<< イーオン・フラックス | Main | H 〔エイチ〕 >>
2009.05.25 Monday author : スポンサードリンク

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | pookmark |
2006.03.17 Friday author : なぎさ

9000マイルの約束



SO WEIT DIE FUSSE TRAGEN・・・歩ける限りどこまでも。
家族との再会だけを夢見て一人の男が、シベリアから故郷のドイツまでの9000マイル(14208Km)を歩き続け、3年間かけてたどり着くという実話に基づいた感動作。
2時間40分という長さも全く気にならないほど、主人公の気持ちに入り込んでいく。


1944年8月、第二次世界大戦、クレメンス(ベルンハルト・ベターマン)はドイツ・バイエルンから出兵する。
その時、妻カトゥリン(イリス・ベーム)は、二人目の子を身ごもっていた。
妻と娘のリサに「必ず帰る。クリスマスは家で!」と言い残し彼は戦地へ。

ところがクレメンスは、戦争犯罪者として強制労働の刑を科せられる。
1945年11月、まるで冷凍庫のような列車に揺られシベリアへと送還される。
さらに列車から降ろされ、今度はひたすら雪の中を歩かされデジネフ岬にある強制収容所にたどり着く。


そこで彼らを待っていたのは、過酷な重労働と、冷酷で執念深いカメリアフ中尉(アナトリー・ヴラディミロヴィッチュ・ユテニョフ)だった。

その収容所には、壁も鉄格子もない。
そんな物は必要なかった・・・なぜなら、脱走しても逃げ切ることができない。
生きてそこからは出られはしない。
周りはどこまでも雪原が荒涼と広がっているだけだった。
彼らは死ぬまでそこで働かされるのだった。

しかしクレメンスは諦めなかった。
家族との約束を果たすため、再会を夢見て脱走を試みます。
ところが、あっけなく失敗!

地下壕に入れられ、囚人仲間からはリンチを受けます。
彼が脱走したことで、連帯責任として囚人たちには食事が与えられなかったのです。

それでもなおクレメンスは諦めない。


そんな彼に、医師のシュタウファー(ミヒャエル・メンドゥル)が力になってくれたのです。
彼は脱走に必要な備品を全て用意してくれました。

「なぜあなたは脱走しないのか?」と尋ねたクレメンスに、シュタウファーは「2ヶ月前にガンだとわかったんだ」そう言って、自分が果たせなかった脱走をクレメンスに・・・。

脱走を決行する時、二人は目で言葉を交わします。
「必ず故郷に帰るんだ!捕まるな!」
「必ず帰ります!ありがとう!」・・・目でそれを表現する。

1949年、クレメンスの過酷で孤独な戦いが始まった。

途中には数々の困難が待ち受けていた。

クレメンスは絶対、生きていると、執念の捜索を続けるカメリアフ中尉の彼に対する憎悪は増してゆく。

一方、家で待つ妻と娘は、クレメンスの消息がつかめず、半ば諦めていた。
それでも娘のリサだけは、父の生存を信じていた。
あの時、別れ際に父に言った「絵葉書を送ってね」という約束を信じて。

不屈の信念で、クレメンスは遂に故郷に帰還する。

脱走してから3年もの月日が経っていた・・・。
出兵してからは、実に8年もの年月が過ぎていた。


これはドイツの映画です。
出演されてる俳優さんは全て初めて観る方ばかり。
医師シュタウファー役のミヒャエル・メンドゥルは、ドイツ映画のカリスマと言われるほどの名優なのだそうです。

脱走を描いた作品はいろいろありますが、一面の銀世界をひたすら歩くこの主人公の孤立無援の戦いに心惹かれました。
飢えと寒さ、追っ手に怯える恐怖。

彼のように戦争で引き離された家族は、数知れないほどあったことでしょう。
ひと目、家族に会いたいと想いながら亡くなってしまった人たち。
そして、シベリアの果てで死ぬまで働いた人たちもいたことを忘れない。


