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2005.10.15 Saturday author : なぎさ

招かれざる客

招かれざる客
招かれざる客

40年近く前の作品・・・「招かれざる客」です。
英語のタイトルを直訳すると「夕食に誰が来ると思う?」これが日本で「招かれざる客」となる所が面白い。
この映画が完成したのは1967年5月26日。その2週間後、主演の名優スペンサー・トレイシーは逝去した。
スペンサー・トレイシーとキャサリン・ヘップバーンは日本でいうと森繁久弥と森光子ぐらい、アメリカでは有名な俳優だった。
二人の娘役で出演しているキャサリン・ホートンはK・ヘップバーンの姪にあたる。

この作品で、世界的権威のある黒人医師に扮するのがシドニー・ポワチエ
デンゼル・ワシントンもウィル・スミスもいない60年代、ポワチエは有名な黒人アカデミー俳優だった。この人が道を開いたと言っても過言ではないと思う。ハリウッドでは「ニガートークン」という言葉があると聞いた。
それは黒人を前面に出すことで、人種差別をしていませんよという暗黙のアピールなのだとか・・・。
劇中、ポワチエ扮する青年医師ジョンが結婚相手の父親に言うセリフにこうある「お父さんは私のことを黒人だと思ってる。そして僕は自分のことを人間だと思っている。」

普段は自由主義と公言する両親のもとへ、娘が結婚相手に連れてきた男性が黒人だった。戸惑いを隠せない両親。
黒人医師ジョンの両親もまた、相手が白人だと知り困惑する。
今ならそれほど偏見は無いかもしれないが、この作品が作られた60年代には、映画といえども白人と黒人の俳優が触れ合うこともままならないような
時代だったようです。
確か「ペリカン文書」でデンゼル・ワシントンとジュリア・ロバーツのラブシーンを、この作品が上映された93年頃でも驚きだったとか・・・。

これを我が家に置き換えてみる。もし、自分の娘が・・・。
人種などの壁を越えて「一人の人間」として相手を受け入れることができるだろうか?
「本音と建前」考えさせられた興味深い作品でした。しょんぼり

| 映画 《マ行》 | 18:09 | comments(17) | trackbacks(3) | pookmark |
2009.05.25 Monday author : スポンサードリンク

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| - | 18:09 | - | - | pookmark |
COMMENT
コメントどうもありがとうございました!
この映画、私も見ましたがすごい問題意識のある映画でしたね〜…。
たとえば宇宙人に襲われるとか、神隠しにあうとかいう話よりも余程リアリティのある『怖さ』があります。
自分が親だったら、という視点で観る場合と、自分が黒人青年だったらという視点のどちらで見てもすごく感情移入してしまう作品でありました。
スポーツや音楽の世界ではあんなに黒人が喝采をあびるのに、日常生活では何故?
今も昔ほどではないですが解消されずに残っている問題を見事に題材に取り込んだ名作だと思います。

今後ともどうぞよろしくお願いします。
| Jannita | 2005/10/16 9:19 PM |
Jannitaさん、こんばんは。訪問していただきありがとうございました!
人種問題を取り上げた作品はいろいろありますが、その中でも「招かれざる客」の存在は大きいように思います。
そうですね。日常生活で今もなお蔑視されるのは何故なのでしょう。
この夏のハリケーン被害でも露呈したように感じました。
Jannitaさんは新旧問わず幅広いジャンルで、ご覧になっていらっしゃいますね。
これからも楽しみに拝見させていただきます。
| なぎさ | 2005/10/17 12:06 AM |
黒人の地位向上に、シドニー・ポワチエが果たした役割は大きかったと思います。公民権運動、キング牧師暗殺、ブラック・パワーと、アメリカが大きく変わった時代に、時代の変化を加速させるのに映画も貢献したはずです。

「夜の大捜査線」「いつも心に太陽を」「招かれざる客」・・・いずれも1967年の作品ですが、共通して黒人でエリートのポアチエが主人公で、人種問題がからんでいました。

それにしてもスペンサー・トレイシーって「花嫁の父」役がはまっていますね。この映画では親娘の年齢差が少しありすぎのような気がしますが・・・
| まいじょ | 2005/10/18 1:21 AM |
私も、まいじょさんのコメントに同感です。
映画が世に与える影響は大きいと思います。

キング牧師とケネディ大統領が暗殺されなかったら、アメリカの方向性はだいぶ変わっていたでしょうね。

本当にスペンサー・トレイシーは良いお父さん役が似合います。「ニュールンベルグ裁判」ではまた違った魅力がありました。
| なぎさ | 2005/10/18 4:22 PM |
いやはや懐かしい名作!観ていらしたんですねー。

この映画に出ているポアチエには知性と賢さに裏打ちされた
「気品」までも感じられました。
「いつも心に太陽を」もイイ映画でした。

白人側からの差別ばかり糾弾されますが、黒人側も白人を
“受け入れない”という意識の強さも厳然とあるのでは。

ハリウッド製の映画には(特に娯楽大作)主人公を助ける脇役に必ずといっていいほど黒人俳優を入れてますよね。
反感を買わないためです。

なぎささんは未見とおっしゃっていたハル・ベリーの「チョコレート」。私は傑作!と誉めちぎりましたが、アメリカ通の友人が鼻で笑うのです。
・・・あんなこと(黒人女性と白人男性の恋愛)あるわけないでしょ!特に南部の話しでしょ、この映画は。・・・
南部での差別は我々日本人には理解不能らしいのです。

