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2006.03.06 Monday author : なぎさ

ブラザー・フッド



韓国シリーズ第三弾!
本日お届けする作品は、今までの戦争映画とは違います。

戦争は人間を変えてしまうというが・・・。

仲の良かった兄弟が、優しかった兄が、兄を慕っていた弟が・・・。

・・・戦争ほど酷いものはない。

戦地へ赴く者、それを送り出さなければならない者、どちらも残酷である。

私の祖母は、わずか19歳の若さで戦死した息子の写真を、毎晩見ては泣いていたと言う。
こんな母が、数え切れないほど存在し、苦渋の涙を流したであろう。

日本では、もう遠い過去のようになってしまっているが、お隣の国、韓国では現在もこうした“今そこにある危機”と闘っているのである。
それを改めて確認できるほど、もの凄い臨場感のある戦争シーンの連続である。
これを観たら“今までの戦争映画はなんだったのか”と思うほどの迫力とリアルさなのだ。


父が亡くなり、言語障害になった母(イ・ヨンナン)を支え、弟を大学へ進学させることを夢見て、ソウルで靴磨きに精を出す兄のジンテ(チャン・ドンゴン
将来は靴屋を夢見ていた。

その兄を慕い、家族の期待に応えようと努力する弟ジンソク(ウォンビン

ジンテには将来を約束した女性ヨンシン(イ・ウンジュ)がいた。

彼女は幼い兄弟たちを抱え、ジンテの母の飲食店を手伝いながら懸命に働いていた。

貧しいけれど平穏で心満ちた生活だった・・・。

その生活を一変させたのは、1950年6月25日、朝鮮半島に勃発した戦争だった!


疎開しようと移動していた最中、突然、徴兵された弟ジンソクを連れ戻そうと、軍用列車に飛び乗った兄のジンテ。
しかし、皮肉にも二人とも徴兵されてしまう。
家系が途絶える為、本来ならば一家に一人の男子となっていた。

なんの訓練もしたことがない民間人が、いきなり軍隊へ放り込まれる。
そして唐突に“遺書”を書いておけと命令される。
満足な食料もなく、水すらもなく、防御の仕方も知らず、武器など持ったこともない・・・そんな人たちばかりの軍隊。

ジンテは何とかして、まだ高校生の弟ジンソクをだけでも除隊させようと密かに決意する。
そのためには、自分が最前線に向かい、功績を上げ、勲章を授かること。
そうすれば“弟の除隊”が認められるのだ。

進んで危険な任務を引き受けるジンテ。
次第に“顔つき”が変わってくる。


こそれは弟のジンソクも同じ。
名を挙げるたびに“軍人の顔”になるジンテ。
弱々しかったジンソクまでもが、徐々に“逞しさ”を増してゆく。

実際、観ていて俳優の変化が分かった。
この変わりようは凄いものでした。



韓国では、ある年齢になれば男子に“徴兵制”の義務が課せられます。
ただし、一人息子で、もしその子が亡くなれば家督を継ぐものが絶えてしまうという場合は“免除”になるらいいです。

もう一つ、身体的に軍隊に耐えられないとなれば“免除”となるそうです。
ちなみに、チャン・ドンゴンは“内蔵疾患”、ペ・ヨンジュンは“視力”、チャ・テヒョンは“肩の脱臼”、などで“免除”になっているそうです。

現在、ウォンビンは兵役中。
入隊直後の2ヶ月間は、想像を絶する過酷な訓練だそうです。
あまりの辛さに自殺する人までいるとか。
睡眠時間は2,3時間、食事は早々に済ませ、2ヶ月間はお風呂も入れないとか・・・。

また、配置される場所によっても千差万別。
前線に近い所ほど厳しく、外部との接触も絶たれます。

韓国の男性はこうした過酷な経験を経て“一人前”と認められるようです。
除隊後に酒を酌み交わすのも、同級生よりも軍隊で共に苦労した戦友と、となることが多いとか。

こうして兄が弟を思い活躍することで英雄になり、兄の階級が上がるたび、皮肉にも兄弟の絆は薄れてゆく。

そしてとうとう、兄は“最高の勲章”を授かる。
これで弟を除隊させ、母の元へ帰してやれると思った矢先、残酷な運命が兄弟に降りかかる・・・。


朝鮮半島に住む“同じ民族”が、それぞれの大国の“代理戦争”にされてしまった朝鮮戦争の悲劇。
国家に翻弄されいつも苦しむのは“民衆”である。
いとおしい我が子を戦争に奪われた親。
かけがえの無い親を亡くした子供。
二度と逢えなくなってしまった恋人。


いつの世も、戦争だけは起こしてはならない。
これほどの“悪”はない。

そのことを確認するためにも、この作品をご覧になっていただきたいと思います。

アカデミー賞作品賞に輝いた『クラッシュ』!
バンザーイグッド


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| 映画 《ハ行》 | 15:19 | comments(3) | trackbacks(10) | pookmark |
2009.05.25 Monday author : スポンサードリンク

