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2006.03.07 Tuesday author : なぎさ

二重スパイ



何処かへ逃げたい・・・。
北でも南でもないところへ・・・。
・・・女はそう言って涙を流した。

死ねと言われれば死ぬんだ!
・・・男は吐き捨てるように叫んだ。


またまた、韓国の底力を見たような作品に出会った。
韓国シリーズの最後にこの作品をご紹介します。

映画は79年、北朝鮮の創立式典の軍事パレードから始まる。
一糸乱れぬ行進。
その中に“あの男”はいた。

“アカの思想”が命の底まで染み付いた人間を“トマト”に例えるらしい。
“リンゴ”ではダメなのです。
切っても切っても、中身まで“真っ赤”でなくてはならない。
ハン・ソッキュ演じるイム・ビョンホは、まさにその人間だ。
祖国、北朝鮮のキム・イルソン首領に命を捧げた男。
南の革命のために、80年まだ冷戦の最中、東ベルリンから命がけで“偽装亡命”する。

そんな彼を南で待っていたのは、過酷な拷問。
何のために亡命したのか、本性を暴く為の熾烈な取調べが続く。

ビョンホは、ただこう言い続けた・・・「自由を求めて生きるために・・・」
そして、勝ち取った“南での信頼”
“亡命勇士”として南に迎えられた彼は、舞台上で韓国国旗を振りながらこう叫ぶ。
「自由韓国 万歳!」

2年が経った頃、国家安全企画部で働くまでになるビョンホ。

ビョンホは毎晩、ラジオから流れるクラッシック音楽に耳を傾ける。
ある日、その番組が改編で打ち切りになるという。
最後にDJのユン・スミ(コ・ソヨン)が流した曲に、ビョンホは慌ててメモを取る。
そう、その曲が暗号になっていたのだった。
そしてその暗号は・・・“DJに接触せよ”



コ・ソヨンの演じたユン・スミは父親が北のスパイだったために、彼女は生まれも育ちも南なのにも関わらず、こういう人は“スリーパー・スパイ”つまり、韓国国内で潜伏して活動しているスパイになるらしいのです。

こんな人が韓国国内には実際にいるんだなぁ〜って思うと、なんだか人間不信みたいに疑っちゃいますよね。
まぁ、日本にだって北からの潜入スパイはいると思いますけど。
また、それができるのは、ビョンホのような祖国への“堅い忠誠心”を持った人間がいるからできることなのでしょうが。

やがて、上司であるペク(チョン・ホジン)から交際相手にと、教会で紹介されたのは、DJをしていたユン・スミだった。
生まれながらにしてスパイという運命を背負った彼女は、どこか自分を捨ててしまったような人生を送っていた。
そんな彼女が、ビョンホと出会った。
スパイとしてではなく、男と女として・・・。

ペク達の前では普通の男女を装いながらも、二人は北のスパイとしての責務を果たしてゆく。

開業医のキ・ヒョンチョル(ソン・ジェホ)も、北のスパイだった。
ある日、スミとヒョンチョルが、資料の隠し場所に行った時、民宿のおかみに目撃され、ヒョンチョルが連行された。

また、キム・ギヨンという留学生の政治犯の裏切りによって、次第にビョンホの身元が明らかになってゆく。

そして、信頼する祖国からも見捨てられ・・・。


昨日の作品同様、こちらも過去の出来事ではなく“今そこにある危機”として、朝鮮半島で現実に起こっている事なのである。

それにしても、思想教育によって“創り上げられた人間”の怖さみたいなものを感じます。
それはある意味“真っ直ぐ”なんでしょうが・・・。
「死ね」と命令されれば“死ぬ”んですよ!
でも、これって戦時中の“それ”と似てますよね。
だから、たくさんの若者が亡くなったんですから。

・・・と、考えると、“国家権力者”が狂っていれば、そこにいる者も狂わされるわけです。
あの時代の日本も国を統一する者が狂ってたわけですよねぇ。
北は今でも、“それ”が続いているということです。
これは真に恐ろしいことです。

そしてハン・ソッキュが、これまた素晴らしいです!
身元がバレないかと観ててハラハラ、ドキドキ!


