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2009.05.25 Monday author : スポンサードリンク

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2006.09.14 Thursday author : なぎさ

笑の大学



“笑う”という感情の表現は、ナチュラルキラー細胞を活性化し、免疫力を高めるチカラもあるくらい身体に良いらしい。
しかしかつて日本では、その“笑うという表現”さえも規制され自由の無かった時代があった。

昭和15年
第二次世界大戦が始まっていた。

冷ややかな感じがする警視庁の取調室での検閲風景。
この作品はいわゆる密室劇である。
検閲官・向坂(さきさか)と、劇団専属の作家・椿 一の二人芝居が延々と続く。

実はこの芝居にはラジオ、舞台、映画の3バージョンがある。
検閲官には、ラジオが三宅裕司、舞台が西村雅彦が演じる。
椿には、ラジオが坂東八十助、舞台が近藤芳正
そして私が観たのはもちろん映画版。

心の底から笑ったことが無いという、北村弁護士のような検閲官・向坂に役所広司
その向坂に書いた台本を視てもらう喜劇作家の椿には、SMAPなのにリズム感の無い稲垣吾郎

観る前までは、吾郎ちゃんが三谷氏のセリフにそぐわないのではと心配だった。
が、しかし観てみるとそれほど悪くはない。

笑いの解らない男に検閲してもらわなければならない作家のジレンマ。
検閲官の言うとおりに台本を書き換えていくうちに、どんどん基の内容から変わっていくというあたり、『ラヂオの時間』でも同じように作家の意思に反して変えられていく現象がありましたよね。

ところが、こちらはそれだけじゃない。
要するにコレ、風刺要素が含まれてるし、反戦映画とも言えると思う。

権力と闘う、権力に屈しない、権力への挑戦

ポイントはここにあったように思います。

椿は自分の書いた台本を、どんな指摘をも受け入れて上演させようと決めていた。
それは権力に対しての彼なりの闘い方であった。
その権力の象徴として向坂の存在がある。

自由な言論ができなかった時代、笑ったことが無いという向坂が椿の台本を読んで大笑いする・・・これぞ国家権力に対する挑戦であり、椿の闘いであった。

ラスト、長い廊下を歩いていく椿に向坂は
「死ぬんじゃないぞ!死んでいいのは“お肉”のためだけだ!」と言い放った。
もちろん、この時代に、ましてや警視庁内でのこのような発言は禁句である。

しかし大日本帝国側にいる向坂にこのセリフを言わせることが、この作品の本来の“ねらい”であったように感じました。

この建物は旧神奈川県庁舎で、事務所は開港記念会館で撮影され、昭和のレトロ感を出したという。
また浅草の街並みはオープンセットを組み、多くのエキストラを配置。
映画用に配役された“隠しキャスト”もたくさん出演していた。

今の時代からは想像もできないほどの厳しい規制。

それでも、いやむしろ、そういう時代だからこそ庶民は笑いたかったのかもしれない・・・

さるまた失敬!!!


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| 映画 《ヤ・ラ・ワ行》 | 14:26 | comments(12) | trackbacks(6) | pookmark |
2009.05.25 Monday author : スポンサードリンク

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| - | 14:26 | - | - | pookmark |
COMMENT
三谷映画はだいたい好きなんだけど、これはダメだった。。。何度も寝ちゃって戻してまた寝ての繰り返しで最後は諦めちゃった。
吾郎ちゃんはリズム感も悪いが渇舌も悪いと思う。
有頂天ホテルはよかったけどね。
伊東四郎最高!
| toto | 2006/09/14 9:24 PM |
>totoさんへ
ダメだしたか〜。
もともとこれは舞台で完成されたお芝居だったのに、それを観たプロデューサーが三谷さんにどうしても映画化させて欲しいと頼んだのだとか。
そこで三谷さんが、監督を星護さんにするなら・・・ってことでOK貰ったらしいですが、今度は星さんが難局を示したらしいですが何とか口説き落として映画化にしたというのです。
それでも映画化ということで、それまでは実際には登場しなかった役を出したり、浅草の街並みを入れたりして雰囲気を広げたそうです。
浅草のシーンって、隠しキャスト全然わからなかった〜(A´〜`;)ゞ