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| - | 15:19 | - | - | pookmark |
COMMENT
ホント、この作品を観てても感じたんですけど、何がどうしてあそこまで怒涛のような切実感を伴って観ている私たちに迫ってくる臨場感を作り出せるんだー!ねえ、なぎささん!
同じアジア人なのに、なぜにこうも違うんか!大陸と地続きで、軍隊があって、国が分断されているということの“重み”が映画作りひとつとってもこれだけ差があるんだよね。
英語圏の「プライベート・ライアン」なんか優に超える“胸騒ぎ”全開の戦闘シーン!
そうです、あんなに仲の良かった兄弟の“軋轢”そして“いがみあい”は見ていて辛いものがありましたね。
明日はドンゴンの「コースト・ガード」をUPします。
狂気へヒタ走るドンゴンです!
「クラッシュ」作品賞おめでとう!私も先週観ましたよ!
| viva jiji | 2006/03/06 4:16 PM |
お邪魔します。ウォンビン!いきなりでしたよね、あの徴兵のあり方に唖然としたけれど戦争だもの、規則うんぬんはあってないようなもの、開襟服で母や義姉を探していた少年の顔だった彼の顔がみるみる変わっていく様にも涙が止まらなかったです・・ドンゴンの白目、あれはもの凄くキツイ演技だったらしいでしよ、あんなのハリウッドの作品でも観たことがなかったので、もしかしてCG?とも思ったけれど韓国はご存知のようにCG、スタントをあまり使わない。やっぱり本人がやっていたのですね・・・とんでもなく凄いものを見てしまったってことが最初観た時の感想だったけれど、その延長が、戦いこそないけれど今だに続いている、悲しすぎる現実です。それもウォンビンが現実にあの場所にいる。この作品を通して韓国の徴兵制のことを知った日本人は多いのではないかしら・・・あたしもその一人。
| グロリア | 2006/03/06 4:43 PM |
>viva jijiさんへ
あれは凄かったですねぇ〜。
一人ぐらい犠牲になってない?って感じるほどのリアル感。
戦場ってこんなに悲惨なんだ!
まさに地獄絵図そのものでしたよね。
同感です。同じアジア人なのに、日本人では描けない!
思えば日本がすでに復興に向って突き進んでいた頃、お隣の半島ではこんな悲しい戦争が起きていたんですよね。

おぉぉーっ、狂気へヒタ走るドンゴンの作品ですか?!
楽しみです♪
「クラッシュ」が作品賞を受賞して嬉しいです☆


>グロリアさんへ
そうそう!
お兄ちゃんの後にくっついてビービー泣いてたジンソクが見る見る男の顔になっていく、あれには驚きました!

ドンゴンの白目はほんとに白目をむくほど過酷だったんだぁ〜。
CG技術の乏しい韓国で、ここまで迫力ある映像に仕上げたというのはアッパレですね!
私は本作、いろんな意味でハリウッドを越えてると実感しました。
ですね〜ウォンビンが、チャン・ヒョクが、あの場所に今いるんですから、韓国の俳優さんって素晴らしいわけだ!
| なぎさ | 2006/03/06 5:24 PM |
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| blolog〔ブロログ〕 | 2006/03/06 3:24 PM |
チャン・ドンゴン、ウォンビン主演の映画。 朝鮮戦争が休戦して今年で52年目。広島の原爆は今年で60年目です。私にとっては、昔のことではありますが父がすでに生まれていた時代。こんなにも近い時代にこんな戦争があったなんて、、、 戦争映画を観ると凹むので、映
| ☆ 163の映画の感想 ☆ | 2006/03/07 6:58 AM |
何かおすすめする映画とかあったら語ってください。 感動もの、笑える映画、なんでもどうぞ。
| 共通テーマ | 2006/03/07 8:05 PM |
ほほえましい兄弟(しかもいい男たち)に、 いいな〜いいな〜♪なんて思ってたら、 いきなり戦争、始まりました。 そんなに戦争って、急に始まるもんなの? いや、急じゃないんだろうけれど、 国民に知らされるのは、ギリギリヤバくなってから、 なんだろうな…。
| *モナミ* | 2006/04/15 10:03 PM |
ブラザーフッド スタンダード・エディション 見始めて30分で リタイアしたくなりました ■□ちょいすじ□■ 靴磨きの仕事をしているチャン・ドンゴン演じるイ・ジンテには ウォンビン演じる高校生の弟のジンソクと母 さらに婚約者であるイ・ウンジュ演
| 韓流大好き! | 2006/05/24 3:54 PM |
戦場の殺戮を徹底したリアルさで再現された臨場感溢れる戦闘シーンが連続し、自らが戦場にいるかのような錯覚に襲われ、戦争の恐怖感や悲壮感が身に迫って感じられました。 また、リアルな戦争映画としてだけではなく、切ない兄弟の悲痛な運命の物語としても描かれてい
| シアフレ.blog | 2006/07/18 3:17 PM |
韓国の戦争超大作。 ブラザーフッド。 ドラマ「秋の童話」のウォンビンも出てます。 戦争アクションの映像は、 スピルバーグの「プライベート・ライアン」に かなり、影響を受けているんだろう。 ちょっと、鼻につくぐらいの 悲惨な描写が影響してか、 兄弟
| ぐぅちゅえんの見たり読んだり | 2006/10/04 11:01 PM |
レディーゴー!出演 ウォンビン/チャ・テヒョン全8話この韓国ドラマ「レディーゴー!」は秋の童話にでていたアジアの貴公子ウォンビンの出世作です☆その他「猟奇的な彼女」の主演をしていたチャ・テヒョンや日本の芸能界で活躍しているユンソナがでています。大学の映
| 韓国ドラマLOVERS!@韓国情報☆ | 2007/05/06 12:31 AM |
●韓国俳優プロフィールカタカナ ウォンビン 漢字 元斌 英語 Won-Bin 区分 俳優、タレント、モデル 生年月日 1977年9月29日 身長/体重 178cm/63kg 血液型 O型 趣味/特技 写真撮影、バスケットボール、テコンドー 学歴 百済芸術専門...
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