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2007.01.20 Saturday author : なぎさ

ユナイテッド93



これを観て改めて

彼らの勇気と、最後まで希望を捨てなかった行動に

拍手を贈りたい


あの日、4機の旅客機がハイジャックされた内の一機がこの「ユナイテッド93便」だった。

次々と

ハイジャックされた機体が

犯人の目標である建物へ向けて墜落していく中

この機だけは

唯一

犯人のターゲットに到達することなく

ペンシルベニア州郊外に墜落した。

それはなぜか・・・

乗客たちの文字通り、「死に物狂い」の抵抗の痕跡だったからだ。

彼らの「生きたい」という必死の思いが、犯人を取り押さえ、操縦桿を奪うまでに至ったのは事実だが、その甲斐虚しく、彼らは助かる事ができなかった。

なんと理不尽な出来事だろうか。

ただ、目的地に向って乗り込んだだけの飛行機で、こんなことに遭うなんて。


冒頭、犯人たちの「実行」へ向けての身支度シーンから始まる。
何やら呪文のような祈りを唱える奴ら。
実際には彼らの「信じるもの」など、「信仰」とは思えないので、「祈りを唱える」という表現も使いたくはない。

そもそも、「死」をもって「殉教」とするなどということ自体が程度の低い教えである。
しかも、何の罪も無い人々を巻き添えにして。
そんなに殉教したけりゃ、自分だけで死ねと言いたい。

狂った対象物に祈れば、祈った者も狂っていく。

しかし、アメリカ側の対策もどうなっていたのだろう?
これを観る限り、危機管理に疑問を感じるほどの後手後手の対処である。

まず、この事件の前日から予兆のようなアクシデントが起きている。
離陸遅れが発生し、多くの機体が巻き込まれ、多くの損害が起きていた。

それを踏まえて、事件当日は管制塔の焦りも見え隠れ。
実際、この93便はこの日、遅れて離陸している。

最初に管制官が傍受したハイジャックの可能性があるという音声には、「飛行機(プレーンズ)をハイジャックした」という複数形を聞き取っていた。

それを確認するまでにも空港からは、次々に飛行機が飛び立っていく。
その中の一機が93便だった。

飛行機って飛び立ってしまえば孤立したただの「鉄の箱状態」。
そんな所に狂った人間が乗っていれば、為す術が無い。

しかし驚いたのは、さすがは「航空機国家」である。
空域内を飛行中の機体が4000〜5000機もあるというのだから。
飛行機どうしがぶつからないのも不思議なくらいだ。

もう一つ驚いたのは、管制塔では最初に貿易センタービルに衝突した機体も、掌握できていなかったということだ。

最初の事故で管制塔は、蜂の巣を突付いたような騒ぎになっていたが、それをあざ笑うように犯人側の計画通りにハイジャックは進行していく・・・。

映画自体は、ドキュメンタリータッチで映像化されているため、冒頭から淡々と進んでいく。
しかも有名な俳優は一切出ていない。
それどころか、リアリティを追求するためにパイロットや客室乗務員などは経験者を起用。
管制官役の一部に至っては、当時実際に勤務していた本人が演じたというのだから驚き。
それに、空港との無線などは、一部を実際の音声を使っていたらしい。

開始から1時間ほど経過した時点で、ものすごい緊迫感が迫ってきた!
実際の映像をビデオにでも録画していたかのような臨場感!


