<< あなたになら言える秘密のこと | Main | ボビー >>
2009.05.25 Monday author : スポンサードリンク

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | pookmark |
2007.02.25 Sunday author : なぎさ

アドルフの画集



悪がうまれる過程を描いた作品。

アドルフ・ヒトラーが画家を志していたというのを初めて知った!

歴史を変えられるのならば、彼には芸術をそのまま志して欲しかった。

変わった切り口の映画でした。
これを監督したのは、メノ・メイエス
これが初めての監督作品だという。
脚本家としては『カラー・パープル』や『太陽の帝国』などの有名な作品を手がけてきている。
この作品でも監督と脚本も手がけた。
2002年、ハンガリー、カナダ、イギリスの合作。

1918年
第一次世界大戦直後、同盟国として戦ったドイツは敗戦。
ヒトラー(ノア・テイラー)は伍長として出兵し、戦後は家も家族も失っていた。
ただ彼に残っていたのは絵を描くことへの情熱だけであった。

一方、画商として裕福な暮らしを満喫していたマックス・ロスマン(ジョン・キューザック)。
彼はユダヤ人であった。

マックスと絵を通じて親しくなっていくヒトラー。
マックスはヒトラーに、絵に対してもっと情熱を注げと訴える。
彼はヒトラーの中にある才能を見通していたようだった。

ヒトラーが、何気に鑑賞した人形劇。
そして気軽に引き受けた代理の演説。
歴史はそれらの偶然を全て悪名高きヒトラーへと作り上げていったのでした。

芸術へのエネルギーを消化できないまま、ヒトラーはそのベクトルを政治へと向けていく。

団結を作り上げるためには、まず、その「求心力」「敵」が必要だった。
求心力には、アーリア人の血を統一する「統血」の合言葉。
敵は、その統血を乱すとして、ユダヤ人に標的が向けられる。

ユダヤ人は、無実の我々から全てを奪い、突然「背中を刺す!」というのを脅し文句に使い、市民の関心を引き出していくヒトラー。

最初は気にも留めなかった人々は、彼のカリスマ性ある演説を聞き、彼の後に続いていく。

こうして、20年後に第二次世界大戦へと向っていったのかと改めて、悲劇のシナリオを実感しました。

ヒトラーを演じたのは『シャイン』での名演が記憶に残るノア・テイラー
それまでは小心者で、芸術が好きな復員兵だったヒトラーが、ひとたび壇上へと上がった瞬間、変貌するあの独特な演説スタイルには、ヒトラーの影が重なって見えた!
やっぱりこの人、ただもんじゃないです。

対するユダヤ人画商マックスを演じたのは、ジョン・キューザック
この方、もともとが「お坊ちゃまフェイス」ですからして、こういう役が似合います!
このマックスというのが原題。
邦題の『アドルフの画集』の方がずっと良いですね。

惜しむらくは、このマックスという人物が、もちょっと強くヒトラーを芸術の道へと導いてくれていたらば・・・。
あの時、マックスが輩に襲われることなく、ヒトラーとの待ち合わせのレストランへ出向いていたらば・・・。
その後の悲劇は起こらずにすんだ・・・かもしれない。

しかし、歴史に「if」は存在しない。



| 映画 《ア行》 | 17:49 | comments(4) | trackbacks(2) | pookmark |
2009.05.25 Monday author : スポンサードリンク

スポンサーサイト

| - | 17:49 | - | - | pookmark |
COMMENT
こんばんは。
演説シーンには背筋がゾクゾクとしました。けどマックスがもっと引っ張ってけよと、もどかしかったかな〜
| カヌ | 2007/02/27 12:29 AM |
>カヌさんへ
こんにちは〜♪
演説シーン・・・そうそう!!!なんだかヒトラーが「降りてきた」みたいに見えて背筋ゾクゾクでした!
あの時、あそこで、みたいにもっと強引にでもアドルフの関心を芸術に留めておいて欲しかったですよね。
| なぎさ | 2007/02/27 8:43 AM |
なぎさ様
コメントありがとうございました。
人生日記のヒロトです。
美しいブログですね。映画大好きの気持ちが伝わってきます。
私と同じ歳?のご主人にヨロシク!
| ヒロト | 2007/02/27 2:29 PM |
>ヒロトさんへ
ようこそ〜お越しくださいました!
お褒めのお言葉頂戴して恐縮です。
映画は、唯一の趣味でして。
今では趣味を超えて「ライフワーク」みたいになりつつあるのですよ。
ヒロトさんと同じ歳の主人ですが、近頃、「メタボ」な体を気にして、やっとダイエットする気になってくれました〜♪
またお気軽にお越しくださいね!
| なぎさ | 2007/02/28 8:38 AM |
ADD YOUR COMMENT









TRACKBACK URL
http://nagisanodate.jugem.jp/trackback/512
TRACKBACK
【ネタバレです】 札幌出張で泊まったホテルのすぐ近くにミニシアターがあるのを発見!(2004年4月現在)しかも、DVDになってからしかみれないだろうと思っていた「アドルフの画集」をやっていたので、見てきました。 アドルフ・ヒトラーがもし、画家にな
| the borderland  | 2007/02/27 12:28 AM |
アドルフ・ヒトラーの描いた人物画や風景画いろいろ(GIGAZINE)ヒトラーは若い頃、画家志望だったそうです。そのまま画家になっていたら、歴史は大きく違っていたんでしょうね。。ヒトラー総統のカラー映像...
| のこぶろぐ | 2007/04/10 6:57 PM |