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2009.05.25 Monday author : スポンサードリンク

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2006.06.11 Sunday author : なぎさ

ヴェラ・ドレイク



1988年 クロード・シャブロルの秀作『主婦マリーがしたこと』と、ヴェラ・ドレイクがしたことは“同じ”だった。

そう、当時は法律で禁じられていた“堕胎手術”を行ったこと。
しかし“手術”と言っても、この二人が行ったのは“石鹸水を注入する”という簡単なものであった。

ただ、大きく違うのは『主婦マリー〜』の主人公マリーは、生計のために“にわか堕胎医”になり、報酬を得て、それにより自分を着飾ることに目覚め、徐々にエスカレートしていく“人間臭さ”があった。

それに対して本作のヴェラは、あくまでも“人助け”と自分に言い聞かせ、仲介者のクラーク夫人(ルース・シーン)は、ヴェラには内緒で報酬を独り占めし、ヴェラは全くの“無報酬”で行っていた。

そうです!
ヴェラにとっては困っている女性を助けるという“善意”から、20年近くも危険を冒して違法である堕胎を行ってきたわけです。

ん?・・・そんな奇特な人がいるの?

このヴェラという女性は、家政婦として働き、体の弱った実母の面倒を看て、近所に困っている人を見るとすぐに行って助けてあげて・・・って、ものすっごい
   良い人なんだ!

だけど、こんな“良い人”っているかしら?
なんだか人間的じゃないような気がする。。。

その点、マリーという女性は、禁じられてる堕胎に手を染めた理由が“金”!

しかも最終的には、自分の夫に密告されて・・・

1943年 フランスで最後のギロチン刑に処されました!


マリーは、贅沢な暮らしに憧れました。
堕胎で儲けたお金で、どんどん着飾って、派手になっていきます。
ここまでくると人間、悪いことをしているという意識が薄くなってくる。
開き直りというか、欲望に支配されてるというか・・・。

ところが、ヴェラはお金目的でもなく、“人助け”という“大義名分”があるからなのか、罪の意識が始めから薄いような気がした。

悪い事と知りつつも、“己の欲のままに”流されていったマリーのほうが、どうしても私には感情が移入する。


確かに、ヴェラを演じたイメルダ・スタウントンの演技力には脱帽だった。
台本をあらかじめ用意しないというマイク・リー監督の手法は、イメルダの底力を引き出して、恐怖と哀れさの漂う究極の演技を見せつけた。

でも・・・それでも・・・なんだか“偽善的な臭い”がぬぐえない・・・。

それから、これは女性だけの問題ではなく、“そうさせた”男性にも考えていただきたい問題でもあると思うのです。


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| 映画 《ハ行》 | 11:38 | comments(12) | trackbacks(13) | pookmark |
2009.05.25 Monday author : スポンサードリンク

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| - | 11:38 | - | - | pookmark |
COMMENT
実際に世の中には、私利私欲の為ではなく
人助けをしている人は、私とは対極の人達が(笑)
沢山いますよ。
ヴェラには素直に同情しましたし
ヴェラを許した夫にも感動しました。

当時の社会制度が、どれだけ男中心だったか
という事も分かる映画でしたね。

| YOSHIYU機 | 2006/06/11 9:25 PM |
>YUSHIYU機さんへ
コメント&TB感謝です!!
なるほど〜、仰るように無償の愛を注がれてる方や、私利私欲を度外視して尽くす方っておられますねぇ〜。
「不純の塊」のような私(笑)には、恐れ多くて近寄れません。。。

いつの世も「男性有利」というシステムは、なかなか変わりませんねぇ。
「男女雇用均等法」などと言っても、現実には厳しい面も多々ありますものね。
ヴェラの生きた当時では、なおの事だったでしょうね。
| なぎさ | 2006/06/12 6:42 AM |
こんにちは。
私もこれ、なぎささんとそう変わらない時期に見たのです。
いい話なんでしょうけどね〜私はイメルダ・スタウントンがわざとらしいような気がしてならなかったのデス。まあ笑える役の時もわざとらしいくらいわざとらしいですけど(でも好きなんですけどね)。

それにヴェラは善意でやったことなんだろうけど、警察がくるまでは、堕胎をした人がその後どうなったのかを彼女は気にしていなかった訳でしょ?そういう意味では無責任な気がしました。

TBをさせていただきますね。

| dim | 2006/06/20 6:43 PM |
>dimさんへ
TBとコメント嬉しいです〜♪
これって結構、絶賛されてましたよねぇ。
私も、dimさんと同じくスタウントンの演技がわざとらしく見えちゃいました〜。。。
ちょっと「リキミ過ぎ」な感じが興ざめでした。
私も決して嫌いな女優さんではないのですけどね!

