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2007.03.18 Sunday author : なぎさ

カポーティ



ノンフィクション小説という新たなジャンルを切り開いた、アメリカの小説家トルーマン・カポーティが、『冷血』を書き上げるまでの揺れ動く心理状態に切り込んだ作品。

犯罪者に近づいて取材を重ねるうちに、彼の中で複雑な思いが交錯していく。

そんな微妙な部分をクローズアップしているわけですが、残念ながら私にはやや退屈な作品でありましたよ。
主演のフィリップ・シーモア・ホフマン、これでアカデミーの主演男優賞を獲りましたねぇ。
蝶ネクタイに、黒ブチの大きな眼鏡、甲高い声に独特の喋り方のカポーティ。
本人のことは『ティファニーで朝食を』の作家であることくらいしか知らない私などには、それが似てるのかどうかも・・・。

1959年、カンザス州の田舎町で実際に起きた一家惨殺事件に興味を持った彼は、二人の容疑者のうちの一人ペリー(クリフトン・コリンズJr.)の心理に迫ろうと徹底した取材を重ねる。

やがて、二人の間に奇妙な友情が生まれる。
しかし、私はこの「にわか友情」はニセモノであったのではないかと思う。
あくまでもカポーティの方は、執筆を進めていくための手段にしか過ぎなかったと感じた。

もしかすると、ゲイだったカポーティがペリーのことを愛してしまったかとも思ったんですが。

それでも、このペリーという犯罪者の生い立ちは、カポーティと似たようなところがあって、二人が親近感を抱くことに時間はかからなかったようだ。

実際、カポーティの母親は後年自殺している。

カポーティ自らが犯罪者の牢に入り、膝詰めで話を聴くというように
作家は身を削るような取材でしか人間心理や、社会の闇の部分は描けないものなのかと、そこまでする「作家魂」には敬服する。

死刑囚となったペリーが、カポーティが自分のことを書いた小説のタイトルを『冷血』と知ったときの彼を責める目は、背筋が寒くなるようだった。

1984年にアルコール中毒で他界したカポーティ。
名声とは裏腹に孤独だった彼が唯一、心を許して付き合えたのは幼なじみのネル・ハーパ・リー(キャサリン・キーナー)だった。

『冷血』は1967年に映画化され、アカデミー賞にノミネートもされたようです。

| 映画 《カ行》  | 20:01 | comments(14) | trackbacks(15) | pookmark |
2009.05.25 Monday author : スポンサードリンク

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COMMENT
こんにちは。

そうですか、退屈でしたか〜、それは残念でしたね。
(そういうこともありますね)
当人を知らないということと、ヤマサカに狙いを置いた
ストーリーじゃないですものね。

アメリカのかの時代には暗〜〜く突出したこういう作家が
輩出されたという事実を知るだけでも価値があったような
気が私はしてますが。
ただ記憶に留めて置きたいのは、カポーティは
「冷血」以降、全く“書けなく”なったという経緯も
興味深いと思います。
「冷血」が彼の作為で生まれたものかどうか曖昧のままで
終わらせたのも余韻を残してうまい作品かと。
TBさせていただきました。
| viva jiji | 2007/03/19 7:55 PM |
なぎささま、こちらにもコメントとTBを失礼します。
私はこれ、劇場で観たのですが、確かに周りは眠ってる雰囲気もありましたね(笑)
しかし物凄くよく出来た映画だったと思います。カポーティやPSHに思い入れがないと、キツイかもしれませんが。
ではでは、またです〜。
| 真紅 | 2007/03/20 6:41 AM |
>viva jijiさんへ
劇場でしたら、たぶん睡魔に襲われていたかも・・・です。
シュールなカポーティ像を描いているのだとは思うのですが、静かに流れていく映画でしたね。
そうですか、彼はこれ以降書けなくなったのですか。
作家にとって書けないってことは地獄でしょうね。
ラスト、カポーティと親交を深めていたペリーが、実は残虐な殺害をしていたってことは衝撃的に映りました。
いつもTBをありがとうございます。
| なぎさ | 2007/03/20 8:45 AM |
>真紅さんへ
こんにちは!
理解力の乏しい私・・・、こういう作品というのはどのように理解をすれば良いのかが正直、分からないところです。
鑑賞後、カポーティ自身の生い立ちを調べたのですが、そちらのほうに興味が沸きました。
この方って、独学で勉強されたようですねぇ。
| なぎさ | 2007/03/20 8:48 AM |
なぎささん、こんばんは。
私もこのカポーティをよく知らなかったのですが、興味深かったです。
理解できないところもあったのですけど、「冷血」を観てなんとなく納得しました〜。
| iku: | 2007/03/25 1:26 AM |
>iku:さんへ
「冷血」をご覧になったのですね!
私もこれを観て、そちらのほうに興味が沸きました。
カポーティという人の人生そのものを映画化して欲しいと思うほど、この方って波乱万丈の生き方されてたみたいですね!
| なぎさ | 2007/03/25 4:33 PM |
こちらにも!^^

退屈に感じるの、わかります。
いい映画だと思うけど、私も前半はボーと観てました。汗
私の場合は1日二本目の映画鑑賞ということで集中できなかったこともあるけど、
映像が沈んでることと、流れが単調なせいかなあ。

カポーティという人は興味深い人物ですよね。
それを演じたホフマンの演技はなりきってましたねー。
| アイマック | 2007/03/25 11:09 PM |
>アイマックさんへ
ですよねぇ〜。
そうそう!
>映像が沈んでることと、流れが単調なせいかなあ。
その通りです〜!
私もね、カポーティ自身の生い立ちとか人物像のほうに興味をそそられました。
そっちを映画化したほうが面白かったかもですね!
| なぎさ | 2007/03/26 8:44 AM |
『冷血』を観てるか読んでるかを前提にしちゃってるところがありますからねぇ、本作^^;
観てからだと、かなり興味深い作品になると思いますよ^^
| たお | 2007/03/30 2:10 AM |
>たおさんへ
でしょうねぇ〜。
『冷血』は未鑑賞ながら、この作品からすると、あの『ティファニーで朝食を』を書いた作家とは思えないような題材ですよね。
機会があればそちらも観てみたいです!
| なぎさ | 2007/03/30 8:34 AM |
こんばんは、いつもお世話になります。
この映画では、カポーティの<作家魂>がよく表現されていましたよね。
それでは、またよろしくです!!
| David Gilmour | 2007/04/02 10:07 PM |
>David Gilmourさんへ
こんにちは!
<作家魂>本当ですねぇ。
作家ってやはり凡人ではないことが分かります。
こちらこそ、よろしくです☆
| なぎさ | 2007/04/03 8:47 AM |
こんにちは♪
トルーマン・カポーティについては全然知らないので、フィリップ・シーモア・ホフマンが似てるかどうかは私もわかりませんねぇ^^;
とりあえず私はやや面白く観られましたよ。
| ゆかりん | 2008/01/22 1:25 PM |
>ゆかりんさんへ
おはようございまぁ〜す♪
私ね、これは少々退屈でした。
このテンポが睡魔を連れて来ました。
そぉそぉ名前くらいしかしらない人物でしたねぇ私も。
本人を知る人なら、きっとそっくりだと思ったでしょうね。
イマイチ感情移入もできずに終わってしまいました。
| なぎさ | 2008/01/23 9:01 AM |
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