にほんブログ村 映画ブログへ









| 映画 《カ行》  | 08:58 | comments(4) | trackbacks(4) | pookmark |
2009.05.25 Monday author : スポンサードリンク

スポンサーサイト

| - | 08:58 | - | - | pookmark |
COMMENT
TBありがとうございます!
この作品でTBがあるとは、正直驚きました。
確か日本未公開だったような…CSで見たんです。
最初、見るつもりなくダラダラ見てたんですが、
そのうち、画面にかぶりつきっ!
ああああ、寝なきゃ〜と言いながら、ラストは感動の涙でした(笑)
国境で例の奴が待っていた時には、
本当に腹が立ちましたよ(ネタバレすみません/汗)
すみません、初めてなのに長々書いてしまいました。
よろしければ、また寄らせて下さい。
| chizu@cheese | 2006/03/17 8:18 PM |
>chizu@cheeseさんへ
うわぁ〜、こちらこそコメントも残さず失礼しました!
TB&コメント嬉しいです〜♪
gooの検索で貴記事を発見いたしました。
この作品を鑑賞されてる方は少ないですね。
未公開作品ということもあるんでしょうね。
私は雑誌でこの作品を知って、観たいと思っていました。
執念で追ってくるアノ中尉が、橋の上にいた時はもうだめかと思いました(笑
あの吹雪の中、俳優さんたちは大変なロケだったでしょうね!
それにしても、コレ実話なんですもんね☆
ぜひ、またお立ち寄りくださ〜い!
私もお邪魔いたしますね!
| なぎさ | 2006/03/17 10:10 PM |
逃げる方の根性も並大抵ではないですが、追いかけるほうの執念のすごいこと!
なにもそこまでしなくても・・・あきらめの早すぎる私などには、到底理解できない執拗さでした。
長い映画なのに、途中で中だるみもなく、緊張感がうまく持続できているところが、見事でしたね。
| 有閑マダム | 2006/03/19 10:42 AM |
>有閑マダムさんへ
おぉぉ〜っ、ご鑑賞されておられましたか!
この作品のことを知った時から観たいと思っていたんです。
確かに、そうですね。
あの執念深い中尉の存在もあって、長さを感じさせない緊迫感が出ていたんでしょうねぇ。
列車を降りたところでバッタリ対面した時は、もうだめかと思ったり、最後の橋の上でのシーンでも。。。
シベリアを歩いて脱走するなんて、超人みたいな人でした!
| なぎさ | 2006/03/19 11:21 AM |
ADD YOUR COMMENT









TRACKBACK URL
http://nagisanodate.jugem.jp/trackback/216
TRACKBACK
UkiUkiれいんぼーデイ様トラックバック、ありがとうございました。blolog〔ブロログ〕では、カテゴリー別にトラックバックを募集中です。他のカテゴリーへも、お気軽にトラックバックして下さい、お待ちしております。
| blolog〔ブロログ〕 | 2006/03/17 9:29 AM |
監督:ハーディ・マーティンス 出演:ベルンハルト・ベターマン、ミハエル・メンドル ドイツ映画なので日本では見逃しがちですが、壮大なスケールと物語は目の離せない素晴らしい作品です。3年の歳月をかけ9000マイル(約1万4208キロ)を逃げ切った真実の物語で
| cheese de movie | 2006/03/17 7:57 PM |
タイトル: 9000マイルの約束 第二次大戦中、ソ連軍に捕まり、シベリアの強制労働所に送り込まれたクレメンテ。 妻と幼い娘、生まれたはずの赤ん坊の元に返ろうと、脱走を図る。 極限の寒さ、飢え、追っ手に対する恐怖など自然や敵対する人たちと戦いつつ、3年
| 有閑マダムは何を観ているのか? | 2006/03/19 10:44 AM |
実話を基に、シベリアからの長い長い脱走と故郷への道のり・・
| 心の栄養♪映画と英語のジョーク | 2009/07/13 8:41 AM |