そうそう、気にしてませんでしたよねぇ〜。
事務的にこなしていってた感じでした。
『秘密と嘘』は良かったので期待して見ましたが、余りにも「美しく」まとまりすぎてた気がします。
| なぎさ | 2006/06/21 2:34 PM |
なぎささま、こんにちは。
『主婦マリーがしたこと』未見なんですが、この映画観た後でものすご〜く観たいと思いました。
なぎささまは、ヴェラに懐疑的なのですね。私は夫スタンに共感しました。
ところで先日深夜TVで『MONDAY』放映してましたね、ご覧になったかしら・・・。
ではでは、また来ますね♪
| 真紅 | 2007/08/31 5:45 PM |
>真紅さんへ
こんにちは〜♪

『主婦マリー〜』は、もう随分前に観たんですが、今でも強く心に残ってる作品です。
あの主人公のほうが、私は感情移入できたので、こちらにはイマイチの感想になってしまってます。

>ところで先日深夜TVで『MONDAY』放映してましたね、ご覧になったかしら・・・。
バッチリ!!!
観ましたよぉ〜ん♪
観たいと思ってた時に放映してくれるなんて「渡りに船」状態で嬉しかったです♪
で、本日早速記事UPしてまぁ〜す。
堤さん素敵でした。
そして改めて彼の演技力に脱帽です。
| なぎさ | 2007/09/01 5:28 PM |
なぎささん、こんにちは。真紅さんとこで、なぎささんのコメントみてきました。本当に劇場での私の反応と同じ!。ヴェラこんなおせっかオバサンいるいる。親切だから、誰もが誉める。義妹の意見に賛成!だった(笑)。でちっとも自分のやったこと認識していない! でも改めて見たら、家族愛とか女性の当時の意識とか、そういうことを描いているなって思ったわ。私もどっかで感想UPしますね。ともかく劇場では握手したかったシュエットです。
| シュエット | 2007/09/04 2:53 PM |
>シュエットさんへ
私も真紅さんチでシュエットさんのコメントを拝見して同じだったので嬉しかったです!
このヴェラという人物に同情も感動もしなかったので、どうしても感想が辛口になってしまいました。
『主婦マリーがしたこと』、随分以前に観たのですが、あの作品をもう一度観たいです〜♪
| なぎさ | 2007/09/05 3:32 PM |
今晩は。最近、本作が話しにでたので感想書きたくなりUPしました。後半に劇場鑑賞時の感想…なぎささんとばっちり重なると思う。そして最初の感想は昨年2回目見たのと先日CS放映で見た感想です。なぎささんももう一度本作、再見してみて!見えなかったものがきっと見えてくる思うわ。
| シュエット | 2007/09/06 10:50 PM |
>シュエットさんへ
こんにちは〜♪
記事UPされたのですね!

>もう一度本作、再見してみて!見えなかったものがきっと見えてくる思うわ。
そうなんですよねぇ〜。
見直したい作品ってたくさんあるんですが・・・とにかく時間が無いので、どうしても新作や近作を先に観ておこうという心理が働きまして。。。
子育て中の時期に、映画を観てない期間もあったので、見逃してる作品も多いんですよねぇ。

本作も、また時間ができたら、もう少し歳を重ねて観たらまた違う感想になるでしょうね。
| なぎさ | 2007/09/07 9:00 AM |
TBありがとうございます。
家族愛とか当時の女性問題とかいい映画なんでしょうが、私には合わず、苦手でした。
>maimai(映画DVDがそこにある)さんへ
こちらこそ〜、ありがとうございましたぁ!
一緒ですよ〜アタシも!!!
これ、苦手です。
巷では絶賛でしたけど、この主人公に共感はできませんでした。
映画って人それぞれですもんねぇ。
| なぎさ | 2007/09/24 11:05 AM |
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