<< タイフーン | Main | 夢見る頃を過ぎても >>
2009.05.25 Monday author : スポンサードリンク

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | pookmark |
2006.04.10 Monday author : なぎさ

DV ドメスティック・バイオレンス



レンタル店で、何気なく邦画セクションを覗いた時に並んでいた、この↑DVDパッケージに目が止まり借りてみた。

“DV撲滅キャンペーン映画”のドキュメントを観ているようでした。

“DV”というものは知っているつもりではあったけれど、本作を観て改めて感じたのが、加害者と被害者が“夫婦”ということで、実態は複雑であり、解決するのは難しいということでした。

主人公の夫婦、夫の鬼頭昭吾は41歳のサラリーマン。
妻、泰子はジュエリーショップでフルタイムで働く29歳。
一回り年の離れた、結婚3年目の子供がいない夫婦。
  子供が欲しい夫。
     まだ欲しくない妻。

夫は妻に仕事を辞めて欲しいと思っていた。

妻は「そのうちね」と言いながら先延ばしにしていた。

ある日、妻のアルバムや写真立てから写真が無くなっていた。
夫は
  「いつまでもさぁ、過去にしばられてても・・・ねっ」
       と言って悪びれた様子もなく「捨てた」と言う・・・。

ここから少しずつ夫が変わり始めます。

そして瞬く間に、夫は暴力行為へと“変貌”していきます。

たまりかねた妻が向った先は弁護士の宗方の事務所だった。

宗方弁護士は、泰子の話を聞いて一言こう言います・・・
     「奥さん、将来の伴侶に“カス”を選びましたね。」・・・。

そして続けて・・・
     「殺してもいいんですよ。正当防衛なら・・・。」

まず、こういう場合、妻は自分が“被害者であることに気づく”ことが大事なのだそうです。
そう気づく事で初めて“逃げる”という選択が生まれるのだとか。

酷い目に遭いながらも、DV被害者の女性は、自分にも悪いところがあると思い込んでいることが多いのだそうだ。
だから夫の暴力から“逃げる”こともせず“耐え続ける”という悪循環が生じる。

泰子もそんなふうに思っていた・・・宗方に指摘されるまでは・・・。

次第にエスカレートしてゆく夫の暴力。
 ・・・泰子は決意する。
      そして、ある方法で夫への“反撃”に出る。


主人公の夫を演じたのはこの方→
テレビドラマや、映画などでちょくちょく顔はご覧になられているかと思います。
遠藤憲一さんです。
この方、まず顔のインパクトがすごい!
普通にしてても怖い!
なのに殴る、蹴るを奥さんに振るいます。
普段はねぇ〜優しい人ですよ。

妻役は英(はなぶさ)由佳さん。
清楚な女優さんでした。
実は後日談として、暴力シーンの前に必ず、英さんに遠藤さんが叩かれておいたそうです。
「思い切り僕を叩いて!」と言って、事前に殴られておいたというのです。
そうすることで、暴力シーンで彼女を叩く遠藤さんの“自責の気持ち”が緩和され、叩かれている人の気持ちも分かるから・・・と話していました。

メイキングを観て、これは“芝居”だったことを改めて実感しましたが、本編では“狂気迫る”遠藤さんの演技に薄ら怖さを感じます。

夫婦と同じマンションに住み、長年DV被害を受け続けている主婦の霧島にリリィ
あのしゃがれた声で、DV被害の怖さを泰子に話します。
近頃ボケ始めてきた、という夫に反撃のチャンスをうかがい、残りの人生をかけて仕返しするんだと、遠い目をしながら語るのです・・・真に迫ってる・・・。

弁護士の宗方を演じた小沢和義氏は、本作の脚本家でもあります。
彼が、主人公の昭吾に投げつける最後の言葉・・・“因果応報”・・・。

泰子が身の危険を感じて駆け込んだ派出所の警官に、でんでんが扮しています。
こんな非常時でも、警察は“夫婦ゲンカ”としてしか扱ってくれない・・・これが現実なのか・・・。

監督は『12人の優しい日本人』中原俊。
メイキングを見たら優しそうな人だった。
本作は10日間ほどで撮られている。
俳優ともよく話し合いをしながら、DVの実態に迫るように作られていた。

既婚者の方も、未婚の方も、怖いけど観て損はないかと思う作品でした。

ウチの夫にも、こういう兆候が出たら気をつけよう!っと・・・。


参加しています↓ワンクリックお願いしま〜す♪



参加しています↓ワンクリックお願いしま〜す♪
にほんブログ村 映画ブログへ

最近、英語のみのスパムコメントに困っております。
一度にたくさんコメントを付けられるので削除も大変です。
jugemのスパム対策をすり抜けているようです。
皆さまには大変ご迷惑をおかけしますが、スパム防止のため暫くの間コメントは管理者の承認後にUPさせていただきますことをご了承ください。
申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。

| 映画 《タ行》 | 06:36 | comments(10) | trackbacks(3) | pookmark |
2009.05.25 Monday author : スポンサードリンク

