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2006.05.23 Tuesday author : なぎさ

復讐者に憐れみを




パク・チャヌク監督という人は、とことん居たたまれない作品を、お作りになる。

『ケロン星からの使者』のTAKIさ〜ん
いよいよ“ガンホ祭り”も佳境に入っておりますよ!

復讐に駆られた二人の男。
しかしながらこの男たちは本来“悪い人間”ではなかった。
むしろ、地道に真面目に働いてきた“善良な人間”だった。

それが、なぜこんなことに・・・。

私、思うんです。
一番の“ワル”は・・・ヨンミ(ペ・ドゥナ)じゃない?
彼女がそそのかした誘拐計画から始まった悲劇。

聴覚に障害のある青年リュ(シン・ハギュン)は、溶接工として真面目に働いていた。
彼には病弱な姉(イム・ジウム)がいた。

ところがリュは、ヤミの臓器密売組織(イ・ユンミ)に金を騙し取られてしまう。
その直後、病院から姉の移植が出来るとの一報を受けるが、リュにはすでにお金が無かった。



そんな時、リュの彼女ヨンミの提案で、金持ちの子供を“営利誘拐”する計画を聞く。
2600万ウォンを要求すれば、姉の移植費用ができる。
お金さえ手に入れば子供はすぐに返すから、これは“悪い誘拐”ではない、などと勝手な論理で事を運ぶヨンミ。

人質となったのは電気会社の社長ドンジン(ソン・ガンホ)の一人娘ユソン(ハン・ボベ)だった。

ところが、ヨンミの言う“悪くない誘拐”は、とんでもない結末を迎える。

本作の原題は『復讐は我のもの』となっています。
ん〜、やっぱり、邦題のほうがニュアンスが合ってます。

復讐に燃えるのは・・・弟たちの誘拐事件を苦にして、自殺した姉の仇を取るリュと、誘拐された娘が川で遺体となって発見され、我が子の仇を取るため復讐の鬼と化した父親のドンジンの二人。

ドンジンを演じたソン・ガンホは、本作の話を『JSA』撮影中に、パク・チャヌク監督から聞いたという。
映画化は不可能ではないかと、3回も断ったらしい。

一方、『JSA』で共演していたシン・ハギュンは、脚本を手にした時からノリノリだったとか・・・。

ところが本作は、興行的には失敗だったそうです。


でもねぇ、やっぱりソン・ガンホの猟奇的な迫真の演技が良いんです。
ドンジンもまた、真面目に働き、一代で会社を興した人物でした。
亡くなった娘が、ドンジンに会いに来るシーンがあります。
娘と抱き合う姿に涙がこぼれます。

それと並んで、このシン・ハギュンもまた良いのです。
聾唖者の役ですから、セリフは一言も喋らないのですが、貧しい暮らしの中で懸命に生きる青年の姿、たった一人の肉親を亡くした後の鬼気迫る演技、見入ってしまいます。

ハギュンとドゥナは、手話を覚えるために聾学校に行き特訓を受けたようです。

“自称革命家”のヨンミを演じたペ・ドゥナは初めて見たが、童顔の顔でタバコをスパスパ吸うのには違和感があった。
この作品の共演がきっかけで、彼女とハギュンは付き合ったのかな?
二人を引っ付けたのは、ガンホssiのようだ。


脳性マヒの青年を演じたのはリュ・スンボム
彼もまた、実際に障害者の方に話を聞いて演じたという。
彼の兄は監督のリュ・スンワン。
本作では、ヨンミの家に中華料理を配達に来た店員を演じていた。

特典映像にあった、特殊メイクや特殊効果は見事です。
その反面、ガンホがハギュンを叩くシーンなどは、リアリティを出すために、実際に叩いていたらしい。
何度も取り直ししたために、ハギュンの顔が腫れてしまい、翌日のポスター撮影はできなかったほど。

チャヌク監督の復讐3部作のうち、これで2作は鑑賞できました。
これは『オールド・ボーイ』ほどの衝撃はなかったものの、結末的には本作のほうが“やり切れない”かもしれません。

エンドロールが流れても聞こえてくる“アノ声”・・・ただただ残酷でありました。


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| 映画 《ハ行》 | 11:29 | comments(10) | trackbacks(9) | pookmark |
2009.05.25 Monday author : スポンサードリンク

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| - | 11:29 | - | - | pookmark |
COMMENT
最初の掲載写真の雰囲気、映画にぴったり!とてもいいですね。観ましたね!辛いけど、「オールド〜」「クムジャさん」と全く違うテイストを感じませんでした?コメディ、青春モノ、ラヴ・ストーリーから戦争モノ・ポリティカルなもの、そして、本作のような「やり切れない系」まで引き出しいっぱい韓国映画!いったいどんだけあるのかね。(笑)さっき「達磨よ、遊ぼう!」を観て「笑って」帰ってきたところ。当地開催中の「韓シネフェス」は相変わらず女性で盛況でございました。TBさせてもらいました。
| viva jiji | 2006/05/23 2:34 PM |
>viva jijiさんへ
画像をお褒め頂いて嬉しいです!
ガンホとハギュンだけのパッケージ写真ではない画像を、かなり探したんです。
遂にようやく鑑賞しました!
『クムジャさん』はまだ未観ながら、viva jijiさんが仰る3部作では本作が一番と拝見して、私ももう一度、観たいと思うのは『オールド・ボーイ』よりも、こちらのほうです。
ほ〜んと、韓国映画ってザクザク出てきますよねぇ。

「韓シネフェス」へ行かれたのですね!
ほ〜っ、『達磨よ、遊ぼう!』というタイトルは初めて聞きました。
コメディーですか?