それにしても、韓国俳優の幅は広いですね〜。
演技派俳優がゴロゴロいるではありませんか!

近日公開の『力道山』ソル・ギョングなんて、日本語のセリフをキッチリ頭に入れて撮影に望んだらしいですねぇ。
いやぁ〜まいったです!
チェ・ミンシクの『春が来れば』も間もなく公開!
観たいなぁ〜♪


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| 映画 《ナ行》 | 15:34 | comments(13) | trackbacks(6) | pookmark |
2009.05.25 Monday author : スポンサードリンク

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| - | 15:34 | - | - | pookmark |
COMMENT
観ましたよ、これ。
これ観てから劇場でハン・ソッキュ主演作「スカーレット・レター」観たですよ。ギンギンの血みどろ不倫モノですよー!(笑)エラいですなあ、俳優さんはー!
全く違う役柄をあのように演じ分けるのですから。
ホントに「八月のクリスマス」のハン・ソッキュ?!(笑)

はい!チェ・ミンスク「春が来れば」!
ポスター観たら可愛いいミンスクさんでした(笑)
| viva jiji | 2006/03/07 5:14 PM |
なぎささん^^先日はわが家にレス頂きありがとうございました。
お名前をどこかで?って思っていたらグロリアさんのおうちだったんですね^^♪

なぎささんのお部屋の方がメミんちより充実ですよぉ〜〜
メミんちなんて、お恥ずかしい限りです。

この「二重スパイ」重いけど好きです。
実はメミが韓国の映像を知ったのがソッキュオッパーでした。「八月のクリスマス」・・・衝撃でした。なんなの?この感じ?この人なに?って感じで、演技力のすごさに感動したんです。
スンホンスンホンって騒いでますけど、原点はハン・ソッキュです。^^あはは
ホント好きな俳優さんです。どんな役も、いとも簡単にその人になってしまって、細かいところの感情や行動・しゃべっていない時の表情での演技・・・
とにかくすんごく好きなんです。
メミも「スカーレット」見ましたけど、こわっ!!って感じでした。話も不倫ががテーマ?なんだけど、難しい><内容でしたよ。是非見て感想聞かせて下さいね。
また遊びに来させてもらいますね〜〜〜
これから宜しくお願いします^^
| メミ | 2006/03/08 1:50 AM |
>viva jijiさんへ
なるほど〜、両作品とも観たくなってきました!

本作で、拷問されるシーンでは真っ裸でしたよね〜。
湯船に水を張って顔を押し付けるという拷問は、韓国映画によく出てきますよね。
実際にも行われているんでしょうか。
韓国俳優のカラダを張った迫力演技にはアッパレです!


>メミさんへ
メミさん、ようこそ〜♪
そうです!私もよくグロリアさんちへお邪魔しています〜。
そのつながりでメミさんのお宅にも、こっそりお邪魔してました!(コメントも無くすみませ〜ん)

そうなんですか?!
原点はハン・ソッキュオッパですか!
私は今、韓国作品を観るたびに素敵な俳優さんと出会うので、見たい作品が目白押しです〜(笑
おまけに韓国語まで興味が湧いてしまって。。。

