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2006.09.08 Friday author : なぎさ

カーテンコール



これ、なんでだろう?
涙が止まらなかった・・・。


古い映画館だけの話かと思いきや、在日朝鮮人だった青年の生い立ちも絡めてあったんです。
今でも確かに差別はあると思うけれど、昭和30年代ごろのそれはもっと酷かったに違いない。

これを観ててね、思い出したことがあったんです。
私が小学校3年生の時、
金山君という在日朝鮮人で、軽度の小児麻痺を患ってた子が同級生にいました。
家庭も、平均よりは貧しい生活をしていたように思います。

その子を皆でいじめてました・・・私も。

今、思えば別にその子がどうのというわけじゃなく、ただなんとなく皆と一緒になっていじめてたのかな・・・ん〜、いじめると言っても“からかう”っていう程度だったと思うけど、今のような陰険ないじめではなかったと。

それでも本人にすれば口惜しかっただろうな。
日本人がそんなに偉いのか・・・って思ってただろうな。

子供ってある意味、残酷です。
思ってることストレートにぶつけるし。

どうしてるかな、彼。
もし、許してもらえるなら「ごめんなさい」と言いたいな。

この映画の安川修平(藤井隆)も、そうした差別に苦しんだ青年でした。

山口県下関にある小さな映画館↑“みなと劇場”では昭和30年代〜40年代半ばまで、映画の幕間に形態模写や歌を歌ってお客様にサービスするという工夫をしていました。
映画が大好きな修平は、素人ながらそうして舞台に立っていたのです。

タウン誌の記者をしている香織(伊藤歩)が目に留めた、1枚のハガキにそのことが書かれてありました。
香織はその内容に興味を持ち取材をしていくうちに、修平親子のその後がどうなったか気になっていきます。

映画が日本国民の娯楽として大きくウェイトを占めていた時代です。
立ち見が出るほど連日の盛況ぶり。

そんな賑わいも過去の話
今ではわずかな観客相手に細々と営業しているみなと劇場だった。

取材する香織が、観ている私たちの目線で修平の過去を聞いていきます。
話し手は、長年みなと劇場に勤務する社員の宮部絹代(藤村志保)。

回想シーンはセピア色に映し出され、当時の街並みや映画館の繁盛振りがうかがえます。

私が驚いたのは、映写技師として出演されてた福本清三さんです。
生涯、大部屋の俳優に徹した福本さんを映写技師の役につけるなんて
なんとも粋じゃございませんか!

そして、老齢の安川を演じたのは、スパイダースの名ギタリスト井上堯之さん!!!
ウクレレみたいな小さなギターを片手に舞台で弾き語りをするシーンは、胸にこみ上げてくるものがあります。

衰退する映画館、そして在日朝鮮人に対する差別、もう一つこの映画のテーマが父娘愛です。
香織と父(夏八木勤)との間には溝がありました。
同じく修平と娘の美里(鶴田真由)にも深い溝があったのです。

行方不明の修平を探して韓国まで出向いていく香織。
そして遂に修平の居所を見つけます。

ラストは親子愛に号泣でした。

生きてさえいれば会うことだってできます。
亡くなった親には、会うことができませんものね。

“親孝行、したいときには親はなし”って言葉、親が健在なときはピンとこなかったけれど、亡くなると実感します。

監督は“ささべっち”こと佐々部清さん。
もうすぐ公開の『出口のない海』では人間魚雷となって海に散った若者を描いていますね。
楽しみです。

派手さは無くて地味な作品ではあるけれど、いろんなことを考えさせられたとても良い作品でした。


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| 映画 《カ行》  | 14:26 | comments(6) | trackbacks(3) | pookmark |
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| - | 14:26 | - | - | pookmark |
COMMENT
TBさせていただきました。

私のは塩辛い記事内容ですがいい作品と思います。
藤井隆の芸達者ぶりを再確認したのも収穫。
ただあの頃をノスタルジックに美化したい気持ちはわかるのですがね・・・。
あ、そうそう、マイ記事のコメント欄ぜひご覧になって!
とても貴重ないいお話・・・この「映画館」で映画を観て育った「活動写真評論家人生」の冨田さんがお書きになっています。

なお、ささべっちは「佐々部」なんです。
| viva jiji | 2006/09/09 5:32 AM |
>viva jijiさんへ
ほ〜んとだァ!!!
自分では「佐々部」としたつもりが・・・(ノ〜\;)お恥ずかしい・・・即、訂正いたしました。

忘れ去られたような小劇場のお話しだけだったら、差ほど何も感じなかったかもしれません。

井上堯之さんが、実在の人物かと思ってしまいました(^▽^A゛

viva jijiさんちのコメント欄を拝見しに参りますね!
| なぎさ | 2006/09/09 11:26 AM |
初めまして、達也です。
『カーテンコール』観ました。
幕間役者って、全然知らなかったけど、
俳優人の演技が良く、
結構楽しめた映画です。
特に、晩年の修平を演じた
「井上堯之」が最高でした。
彼の歌う「いつでも夢を」が
この映画のテーマかも知れません。
在日問題は、ちょっと唐突で、
もう少し伏線を描いて欲しかった
気がします。
でも、親子の愛情は良く描けていたと思うなぁ。

P.Sトラバさせてくださいね。

P.S トラバさせてくださいね。
| TATSUYA | 2006/09/17 11:45 AM |
>TATSUYAさんへ
達也さん お出で頂きコメントとTBありがとうございます!

私も、幕間にあのような芸をして観客を楽します方がおられたなんて全く知りませんでした。
今だったら入れ替え制がほとんどですし考えられないですよね!
修平の若い頃を演じた藤井隆は、まだ駆け出しの頃関西のローカル番組で頑張っていたのを思えば凄い「出世」です。
井上堯之さんはもちろん良かったですが、もう一人映写技師の福本清三さんも私の中では最高でした!
在日に関しては、私の住む地域の方に多い問題なのでとても身近に感じています。
親子愛、とりわけ父と娘の絆に心を打たれました☆
| なぎさ | 2006/09/17 3:03 PM |
TBありがとう。
たしかに、親子の情愛には感動しました。
だけど、僕は、記者の親子もだぶらせているんだけど、なんか、その構成がつまんなかった。
要するに、僕は、伊藤歩が水先案内人ではない、この物語の構成があるとすれば・・・といったようなことを思いながら、見ていました。
| kimion20002000 | 2006/09/29 2:37 AM |
>kimion20002000さんへ
なるほど〜。
伊藤歩の親子のエピソードはダメでしたか。

>伊藤歩が水先案内人ではない、この物語の構成があるとすれば
そう言われてみれば、私もそのバージョンで観てみたい気がします。
| なぎさ | 2006/09/29 3:47 PM |
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