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2006.05.13 Saturday author : なぎさ

大統領の理髪師



いやぁ〜、実に面白いところに目を付けて脚本を書くねぇ〜。

本作を書いたのは、若干30代の監督も務めたイム・チャンサン。
冒頭に「この映画はフィクションです」という字幕が出るのだけれど、近代の韓国史に“リンク”させながら、庶民の目を通し“ユーモアとペーソス”を交えて描かれたストーリーには、

ただただお見事拍手というしかない!

韓国版『フォレスト・ガンプ』とでも申しましょうか。

主人公は、大統領府官邸のあるヒョジャ町という街で理髪店を営む、主人ソン・ハンモ。
名優ソン・ガンホが演じます。

『ケロン星からの使者』TAKIさんと私は、彼の大ファン!
静かなガンホブームを巻き起こすべく自称“ガンホフリーク”として、密かに活動を繰り広げております!



さて、この理髪師ハンモは、従業員のミンジャ(ムン・ソリ)に“手を出し”妊娠させます。
子供は産むけど結婚はしないと言い張る彼女と、半ば強引に結婚。
1960年4月19日、息子のナガン(イ・ジェウン)が産まれます。

その日は時同じくして、先に行われた“不正選挙”の撤回を求める学生デモの起きた日だった。
リヤカーで陣痛の始まった妻を運ぶハンモの“白衣姿”に、学生たちが“医者”だと思い負傷した学生も運ぶことに・・・。

1961年5月16日 軍事クーデターが起る。



1963年12月17日 ハンモは大統領専任の理髪師となる。
以後、1979年10月26日に大統領が暗殺されるまでの間、ハンモは“ソン室長”と呼ばれる“大統領の理髪師”として務めた。

この時代は、韓国にとって“暗い20年間”であった。

1968年1月21日 『シルミド』でも描かれていたが、この日、北朝鮮工作部隊による、韓国大統領府の“襲撃事件”が起こった。

この時、捕まった工作員は“下痢”をしていたため、韓国国内では下痢=スパイから“感染した病気”=政治犯と見なされ、下痢を“マルクス病”と名づけ下痢をしている者を見つけ次第“告発”させた。

ある日、ハンモの息子ナガンが下痢だという。
ハンモは、大統領の警護室長チャン・ヒョクス(ソン・ビョンホ)の手前もあり、その場を“つくろう”ためだけに小学生の我が息子を警察に連れて行く。

子供だからすぐに釈放されると思っていたハンモだったが、待てど暮らせど息子は返してもらえない。

やがて道端に手を縛られて帰ってきた息子だったが、彼に“異変”が起きていた・・・。

ソン・ハンモという人は、学も無くごく平凡な庶民である。
その彼を通して見た聞いた感じたままの、この時代の韓国が描かれている。

主人公の職業が、なぜ“理髪師”だったのか?
調理師や主治医でもよかったのでは?という問いにイム監督はこう答えた・・・「理髪師という職業が、最も大統領の近くにいることができるから。」

ハンモが初めて大統領に散髪するシーンでは、かなり緊張している様子が伺える。
しかも、散髪する前には「閣下は、国家だ!」という言葉の復唱までさせられるハンモだった。

この大統領(チョ・ヨンジン)は日本語の教育も受けていたようで、なぜか一言

「今日もサイコーの気分だじょ!」

と日本語で言うセリフがあった。

「気分だ・・・じょ!」て・・・?イヒヒ(「気分だぞ」って言いたかったんでしょ)

ソン・ガンホとムン・ソリは、この役のために実際にソウル市内の理髪店で、1ヶ月間の特訓を受けたという。

いやぁ〜ガンホも素晴らしいけど、このムン・ソリがまたすっばらし〜いグッド
『オアシス』で見せた体当たりの演技もド肝を抜かれたが、こちらは庶民のおばちゃんを素のままに演じてる。

他にも理髪店店員ジンギにリュ・スンス
練炭なんて懐かしい物も出てきた練炭屋のオヤジにオ・ダルス
中央情報部長パクにはパク・ヨンスらが脇を固め、この作品にさらに色を添えていた。



が、何と言ってもこの映画もソン・ガンホの映画です!
「昔、理髪師は医者だったんだよ。」とからかわれた息子を励ます優しき父親。
息子をおぶった彼が海を見つめ、息子に希望を与えようとする父親の顔。
笑うガンホ、怒るガンホ、ふてくされるガンホ、肩を落とすガンホ・・・どれも

ソン・ガンホだ〜!