スポンサーサイト

| - | 06:36 | - | - | pookmark |
COMMENT
はじめまして。はじめて書き込みをしますkeiko といいます。私も映画が大好きで、学生時代はよく映画みにいってましたが最近就職してなかなか思うようにならず・・・さてですがそんな私も映画サイト私も就活女優という企画に参加しているので、ぜひ一度見てみて下さい。
http://www.nizoo.com/shukatsu
感想など頂けたらうれしいです!
| keiko | 2006/04/10 5:36 PM |
友達が、「モラル・ハラスメント」という精神的DVに遭って今、戦っているところです。
ほんと、複雑です。夫婦ってヤツは。
赤の他人が‘家族’を築いていくのは、難しいことなんでしょうか、ね。。。
| ヨッシー | 2006/04/10 11:58 PM |
>keikoさんへ
コメントを寄せていただきありがとうございました!
早速、お邪魔させていただきましたよ!
女優さんを目指して、日々活動されているのですね。
夢を実現させるために努力されているkeikoさん、素敵です!
また遊びにいらしてくださいね!
陰ながら応援しています☆


>ヨッシーさんへ
「モラル・ハラスメント」とは、初めて聞きました。
配偶者に「モラル」が欠如しているというものでしょうか?
それとも「モラル」を必要以上に強要してくるというものでしょうか?
あるのですねぇ〜、夫婦間の問題というのはかなり複雑で、しかも夫婦でしか分からない事もあったり・・・。
初めは好きで一緒になっても、所詮は他人ですものね。
この作品を、夫の居ない昼間に観ていて、なんだか薄ら寒さを感じました。
ヨッシーさん「夫婦」って何でしょうかね。。。
| なぎさ | 2006/04/11 6:01 AM |
「夫婦」ってホント、何でしょうね。。。
命を繋げて行く事が生き物の存在する意味だとすれば、わざわざ「夫婦」なんてカタチを取らなくても動物のように交尾のみをすればいいですものね。
それをカタチづくるのはいったいどうしてなのか。
体裁?ぅわー、つまらない理由。
なんだろう・・・?
あ、ぁぁ、、、なぎささん、また脳みそ沸騰してきたぁー・・・・
| ヨッシー | 2006/04/11 10:21 PM |
なぎささん、こんばんわ!
DVと聞いて思わずコメントせずにはいられなくなりました。実は2年ほど前にDV被害に遭っている同級生(女性)から相談を受けました。その時に散々本を読んでDVについて相当勉強しました。
この映画も1年ほど前に見ました。この映画は…まぁ映画ですが、ほとんどドキュメントと言っても過言ではないと思います。実際、この映画の中での旦那の行動、暴言、暴力はDVの最も一般的かつ典型的な例で、決して映画向けに過剰な演出をしている訳じゃありません。むしろまだまだ軽い方だと思います。僕が相談を受けた同級生はその後何とか離婚にこぎつけましたが、いまだに街中で大きな音を聞くだけでパニック障害、過呼吸をおこします。
もしUkiUkiれいんぼーディをご覧の女性の方でDVの被害に遭われている方は勇気を持って各市町村の女性保護施設にご相談される事をお薦めします。バタラー(DV加害者)は決して直りませんよ。また、身に覚えのある男性の方はご自分の行動を今一度見つめ直してください。
ちなみに誤解の無いように言っておきますが、僕は嫁に手をあげた事はおろか、うちはケンカもした事ありません。一応、念のため…
なぎささん、長々とすみませんでした。もし不適切と判断された場合は容赦無く削除しちゃってくださいね。
| TAKI | 2006/04/11 10:45 PM |
>ヨッシーさんへ
「夫婦」とはなんぞや?
コレ、永遠の謎かもねぇ〜ヨッシーさん!
うちの両親40年以上連れ添って、父が他界して母はしみじみとこう言います「何考えてるか、わからん人やったわ〜」・・・。
娘から見ればとっても良い父でしたが、妻からすれば何年連れ添っても、理解できるものではなさそう・・・これは「夫婦」お互いかもしれませんね。
ウチね、先日まで夫が長期の出張でいなかったんですよ〜。
も〜楽チンだった〜!
家事めいっぱい手抜きできて!
先日、帰ってきたの・・・。
「一緒にいないと寂しい〜」などというムードは、とーの昔に過ぎとります(笑


