそう、「火宅」ってどういう意味がご存知ですか?
当然のことながら私は知りませんでしたが、冒頭にその意味が出てきます。
「煩悩に身を焦がし 不安の絶えないさまを 火災にあった家にたとえて 「火宅」という」のだそう。
まさに壇一雄という人は、己の煩悩の欲するがままに生き、その代償としてさまざまな不安を抱いていたであろう人物である!

世の男性諸氏だって、こんな生き方が許されるものならしてみたいと、ちょこっとくらいは思うでありましょう。

ただ、壇氏の女性に対する依存性は、幼い頃に彼と妹たちを置いて出て行ってしまった母親が原因しているのかもしれません。

さて、その煩悩に身を焦がした作家・壇一雄こと桂役に緒方拳
牛乳びんの底みたいなまん丸眼がねをかけ、女性に対しても丁寧な口調で話します。
そんな桂を飄々と演じた緒方拳は、どことなく憎めない桂の性格を醸し出していました。

妻・ヨリ子役には、いしだあゆみ。
この作品の中で、もっとも「まともな人」だったかもしれないという印象が残りました。
障害の残った息子を治したい一心で、一時期は正気を逸していましたが、苦境の中で5人の子供を必死で育てていた母親をいしだあゆみは好演していました。

そして、桂がすっかりのめり込んだ愛人・恵子に原田美枝子です。
この頃は、彼女もまだ脱いでいた時期で、今作でも惜しげもなく豊満なバストを披露してくださっていました。
上目遣いで桂を見るあの瞳は実に艶っぽい!

もう一人桂を翻弄する女性が出てきました。
ホステスの葉子役に松坂慶子です。
まだほっそりとしていて今のような「ビア樽体形」ではない松坂慶子でした。
美しい〜♪
でもね、この人物だけが本当にいたのだろうかというような女性でした。
初対面から余りにもうまくいき過ぎてたので。

本妻VS愛人のガチンコ勝負が面白い!
恵子が「ご無沙汰してます」と微笑んで本妻に言うと
本妻のヨリ子が、いきなり恵子のおでこをパンと叩く!!!

これってスゴイでしょ!

普通こういう場合、頬をパシッでしょ。
なのに「おでこ」って・・・。
なんかいたずらした子供をたしなめるって感じで、本妻の勝ち!

ラストシーンで奥さんが桂に言うんです
「あなたのことは何でも分かりますから・・・」って。










| 映画 《カ行》  | 20:12 | comments(2) | trackbacks(3) | pookmark |
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| - | 20:12 | - | - | pookmark |
COMMENT
こんにちは!
直接には関連してませんが“ダンフミ”系列(?)記事を持ってあがりました。(笑)

本作のパワフルなハチャメチャ具合はまだ日本映画が元気だった証拠でしょう!
これ原作もすごいですよ〜。(笑)

余談ですけど世に駄作と呼ばれている同じく緒形と松坂共演で「グッバイ・ママ」。愛人(松坂)対本妻(室井滋)、夫(緒形)の芸達者陣。これ、けっこう私は好みでした。
何せ、ほれ、夫婦喧嘩の映画、好きですから。(笑)
| viva jiji | 2007/04/01 10:10 AM |
>viva jijiさんへ
こんにちは〜♪
先ほどお邪魔したら、本当ですねぇ偶然にも壇ふみつながりのレビューですよね!

のっけからポンポンと展開していって、どんどん引き込まれるんですよね。
仰るように元気だった時代の日本映画でした。

私も好きですねぇ〜夫婦喧嘩の映画って。
特に、本妻と愛人が鉢合わせして火花飛び交うオンナの戦い!
こういう構図の場合、女性って憎しみが、浮気したほうの夫よりその相手の女性にいっちゃうんですよねぇ。
これも女の性なんでしょうかね〜(笑)。
TBありがとうございました!
| なぎさ | 2007/04/01 2:42 PM |
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| 映画と暮らす、日々に暮らす。 | 2007/04/01 10:00 AM |
一人の小説家の堕落人生を描く官能映画で、あんまり僕は好きじゃないんだよな・・なんと言いますか、得るものが無くて・・・。ただ、煩悩に振り回されて、だらしないだけの男を描いただけじゃん?
| 映画や本を淡々と語る | 2007/05/31 12:22 PM |
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| マナブならcocoガイド | 2007/08/21 4:31 PM |