最後に・・・理髪店の前にある、グルグル回ってる“アレ”。
青が血管、赤が血液、白が包帯を現しているって、ず〜っと前に聞いたことがありました。


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| 映画 《タ行》 | 10:13 | comments(10) | trackbacks(17) | pookmark |
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COMMENT
ガンホフリークTAKI参上!夜露死苦〜!
やったね!なぎささん!「大統領の理髪師」だぁ〜!
ガンホガンホガンホだったでしょ?
「リヤカー」のシーンは爆笑でした。
なんか色んな物が詰め込まれた、奥の深い映画でしたよね!
今日は殺人的に眠いので明日改めてTBにうかがいますね!
それとLINKありがとうございました。嬉しいです。
今日もサイコーの気分だじょ!
| TAKI | 2006/05/14 12:05 AM |
>TAKIさんへ
はいなぁ〜、フリーク仲間のTAKIさん!
ガンホが観たくて観たくて・・・ガンホに飢えていた私。。。
ガンホは中毒になりますねぇ〜(笑

本作って、もっと暗〜いお話かとイメージしておりましたが、とってもユーモアがあって、最後にはジワーッと感動もできて、さすがにガンホです!素晴らしかった!

「リヤカー」のシーンと、サングラスを順番にかけてみるシーンは大笑いしましたよ♪
ああいうところが、やっぱり上手いねぇ〜この人は!

殺人的に睡魔に襲われる中、ご訪問、感謝ですm(_)m

私も・・・「今日もサイコーの気分だじょ!」w
| なぎさ | 2006/05/14 10:38 AM |
なぎささん、こんばんは〜。
TBありがとうございました。
お返しさせて頂いたのですが、文字化けしちゃいました。
申し訳ありませんが削除して頂けますか?
ご迷惑おかけしてごめんなさい。

それにしても、ソン・ガンホ、凄いですね〜。
私は踏ん張るガンホ様に大笑いしてしまいました!
なんせ、涙目になってたのが凄い!!
| izumi | 2006/05/14 8:28 PM |
>izumiさんへ
TB&コメント嬉しいです〜♪
削除だなんて、もったいないです〜。
ちゃんとリンクして頂いているので、文字化けはお気になさらないで下さいね!

「踏ん張るガンホ!」ありました!
確かに涙目になってましたねぇ〜。
ほんとにチカラ入れて出してたみたいでした。
どこまでも、手を抜かない演技・・・お見事です!
| なぎさ | 2006/05/15 10:53 AM |
なぎささん こんにちは

私も今日はソン・ガンホ!
何をやらせてもうまいですよね〜
大好きな役者さんです
私としては話そのものよりも 時代背景が印象に残りました
TBさせていただきました
| ぴょん | 2006/05/23 6:30 PM |
>ぴょんさんへ
コメント&TB嬉しいです〜♪

ぴょんさんも、ご覧になったのですね!
ガンホssiあっての作品でしたよね☆
日本にはないタイプの俳優さんです。

こうした映画を通して、観ている私たちも、お隣の国の歴史を自然と学べてしまいますよねぇ。
学校の勉強より、よっぽど頭に入っちゃう!
これも映画ならではのメリットです。

私も益々、韓国映画に・・・そしてソン・ガンホという俳優さんにハマってしまいます。
| なぎさ | 2006/05/24 7:36 AM |
TBありがとう。
これね、「フォレスト・ガンプ」は大名作と言われるけど、僕は、この作品のほうが、ずっと上だと思っています。
ガンプの場合は、精神障害の反作用のところで、国民的英雄になっていくところがあります。ファンタジーを軸に、現代史を俯瞰していく手法は同じですが、こちらの主人公は、本当のありふれた庶民ですからね。主人公に、つくりもののところがありません。運命に翻弄された家族が、韓国の庶民を象徴しているような描き方になっています。
おっしゃるとおり、とても質の高い脚本です。
| kimion20002000 | 2006/05/31 8:30 PM |
>kimion20002000さんへ
なるほど〜、確かに『ガンプ』よりも上いく「ガンホ」ですね!
時代にリンクさせたこういうつくり方の作品は、けっこう好きです♪
| なぎさ | 2006/06/01 3:44 PM |
こんばんは♪

いや〜この作品は秀作でしたね。シリアスになりがちな事柄を取り上げているのに暗くなることはなく、コミカルなシーンでオブラートに包む・・・このシリアスさとコミカルさの融合が庶民の姿を浮き彫りにしていたと思いました。


それにしてもソン・ガンホは最高でしたね!なぎささん、ガンホフリークなんですか!私も仲間に入れてもらおうかな・・・(笑)

| rain | 2006/08/21 2:27 AM |
>rainさんへ
TBありがとうございました!

>シリアスさとコミカルさの融合が庶民の姿を浮き彫りにしていた
巧い表現ですね!
ほんと、そうでした(*^▽^)ノ

そうなんです、ガンホssiの作品はほとんど観ました。
彼は貫禄があるので随分、年配に見えますが、実際はまだお若いんですよねぇ。
日本の俳優で言うと織田裕二と同じ歳だそうですよ!
驚きですよね(ノ▽\*)
rainさんもご一緒に「ガンホフリークの会」へどうぞ!・・・って今作りました(=^ー^=)ゞ
| なぎさ | 2006/08/21 3:39 PM |
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