>TAKIさんへ
とても的確なコメントを頂いて嬉しいです!
何度もうなずきながら拝見しました。
しかも本作もご覧になられていたんですね。
DV加害者はバタラーと呼ぶのですか。
とっても勉強になりますTAKIさん!
実際、身近に被害に遭われたお友達がおられたというのは、なんだか切実なものを感じます。
本作は、監督の話にもありましたが、いろんなDV被害の方々をレポートして作り上げたと。
ですから、この作品は極めて真実のDV実態に近いものなのでしょうね。
主人公が意を決して向った病院の女医が「グーでした?パーでした?」と聞くところ、世間ってこんなに冷たいものかと背筋が凍りました。
TAKIさんご夫婦は仲が良いのですねぇ〜。
ウチはね、小さな紛争・・・しょっちゅう・・・あっ、でも子供が大きくなってきて最近はしなくなったかな〜。
「子は鎹」ですねTAKIさん!
| なぎさ | 2006/04/12 6:27 AM |
なぎささんの記事を読んでいてずーーーっと気にかかっていて、やっと観ました。観てよかったです、やっぱり。作品としてもちろん中立の立場から描いているのは確かですがやはり殴られるほうに感情移入するのが「人情」ですね。でも永年、夫婦をやってきた私からするとどっちもどっち?って感じにも受け取れましたが・・・。確かに弱いものに暴力をふるうのは「カスの男」ですが、殴る側にも論理がある、と私は思います。だから、いいということではなく。私?殴られた日にゃあ、そのことを一生後悔するだけの法的措置でも何でも効じます。でも私、殴られるようなことはしませんもの。万が一、もし殴られたら、即刻、あることないことデッチあげて精神病院に入れます。親族二人の署名があれば強制入院させられるんです。なぎささん、私って「怖い?」(笑)TBさせてもらいました。
| viva jiji | 2006/07/14 1:26 PM |
>viva jijiさんへ
この作品、気にかけてくださったんですねぇ〜♪
主演の遠藤さんって、見ようによっちゃ〜イ・ビョンホン似なところもありますけど、この作品では嫌らしいダンナを演じましたねぇ〜 (。´△`A
これがもっと人の良い顔した役者さんなら、観てるほうもそんなに感情移入しなかったかも・・・。

>親族二人の署名があれば強制入院させられるんです。
これ、ほんとですか!
p(・エ・o)メモメモ
ひやぁ〜、viva jijiさん・・・怖いっす(^^v
| なぎさ | 2006/07/14 3:30 PM |
こんばんは!
TB&コメントありがとうございます。
あまり自分には関係ない世界の話みたいに考えていたのですが、この映画ではその過程が描かれていて、ごく普通の家庭でも起こりうるものなんだと思いました。
そう考えると怖い気もしてきます。
| グレート・タカ | 2006/08/25 11:06 PM |
>グレート・タカさんへ
一見、「対岸の火事」的に思える内容ですが、実はどの夫婦にも起こり得るものかもしれないという恐怖感を味わいました。
しかも、それがエスカレートするということの恐ろしさ!
幼児虐待と同じく、この夫も幼い頃に虐待を受けて育ったようでしたね。
ラストでは、お腹の大きくなった奥さんが振り向いたところで終ってましたが、あれってダンナに見つかったってことなのでしょうかねぇ(;´〜`A゛
| なぎさ | 2006/08/26 11:17 AM |
ADD YOUR COMMENT









TRACKBACK URL
http://nagisanodate.jugem.jp/trackback/243
TRACKBACK
UkiUkiれいんぼーデイ様トラックバック、ありがとうございました。blolog〔ブロログ〕では、カテゴリー別にトラックバックを募集中です。他のカテゴリーへも、お気軽にトラックバックして下さい、お待ちしております。
| blolog〔ブロログ〕 | 2006/04/10 8:05 AM |
夫婦とは 例外もあるが ほとんど「男と女」であり たいてい一つ屋根の下に暮らし 男が主に働いていたり 女も働いていたり 一つ屋根の下で メシを食い、SEXもし、子供も育てる、 最小単位の「人間関係」である。 その成り立ちは ミも
| 映画と暮らす、日々に暮らす。 | 2006/07/14 1:09 PM |
中原俊監督の社会派ドラマ。 ドメスティック・バイオレンスって言葉は知ってるけど、なんか自分とは無縁の社会の出来事のような気がしてた。 けどこういうの見るとごく普通の夫婦でも起こり得ることなんだと思った。 特に暴力的な人間や、精神的に異常な人間でなく
| グレート・タカの徒然なるままに… | 2006/08/24 10:50 PM |