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2007.01.10 Wednesday author : なぎさ

赤い橋の下のぬるい水



年老いてなおスケベ満開だった今村昌平監督。

昨年5月に79才で亡くなるまで、本能丸出しの作風は変わらなかった!!!

リストラされた中年男・笹野陽介(役所広司)が、時々立ち寄るホームレスの集落。
そこの住人・タロウ(北村和夫)というドすけべオヤジが彼に向って教訓をぶちかます。

「なんだかんだ言っても、人間、チ○ポが硬いうちだよ!」

いいねぇ〜、こういう直球のセリフ、大好きだ♪

今村監督って、最後まで「あっち」のことしか考えてなかったんじゃないかと思うほどである。

ホームレスのタロウが亡くなる前に言い残した話し
能登半島、富山湾沿いにある氷見(ひみ)という町、赤い橋のたもとの家に、お宝を残してきたと言う。
おっさんの言うには、そのお宝を売れば100万から150万にはなると・・・。
家の目印は玄関先に咲く「ノウゼンカズラの花」。

陽介が半信半疑で尋ねていくと(行くか?フツー!)、その橋もその家もあった!
そこにはサエコ(清水美砂)という女性と、痴呆症の老婆ミツ(倍賞美津子)が住んでいた。

サエコには、恥ずかしい「秘密」があった。

その「秘密」ってのが、サエコのビックリするような特異体質ですわ。
フツー、水が溜まるというと「ヒザ」とか「お腹」って思うんだけど...。
彼女の場合は違ってました!

で、その水が溜まってくると「悪い事」をしたくなるんだって!
スーパーで万引きするところを陽介が目撃。
陽介は行いを正してあげようとサエコ宅を訪ねると、いきなり初対面で淫らな行為が始まっちゃう〜♪

淡水と海水が交わる水を「汽水」と言いますね。
「汽水」は魚にとって居心地がいいのか、いろんな魚が集まってくるのだそうです。
サエコの体から抜けた「水」も、家の水路から近くの川へと流れてゆきます。

このサエコという女性、つかみ所が無く、私は「ちょっとオツムが弱いのかしら?」と思ったのですが、今村監督は清水美砂に「無反省で、攻撃的、それでいて底抜けに明るいという女性が良い!」と演技指導をしていたそうです。

撮影当時、清水美砂は妊娠していたのですねぇ。
彼女、見かけないなと思っていたら、在日米軍の方と結婚して2児の母になってたのね!
最近はまた復帰してきたのかな。
私は彼女の演技が好きですねぇ。
そんなに「巧い」という女優さんではないと思うけど、ベースになる部分に「アク」がない分、何にでも染まる演技ができる感じがするからです。
「嫌味」が無いっていうか。
彼女なら「悪女」やっても、「良妻賢母」の女性を演じても違和感がないように思うのです。
だから、このサエコという女性も、彼女だからあっさりと観ることができた。

もう一人、
この作品で良いねぇ〜と思ったのが北村有起哉
先日、観た『日本の黒い夏』では、TV局の熱血社員役だったんだけど、わざとらしい演技が多少鼻について嫌な感じだったのに、本作の若い漁師役は、まっこと良かった♪

ところで舞台となった「赤い橋」や「ノウゼンカヅラ」の家は、撮影の後もしばらく保存されていたようです。
ちなみに「赤い橋」、実はもともとは「青」だったものを「赤」に塗ったようです。

平凡に常識的に生きてきた一人の男が、突然のリストラ、家を手放し、妻との別居、そして妻からの離婚届け・・・。
自分が信じてきた「幸せ」とは、本当は根拠の無い不安定なものでしかなかったと気づかされる。

中年男が最後に賭けた「再起」!
縛られていたものを「降ろした」時、彼は本物の「愛」に気づいた。



| 映画 《ア行》 | 15:37 | comments(0) | trackbacks(3) | pookmark |
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| 飾釦 | 2007/01/23 10:13 PM |
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