彼女いわく、アメリカ人が初対面で握手をし、ハグしたりするのは“私は手にも身体にも武器を持っていませんよう”という意思表示なんだそうです。

我が国の“ひとを見たらドロボウと思え”と同じでしょうか。

でも・・・欧米の作り出す映画は・・・やはり、好きです(笑)。

いつもコメント長くなってすみません(ペコッ)。
| viva jiji | 2005/11/22 8:33 AM |
>viva jijiさんへ
いやぁーviva jijiさん、いつも私が大好きな作品にコメントして頂いて嬉しい限りです!
| なぎさ | 2005/11/22 1:57 PM |
>viva jijiさんへ
すみません。うっかり送信しちゃいました。続きです。
そうでしたね。この作品は‘人種差別’を取り上げた物のなかでも、また切り口が違っていました。
白人の彼女を紹介した時、ジョンの両親の動揺は黒人側からの見方も表現していました。
67年当時では‘斬新な’シーンではなかったでしょうか。

聞いたことがありますね。
座ったらすぐに足を組むのも、危害を加えないという意思表示だとも。

私も欧米の作品は大好きです!
昔のディズニー映画など観ていると、戦争中にもかかわらずこんな素晴らしい技術で映画作ってたんだ、と‘格の違い’を感じたりします。

コメントが長くなられても気にせずドンドンくださいませ!
楽しみにお待ちしていま〜す♪
| なぎさ | 2005/11/22 2:15 PM |
TBありがとうございました!
ご覧になられていたのですね。
こういう古き良き作品を観ている方が、最近は少なくなっているので、少しでもこういう形で世に広めたいですね♪
アメリカでは昔は黒人が俳優をやること自体、特別なことだったのでしょうね。

>「お父さんは私のことを黒人だと思ってる。そして僕は自分のことを人間だと思っている。」
この台詞が胸に突き刺さりますね。
| shake | 2005/12/19 5:40 PM |
>shakeさんへ
こちらこそ、いつもありがとうございます!
喜んでTB頂戴いたします。

同感ですね〜。
このあたりの作品レビューは少ないです。

私もたくさんは観ていませんが、また古いものもUPできればと思います。

人道主義に根ざした名セリフではないでしょうか。
| なぎさ | 2005/12/19 6:31 PM |
つい先日TVでやっていて録画してあったので、
早速観ました〜!

すごく良かったです。
自分にとっては黒人差別ってリアルじゃないというか
むしろ黒人は好きなのですが、彼らの言わんとすることは
それぞれ正当でリアルで、感心させられました。

黒人差別はわかるのですが、黒人も白人のことを
つい拒絶してしまうというのは、初めて知りました。
考えてみれば当然なんですけどね・・・。
| batako | 2006/02/02 6:04 PM |
>batakoさんへ
おっ、ご覧になられたんですねぇ。
TBありがとうございました!
batakoさんも気に入られましたか。
私も、この作品を始めて見た時に衝撃を受けました。
だって、はっきり言って人種差別を描いた作品だけど、
そんなにドギツイいじめシーンや、もちろん暴力的なシーンも出てこないでしょ。
でも、ちゃ〜んと差別についてのテーマは描かれてて驚きました!
ほんとに!黒人からみた白人差別っていうのも意外性がありましたね。
そして主演のS・トレイシーが撮影直後に亡くなられたということも驚きでした。
世に言う名作は、時を経てもあせないですね!
| なぎさ | 2006/02/02 8:48 PM |
> そんなにドギツイいじめシーンや、もちろん暴力的なシーンも出てこないでしょ。

そうなんですよね〜。
みんな賢くて、みんなが立場をわきまえているからこそ
逆にリアルというか。

> そして主演のS・トレイシーが撮影直後に亡くなられたということも驚きでした。

そうなんですか!知りませんでした。

それと、クレジットを見て主演があの二人だった
ことに驚きました。絶対に息子(というか、新郎?)
が主演だと思っていました。セカチューみたいなものですね。笑
| batako | 2006/02/03 5:45 PM |
>batakoさんへ
そうなんですよ〜。
この映画はやはり、S・トレイシーとK・ヘップバーンの二大スターが看板で作られたものですね。
黒人差別問題を扱った作品では『ロング・ウォーク・ホーム』も感動します。
実際にあった「バス・ボイコット運動」を題材にしたもので、ウーピー・ゴールドバーグとシシー・スペイセクが出演しています。
| なぎさ | 2006/02/03 9:01 PM |
『ロング・ウォーク・ホーム』ですか!
ありがとうございます。

観たい作品リストに入れておきます〜!
| batako | 2006/02/04 10:09 PM |
>batakoさんへ
ちなみに当方に記事UPしてます〜!

私、結構好きなんですよね☆こういう社会派ドラマが。

自分ではこの作品のように「リベラル」なつもりだけど、
そういう局面にきたら、本心はどう出るんだろう?
こんなテーマの作品を観るたび考えさせられます。
| なぎさ | 2006/02/05 5:59 AM |
アシュトンのゲス・フーをすごく気に入って
これもどうしても見たくなって探しまくりました。
大昔の話でこっちは全然コメディじゃないけれど
深刻な問題の中に親の愛を感じられだいぶぐっと来てしまいました。
俳優さんたちがほんと名演技でしたね。
私その背景とか全く知らなかったのでここで勉強させてもらいました。
ポワチエという人がいたからこそデンゼルも道が開けたという話・・・
私そこでもう涙こぼれそう。
デンゼル・ワシントン大スキなの〜
| ジュン | 2006/10/22 10:56 PM |
>ジュンさんへ
これ、ご覧になったのですねジュンさん!
良かったでしょ。
私は好きな映画です!
D・ワシントン、ジュンさんお好きなんですね!
今ではたくさんの黒人俳優さんがいますが、その道を開いたパイオニア的存在がこのポワチエさんだと思います。
| なぎさ | 2006/10/23 8:56 AM |
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