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2009.05.25 Monday author : スポンサードリンク

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2006.08.21 Monday author : なぎさ

73年版 日本沈没



改めて73年版を再鑑賞して思ったことは・・・

リメイク版『日本沈没』は、全く別モノだ!
<(。 ̄× ̄。)>


映画の骨格となる部分、著者小松左京氏が言いたかったこと・・・

日本民族の存続と将来。

帰るべき国を失い放浪の民族となった日本人が、“海千山千”の海外の国々でどう生き残っていけるのか。
自国を失った日本人が、諸外国の中で生きていけるという保証は無い。
新しい国を造るのか?
移住先の国に帰化するのか?
それとも・・・このまま何もしないほうがいいのか?

映画の基盤となる訴えたい事柄がはっきりしているため骨太で、とても丁寧に作られているという印象を受ける。
更に、特殊効果などのシーンは、もちろん33年も前の技術なのでアナログ的だったり、実際の火山噴火の映像なども織り交ぜてはいるものの

これがなぜかリメイク版の最新技術を駆使した映像よりも“リアル”に観えてしまうから驚きだ
ヾ( ̄▽)ゞマイッタ!


こちらの特技監督は、円谷英二氏に師事、三代目東宝の特技監督だった中野昭慶さん。
熟練の“職人ワザ”が光ります!

日本がなぜこういう状況になったのか
今、こういう状態だから、今後どうしていくべきか
そういう説明が実に丁寧に織り込まれている脚本は橋本忍さん。
『羅生門』をはじめ、『生きる』『七人の侍』『砂の器』『白い巨塔』『八甲田山』などを手がけた。
こちらもピカイチの“脚本界の名職人”!

その上に、出演俳優全員に漂う不安感、焦燥感、失望感・・・
とにかくリメイク版の全員が能天気な“絵ズラ”とは全く違う!

大体、主人公の小野寺役が藤岡弘ですよ。
ひょうひょうとしたクンとは正反対。
“脂ギッシュ”な顔がアップになる度、悲壮感が増す!

それに、こちらでもちゃ〜んとラブストリーは盛り込まれていて、いしだあゆみとのこ〜んな→セクスィーシーンもあるんです。
それがねぇ〜こちらのほうがダンゼン“大人”
(ミ゚I゚ミ)


ラブシーンが全く似合わず、観てて“鳥肌”の草クンのそれとは違います。
なのに・・・あ〜それなのに、ただただ“寒い寒いラブストーリー”を全面に押し出したリメイク版は、もうその時点で失敗でした。(≧∀≦;)

で、つくづく思うのはこの当時の俳優さんの演技力です。
山本総理の丹波哲郎、渡老人にはあの島田正吾さんですよ。
何としても一人でも多くの自国民を救いたいという意気込みが、丹波さんの表情からにじみ出る。
島田正吾さんは、影の重鎮であるこの人物にふさわしい貫禄と威厳がかもし出されている。
そう言えば、リメイク版でもしていたツバメが来なくなったという話し、こちらでは島田さん演じる渡老人が田所博士にしていた。
その田所博士を演じた小林桂樹が、渡老人から「学者として大切なものは何か?」という問いかけに、「それは感です!」と即答するシーン。
一緒に日本から脱出しようと誘う山本総理に、「わしは日本と心中するよ」「総理!日本を頼みます!」「わしは日本人が好きだ!」ラストの迫真の演技はあっぱれです。

他にも
夏八木勤、神山繁、村井国夫、高橋昌也、地井武男、中條静夫、名古屋章、二谷英明、そしてこの方、ドラマ『細腕繁盛記』で加代の夫役だった滝田裕介さん。
33年前の日本映画界の人材が豊富だったことがうかがえます。

そしてあの頃、時代も成熟していたような気もするし、

“見せる”だけの映画ではなく“観られる”映画として確立していたように感じます。

お子ちゃま映画が多い昨今、大人の俳優で、大人の裏方さんで、大人な映画・・・作ってください、お願いします。


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| 映画 《ナ行》 | 15:06 | comments(4) | trackbacks(10) | pookmark |
2009.05.25 Monday author : スポンサードリンク

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| - | 15:06 | - | - | pookmark |
COMMENT
草くんって癒し系じゃないですか?
のほほんとしたイメージで緊迫感があまり感じられなかったんですよね。
私なんて最後ああなってもひょっこり生還してくるのかと思ったほどだし^^;
藤岡弘だと声聞いているだけで絶望感を味わえそうです。
| ジュン | 2006/08/22 12:37 AM |
>ジュンさんへ
そ〜なんですよねぇ〜!
草くんは、危機感迫る演技が要求される、こうした作品には向かないです。
オリジナルは、どなたも皆、真に迫った演技が凄かったですから。
オリジナルを観て、この作品が単なるパニック映画ではなかったことが分かりました〜♪
| なぎさ | 2006/08/22 4:17 PM |
この豪華メンバーで職人バッチリの作り手陣に、よくもまあ昨今のスカスカ仕事ばっかりしている連中が「恥ずかしげもなく」リメイクなされましたわ〜とあきれておりました。(笑)
レヴューをお書きになれたなぎささんはエライ!
わたしには書けません。

こんな大それたリメイクができるということはおそらく「違いもわからない」のでは?いえいえ、これはviva jijiの独断&偏見ではなく観る側にも責任がありますよ。大人たちがちゃんと次の世代に「いいものは何年・何十年たっても、いい」って教えてこなかった弊害ですわ。
| viva jiji | 2006/08/23 9:24 AM |
>viva jijiさんへ
ですよねぇ〜!
最近のリメイク版の質の低下には開いた口がふさがりませんってな感じです(;´〜\)
この時代、こんな重厚に描かれた作品だったんだと改めて感心いたしました。

リメイク版は、諸外国でも公開しているらしいです。
アノ程度のものを・・・お恥ずかしいですね。

>大人たちがちゃんと次の世代に「いいものは何年・何十年たっても、いい」って教えてこなかった弊害ですわ。
全く持って同感です!
しっかりせねばっ大人たち!
| なぎさ | 2006/08/23 3:35 PM |
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| オン・ザ・ブリッジ | 2007/07/15 5:01 PM |
「誕生」の次は「沈没」です(笑)。これで日本の最初から最後までを網羅・・・している訳はありません。以前この2本立てを企画した名画座がありましたが、内容には何の関連もない、題名の組み合わせの妙ですな。 こちらは小松左京のベストセラー小説の映画化で、TV
| 【徒然なるままに・・・】 | 2007/07/15 11:35 PM |
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| ☆彡映画鑑賞日記☆彡 | 2008/07/02 8:26 PM |