屈強な男性たちは犯人に飛び掛り
年配のご夫婦
若い女性
中年の女性
客室乗務員たちは
家族へ最後の言葉を贈り、祈りを捧げる。

実は、本作はDVDを購入して鑑賞。
DVDの中には93便の乗客・乗務員、そしてハイジャック犯の名前が全員記載されている紙が入っていました。

その中に、たった一人だけ日本人の方のお名前が。
当時、早稲田大学2年生だった久下季哉(カモ・マサト)さん。
英語とアメリカがお好きだったそうです。

ユナイテッド93便に同乗していた40名の方々、この事件で尊い命を落とされた全ての方々の御冥福をお祈りいたします。



| 映画 《ヤ・ラ・ワ行》 | 17:05 | comments(13) | trackbacks(17) | pookmark |
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COMMENT
こんばんは、なぎささん。
最初から最後まで緊迫感のある展開で、本当に最後には胸が痛くなる作品でした。この便に搭乗されていた方々の勇気に涙せずにはいられなかったです。
| りら | 2007/01/22 8:53 PM |
>りらさんへ
ほんとうにそう思います!
自分がもしあの場にいたら、どういう行動がとれるだろうかと考えてしまいました。
何とか防げたんじゃないかと思わせるような事件ではありましたが、二度と繰り返す事がないよう祈るだけです。
| なぎさ | 2007/01/23 8:35 AM |
なぎささん、お久しぶりで〜〜す。
なぎささんなら、とっくに本作ご覧になっていらっしゃるかと
思っておりました〜。
こんなことが実際に起こり得るなんて!!
もの凄く観るほうも緊張感を強いられる映像でしたね。
TBさせていただきました。
| viva jiji | 2007/01/29 9:03 PM |
>viva jijiさんへ
こんにちは〜!viva jijiさん♪
そうなんですよ〜、本作は劇場鑑賞できず、今ごろになってしまいまして。
今までの固定観念を覆されるような映像に驚きました!
しかも有名な俳優を起用していないなんて斬新すぎますね!
後半、1時間を切った辺りからの緊迫感は凄かったです!!!
| なぎさ | 2007/01/30 8:28 AM |
>狂った対象物に祈れば、祈った者も狂っていく。
仰るとおりですよね。
わたしはこの作品、監督にアカデミー賞をとらせてあげたい!
後半はもう肩がバリバリなるほど固まってみてしまいました。
感情のアトラクション!
この衝撃度はすごかったです。
| | 2007/02/02 7:44 PM |
あ、すみませ〜ん!!
上のコメントはしゅぺる&こぼるでした!
| しゅぺる&こぼる | 2007/02/02 7:45 PM |
>しゅぺる&こぼるさんへ
こちらにもありがとうございました!

手を合わせひれ伏して祈る対象物って大切ですよね!
祈る対象物によっては、大変な間違えを起こしかねないです。
彼らの信仰の教えは狂ってます。
人を巻き込んで死んでいくことがなぜ殉教に値するのか私には全く想像もできません。

DVDでの鑑賞にもかかわらず、かなりの緊迫感と緊張感が続きました。
そうですねこの衝撃はスゴイとしか言いようがないほどです。

| なぎさ | 2007/02/03 5:40 PM |
なぎささま、こんにちは。TBさせていただきました。
私も劇場鑑賞かなわずDVDで観ましたが、これは相当力作ですね。。
打ちのめされました。ものすごい緊迫感。
賛否両論あるようですが、私は観てよかったと思います。
| 真紅 | 2007/02/14 2:08 PM |
>真紅さんへ
できれば劇場で観たかった作品です、これは!
有名俳優が一人も出てないっていうのもすごいことですよね。
こんなリアル感のあるドキュメント風人間ドラマは今まで観たことなかったです。
| なぎさ | 2007/02/14 4:20 PM |
なぎささん こんにちは
私はDVDで鑑賞しましたが,もし劇場で見ていたら,直後は立ち直れないくらい衝撃を受けていたかも。
本当に,実際の事件の録画かと見まがうくらいの臨場感に息が詰まりそうでしたね。
この映画の一番の批評家は遺族たちだと思いますが,殆どの遺族が感謝し,満足し,この映画によって癒されていることがわかって,特典映像を観てよかったと思いました。
| なな | 2007/12/12 1:02 PM |
>ななさんへ
こんにちは〜♪
私もDVD鑑賞だったので、ななさんと同じく劇場鑑賞だったら立ち上がれなかったかも・・・。

>殆どの遺族が感謝し,満足し,この映画によって癒されている
そぉですねぇ。
これは重要なことですものね。
| なぎさ | 2007/12/12 2:41 PM |
この作品は、ホント臨場感があってスゴイリアルで、観ていて息苦しくなったりはしたものの観て良かったと思えた映画デス!!!!!
9月になるとやtぅぱり、9.11を思い出しますねぇ。。。。
トラバさせて頂きます♪♪
| Mary | 2008/09/17 8:09 PM |
>Maryさんへ
こちらへもありがとうございます!

これはDVDを持っているんですが、繰り返し観るのは苦しいものありますね。
そのくらいリアリティある作品です。

同じ9・11を描いたものでも『ワールド・トレード・センター』とはまた視点が違ってて。
そう言えば先日観た『再会の街』も、直接9・11を描いたわけではないけれど、その遺族が主人公だのですが、残された方々にとってはまだ終わっていない9・11なんでしょうね。
| なぎさ | 2008/09/18 8:53 AM |
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