やめられまへん韓国映画・・・でございます(笑
| なぎさ | 2006/05/23 3:23 PM |
“ガンホ祭り”盛りあがってますね〜
ソン・ガンホの迫真の演技はいいですね。
私もなぎささんの影響かファンになりましたもん。
| | 2006/05/23 7:57 PM |
この作品は、とにかく痛かったという記憶があります。
これでもかこれでもかと痛いシーン満載で・・・

なぎささんがおっしゃる通り元凶はヨンミなのかもしれません。
無邪気そうなベイビーフェイスで、実はとんでもないことを
言い出すヨンミ役はドゥナssiならではかも・・・
| tamayuraxx | 2006/05/23 9:19 PM |
つ、ついに観たんですね!なぎささぁ〜ん!
この映画、特に最後のガンホの死ぬ寸前の演技!わたくし、鳥肌ものでございました。

“ガンホ祭り”あとは『反則王』と『爆裂野球団』ですね!
いいなぁ〜♪『JSA』と『殺人の追憶』またレンタルしちょうおうか悩んでるけど、『反則王』もまた観たいなぁ〜(汗)ガンホフリークTAKIくんでごじゃりましたぁ!
| TAKI | 2006/05/23 10:08 PM |
>○○さんへ
お名前がなかったのですが・・・。
コメントありがとうございます!

は〜い、ガンホちゃんで盛り上がっております〜♪

>私もなぎささんの影響かファンになりましたもん。
↑これは嬉しいですよ〜♪
あのゴツイ顔のガンホさんが演じる作品は、どれも見事です!
これからも、共々にガンホ作品を観続けましょう!


>tamayuraxxさんへ
はい、え〜、もう〜、「痛いっ」です!
カッターナイフ・・・出てきた瞬間、直視できない。
薄汚れた手術室・・・あれもかなりキツイものが・・・。
パク・チャヌクの世界ですねぇ。

ドゥナのベビーフェイスで腹黒い、というところがミソなのかもしれませんね。
あれが反対に、いかにものような女優さんだと、意外性ないですものね。
ってことは、ドゥナ!なかなかの女優魂でしたね!


>TAKIさんへ
「元気ですかぁーっ!ガンホがあれば何でも出来る!ダーッ!!」(←猪木風に)
うっひひぃ〜、TAKIさん、観ただよ〜♪

そ〜そ〜、あの断末魔のうめきは壮絶だった!
刺された後、紙を覗き込もうとする表情とか、脳裏に焼きつきました!

『反則王』と『爆裂野球団』、この二本もカミング・ス〜ンです☆
他にもないかしら、ガンホさまの出てる作品。
TAKIさん、もし見つけたら教えてね!
「ガンホでラセラ〜ラセラー♪」の猫なぎさでした・・・て、わけ分かりましぇん(笑
| なぎさ | 2006/05/24 8:19 AM |
パク・チャヌク、復讐3部作・・これだけ観てないんだけど。あとの2作は痛すぎて、これは観るもんか!って心に誓ったんだけど なぎささんのレビューみたらやっぱ観たくなっちゃったよ〜
気合入れてみるか。。。。
| toto | 2006/05/24 2:55 PM |
>totoさんへ
あら、これは未観でしたか。
私はあと『クムジャさん』が未観なんですよ。
痛いよねぇ〜パク・チャヌク監督作品って!
なんでこうも痛い事考えるかなぁ〜この監督は。。。
だけど、観たくなるんだよねぇフ・シ・ギ!
3部作の中では、本作が一番「マイルド」かもよ〜totoさん!
ぜひお試しあれ♪
| なぎさ | 2006/05/25 10:08 AM |
すごいという噂の三部作を見なければ・・・
と思い今度はこれを見てみました。
激しい復讐劇ですね。役者がすごすぎる。
それにいたぁ〜〜〜いo(><)o
足を切るところ鳥肌立ちました。
誘拐犯が極悪人と思えなかったことから
あそこまでされるのはかわいそうになってしまって
女にそそのかされたばかりに・・・と私も思っちゃった。
でも女の拷問もすごかった。
最後まできつい映画でした。
| ジュン | 2006/07/27 12:49 AM |
>ジュンさんへ
おぉ〜っ、遂にご覧になったですか?!
なんだか胸が悪くなるようなラスト、ソン・ガンホ演じた社長の断末魔のうめき声が・・・(((゜゜;)))

結局、これっていちばん悪いの誰?ってことになると、ペ・ドゥナ演じた、あのオンナじゃないのかしら。
彼女も酷い殺され方してましたねぇ〜(><i)

しかし、こんな恐ろしい、身の毛もよだつような復讐劇を考えるこの監督自身がイチバン怖〜い(ノ_・。)
| なぎさ | 2006/07/27 1:44 PM |
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