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2006.09.09 Saturday author : なぎさ

力道山



リアルタイムで拝見したことはありませんが、お名前くらいは誰でもご存知ではないでしょうか。

力道山

昨日の記事も在日朝鮮人に触れていましたが、この方も在日であるということは以前から聞いて知ってはいました。

「勝利した者だけが、笑うことができる」と言った力道山を

「お前じゃなきゃだめな仕事」と言って、ソル・ギョングが所属する事務所の社長から電話が入ったらしい。

“アジアのデ・ニーロ”とも“カメレオン俳優”とも言われるほど、役によってストイックなまでに“改造”を試みると定評のある韓国の名優ソル・ギョング

その頃、彼はちょうど『シルミド』を撮り終えたばかりで時間が無く、この作品がプロレスとほとんどが日本語という、いくら役作りが得意な自分でも、こんな大変な役には自信が無いと
チェ・ミンシクさんにでもお願いしてください」と断り続けたという。

それでも彼が引き受けた理由は・・・
所属事務所の財政難のため
そして何より、自分のために挑戦してみようと決意したらしい。

デビューから5年、ややハングリー精神が欠けてきて、自分一人で映画を引っ張っていくチカラがあるかどうか試してみたかった、というのが決め手になったという。

本来は飽きっぽい性格だという彼が
週に3回、プロレスラー相手に訓練を受け
週2回は、日本語の練習
わずか5ヶ月間で体重を28疏やし
半年間かけて自分自身を「力道山」へと作り上げたソル・ギョング。

監督は彼を見てこう言ったという
       「チンピラの雰囲気で感じが出てる」

力道山・・・1924年11月14日 戦前の朝鮮半島に生まれる 韓国名キム・シルラク
その後、長崎県の農家の養子となり、相撲部屋に入門
しかし関脇から大関への昇進目前で番付けからはずされる
(当時、横綱には日本人以外はなれなかった)
1950年 自ら髷(まげ)を切って廃業
51年にプロレスラーに転進
52年 渡米しプロレスの修行を積む 
翌年に帰国し、7月に日本プロレス協会を立ち上げた

1954年3月26日 日本で初めてのプロレスが行われ、街頭テレビで放送された。
戦争に負け、自信や元気を失っていた時代。
そんな戦後日本に復活の息吹を吹き込むきっかけを与えてくれたヒーローが
力道山だった!!!


“空手チョップ”の得意技で無敵を誇り、熱狂的な国民の英雄になった力道山。
しかし、気性が荒く、機嫌が悪い時には所構わず暴れまくったという。
朝鮮半島時代にすでに結婚していたという彼は、本編に出てくる京都の芸妓だった綾(中谷美紀)、亡くなる10ヶ月前に婚姻した元日本航空のフライト・アテンダントを含め生涯四人の妻がいたそうだ。
本編には出てこなかったが、綾との間に二人の御子息も生まれていた。

観ていて感じたのは、奥さんは本当に大変だっただろう、ということと、彼が本気で愛したのは綾さんだけだったと思う。

力道山は生前、自分は朝鮮人だということを隠していたらしい。
息子さんでさえ、それを知ったのは彼の死後だったそうだ。
1950年 彼は日本国籍を取得している。

力士時代、朝鮮人というだけで毎日、先輩達から虐待を受け続けた。
「横綱になって、毎日笑って暮らします!」と
声を張り上げ言い放った力道山。

1963年12月7日 最後の試合を行いプロレスを引退
その翌日
ハバナ・クラブで暴力団員に腹部を刺される。

傷は大したことはなかったようだが、死因となったのは術後の暴飲暴食による腹膜炎と言われているが、それは全くのデマ
実際には、再手術で麻酔を担当した外科医が気管内挿管に失敗。
そのことによる窒息死という、つまりは医療ミス
その医師が亡くなってから記録で判ったらしい。

その時、看病していたのがアントニオ猪木だった。
力道山には、ジャイアント馬場と猪木も弟子ではあったが、野球上がりの馬場は可愛がったらしいが、猪木には“靴べらで顔を叩いたり”時には“番犬の訓練”に彼を遣っていたという。

本編で登場した金太郎という同じ半島出身の弟子は、韓国の「力道山」と言われたキム・イルことのちの大木金太郎
ソン・ガンホ主演の『反則王』は、彼をモデルにしている。

国民的ヒーローにはなったが、ささやかな愛をつかみそこねた男の孤独な姿。
彼が言った、朝鮮人でもなく、日本人でもない、自分は・・・

「世界人なんだ!!!」

という一言に、命を懸けて人生を戦い抜けた39年間が痛々しく迫った秀作でした。


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| 映画 《ヤ・ラ・ワ行》 | 11:16 | comments(9) | trackbacks(13) | pookmark |
2009.05.25 Monday author : スポンサードリンク