吾郎ちゃんのカツゼツは、私も悪いと思う〜。
| なぎさ | 2006/09/15 1:40 PM |
TBさせていただきます♪

私は吾郎ちゃんのあの妙なテンポと役所さんの堅物ぶりが好きでしたが・・

浅草のシーンは楽しかったですねぇ〜
| | 2007/01/21 8:25 PM |
>Dさんへ
ありがとうございます!
三谷節のエッセンスが効いた本作。
やっぱり三谷さんの作風が好きなら、はまってしまいますよね!
吾朗ちゃんの少しおとぼけのキャラも面白かったですよね☆
| なぎさ | 2007/01/21 9:17 PM |
ランキングから来ました!
かなりの観賞数ですね・・・見習いたいと思います(笑)
ボクはやっぱり舞台の方が好きですね・・・
シーン自体カットしてあるところもあるのに、舞台版が100分程であるのに対し、映画は120分程。
かなり前の記事へのコメントすみません
ランキング応援して行きます!
| comedy-night | 2007/04/13 4:57 AM |
>comedy−nightさんへ
おぉぉぉーーーっ!
ランキングからようこそお出でくださいましたぁ!!!
この頃はまだランキングバナーを貼っておりましたが、実は昨年のブログ1周年を迎えたのを節目にバナーをはらなくなってしまいまして。。。
今、久々にランキングを確認しましたら300位台に彷徨っておりました〜(笑)
こんな幣ブログですが、よければまたお越しくださいね!

そうですか〜、この作品は舞台で観るほうが面白いかもしれないですね。
やはり三谷さんは舞台のほうが本領発揮できる方でしょうね。
応援くださって恐縮です。
またお気軽にお越しくださね!
| なぎさ | 2007/04/13 9:02 AM |
コメントありがとうございました!
早速またやってきました。ボクの場合はどうしても比較してみてしまうんですよね。先に映画版を観るとどんな感想になったかわかりませんが・・・
新しい映画には疎いので、またこさせていただいて観賞の参考にさせていただきます!
ランキングクリックして帰ります!
| comedy-night | 2007/04/14 2:15 AM |
>comedy−nightさんへ
再びお越しくださって恐縮です!
私は舞台を観劇しに行くということはほとんどないんですよねぇ。
生の舞台というのも素敵でしょうね!
ここのところ映画館へもちょっと足が遠のいておりますが、映画鑑賞は私のライフワークみたいに思っていますので楽しんでおります〜♪
こんな拙い記事ですがご一読いただけたら光栄です!
| なぎさ | 2007/04/15 1:33 PM |
稲垣吾郎は結構好きな役者なんですけれど、流石にこの作品、この役どころは荷が重たかったような印象ですね。
でも、それを役所広司がしっかりと受け止めてくれたから、一本の映画としてきちんと成立したと言えそうです。
| エクスカリバー | 2007/09/15 10:54 PM |
>エクスカリバーさんへ
吾郎ちゃんって、踊りよりお芝居してるほうが素敵に見えるのは私でけしょうかねぇ(笑)

>役所広司がしっかりと受け止めてくれたから
ですよね!
相手が役所さんだったから、体当たりで演技できたのかもしれないですね。
| なぎさ | 2007/09/16 4:37 PM |
あれ?昔からそれは禁句じゃなかったでしたっけ?(苦笑)

『催眠』とか『陰陽師』なんかも好きだったんですが、こういったジャンルにもまた帰ってきて欲しいなぁ。
| エクスカリバー | 2007/09/16 10:06 PM |
>エクスカリバーさんへ
あら?これって禁句だったんですかぁ(爆)
っていうかねぇ、東方神起に踊り教えてもらったらどうでしょうね。

吾郎ちゃんの作品って、私は他には観てなかったかなぁ。
| なぎさ | 2007/09/17 3:24 PM |
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| 映画を観よう | 2007/01/22 8:43 AM |
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