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COMMENT
「大丈夫、きっとうまくいきますよ」とエルメスたん(w)に言って欲しいところあたり、アレですよね。
大きな子供みたいなやつだったんだなぁ...。
豪快にやりたいことをやってのけたちょっと傲慢でもある痛快人生。うらやましいです。
それはそうと!
ぇ、え〜っ!?死因は医療ミスなんですか!?
| motti | 2006/09/09 6:22 PM |
TBありがとう。
こちらからもTBさせていただきます。
それにしても、実在した力道山のことを良く調べましたね。応援クリックしておきます。
| ケント | 2006/09/09 8:02 PM |
>mottiさんへ
こんにちは〜♪
そうそう、外見とは違って子供みたいな可愛いとこや、弱い部分を持った人だったんですねぇ。
強がってても、やはり男の人って女性に甘えたいという気持ちがあるのですね(´qp`*)
「一度の人生だから善人ぶるな!」という教訓もスゴイなぁ〜って感じました!

私も驚いたのですが、腹膜炎死亡説は彼の生前の行動から推測されたものだったようです。
実際には、こうした今で言う所の「医療ミス」が原因だったようです。
これも担当医の死亡後に発覚したそうです。



>ケントさんへ
こちらこそお返し頂き感謝です♪
そして「応援クリック」も頂いて、とても嬉しいです!
記事をUPする前に、「力道山」という人物がとても気になって映画で描かれていない部分を知りたくなりまして・・・いろいろ検索してみました。
もしご健在なら80歳を過ぎたご高齢になられているのですね。
彼は生まれ変わっても、やはりプロレスラーになりたかったのでしょうか。
| なぎさ | 2006/09/10 3:57 PM |
TBありがとう。
力道山には、伝記が100冊以上もでているそうです。数々のエピソードの真偽のほどはくわからない。
僕は、梶原一騎原作の漫画で、力道山をモデルとした漫画から入っていきましたね。
| kimion20002000 | 2006/10/04 1:07 AM |
>kimion20002000さんへ
こちらこそ、ありがとうございました!
100冊以上も!!!
それだけ国民的ヒーローだったってことですよね。
私も、若くはないですが、力道山はリアルタイムでは見たことなかったです。
いや、むしろ、この映画を観た後いろいろ調べて、お顔をはっきり拝見したのも初めてに近いかも。
梶原一騎が描いた力道山の逸話もいろいろあるようでね。
| なぎさ | 2006/10/04 3:32 PM |
こんばんわ。コメント&TBありがとうございます。

力道山が頂点に上り詰めたのは、綾がいたからこそだと思いました。
何をするにしても”大丈夫ですよ〜”って言ってくれる奥さん、、、。最高じゃないですか!中谷美紀の演技に正直ビックリ。癒されたいと心から思えました。ボクもこんな奥さんをお嫁さんにもらえたらと思ってます。
| あっしゅ | 2006/11/18 10:06 PM |
>あっしゅさんへ
こちらこそ、ありがとうございます!

こんな奥さんって理想ですよねぇ〜♪
私もね、そうありたいっていつもココロの中では思ってるんですよ!
でもねぇ、なかなか現実には難しい。。。
よく耐えた女性だなぁと心から感心しました。
あっしゅさん、結婚すると女性はいろんな意味で「強く」なりますから・・・。
母になると、より一層・・・。
| なぎさ | 2006/11/19 6:13 PM |
ごぶさたしました。

そう、手術の失敗だったんですよね。プロレスに疎い私もこの点は知っていました。
鉢が落ちて力道山が疑心暗鬼に陥る映画は「怒れ!力道山」という作品で、以前観たことがあります。彼が不安を募らせていく端緒となった、結構重要なエピソードですね。

五月蝿いことを言えば、日本語ですね。力道山は日本人と思われていたわけですから、厳密に言えばあの日本語では問題アリです。努力は大いに買いますし、映画として評価を下げる必要もないですが。
>オカピー(プロフェッサー)さんへ
こんにちは!
彼の死因は、これを観た後いろいろ調べて初めて知りました。
今、相撲界は八百長疑惑でさまざま言われていますよね。
力道山の時代は、今よりもっと封建的で差別的な世界だったんでしょうね。
ん〜、ソル・ギョングの日本語ですねぇ。
賛否両論あるでしょうが、私はギョングssiの努力を買いたいです。
| なぎさ | 2007/02/14 4:26 PM |
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