こちらこそですよ〜よろしくお願いします!
私もまたお邪魔させていただきますね☆
| なぎさ | 2006/03/08 8:28 AM |
なぎささん こんにちは

TBさせていただきました
これはずっと見たいと思っていて やっと見ることが出来ました
「シュリ」のような華麗な銃撃戦などはなかったですけど
なかなか面白い作品でした
やっぱりハン・ソッキュはいいですね〜
次は「8月・・・」もみたいと思ってます
| ぴょん | 2006/04/11 5:32 PM |
>ぴょんさんへ
TB&コメント嬉しいです〜!
『八月のクリスマス』良いですよ〜オススメします!
ソッキュssiの新作タイトルご存知ですか。
『淫乱書生』・・・ですって!(凄いストレートなタイトル)
時代モノです。
なんと共演にイ・ボムス兄さんですよ〜。
いや、私ね、『ジャングル・ジュース』観てから彼のことボムス兄さんと勝手に呼んでます(笑
ボムス兄さんも好きなんです私。。。
『ひとまず走れ!』の刑事役も素敵でした〜☆
| なぎさ | 2006/04/11 7:45 PM |
なぎささん、こんばんわ!「二重スパイ」見ました。
難しかったけど、なぎささんのレビュー読んで、もっと深く理解できました。ありがとございます!
ものすごく深い映画でしたよねぇ!
| TAKI | 2006/04/16 11:33 PM |
>TAKIさんへ
こんにちは〜!
ご覧になられたのですね☆
TAKIさん、このところ韓国作品すごいですよねぇ!
私も記事の中に、韓国作品がドンドン増えてる状態です(笑

私のつたない記事で恐縮です。
もともとは同じ民族なのに対立しなければならないというのが悲劇ですよね。
鑑賞前の想像では、もっとスパイ活動に重点を置いた作品かと思っていましたら、意外と普通の生活も織り交ぜて描かれていましたね。
ラスト・・・国家機密を知ってる者は、どこへ行っても逃げられないというメッセージのようでしたね。
| なぎさ | 2006/04/17 9:53 AM |
なぎささん、こんにちは!
この映画は派手さは無いものの、スパイ活動のリアルさがよ〜く伝わってくる作品でした。
北も南も思想教育によって、国家に忠誠を誓う人間を作り上げているんですね。
ハン・ソッキュの演技力は「さすが実力派!」と唸らせますね!

| makoto | 2006/05/15 1:34 PM |
>makotoさんへ
コメント&TBに感謝です!

仰るとおり、この作品って「スパイ」の映画ですけれど、さほど銃撃戦も無い作品でしたねぇ〜。
それが返って「リアル」なのかもしれないですね!
ソッキュは脚本を吟味して出演する事で有名ですよねぇ。
彼が出ているだけで、興味をそそられます〜♪
| なぎさ | 2006/05/16 9:45 AM |
遅ればせながら、やって参りました。
なぎささんの解説わかりやすいです。
"DJに接触せよ" あれ曲に暗号が隠されていたのですね。 私 解ってませんでした ^^;
北も南も、思想教育が行き届いていて恐いです。 というより今日の日本にはそれが無さ過ぎるのかも知れません。 もちろん戦時中みたいなのは困りますが…。

せっかくなので私からもTBさせてくださいね。
| かつ | 2006/08/09 11:51 PM |
>かつさんへ
こんにちは〜 かつさん♪
ですよねぇ〜、実際に日本でもこんな工作員が潜伏しているということが、拉致被害者の事件でもわかりましたね。
実は、ウチの家の前が朝鮮初級学校なんです。
この学校は、勉強というと思想教育がメインらしく、最近では在日の方も通わせたがらないようです。
以前、近隣との交流イベントで、教室にも入りましたが、アノ親子の写真がありました!

でもね、子供たちはとっても礼儀正しくて驚きました。
>今日の日本にはそれが無さ過ぎるのかも
これは言えてますねぇ。
日本ではもう崩壊している親や目上の人を「敬う」という心が、お隣の国にはまだ「生きている」ように思います。
TBありがとうございました(*^▽^)ノ
| なぎさ | 2006/08/10 3:11 PM |
なぎささん、こんばんは(^^)

公開当時『カル』以来の映画出演作ということで物凄く楽しみにしていました。

ハン・ソッキュでしか出来ない役だったなともいます。雑誌か何かで見たのですが、なんでも北朝鮮なまりの韓国語で演じていたそうです(といっても私には分かりませんでしたが(^^ゞ)。凄いですよね。


派手なアクションシーンはないけれど心に響く重い作品でしたね。
| rain | 2006/09/23 2:07 AM |
>rainさんへ
rainさん TBとコメントありがとうございました!
ソッキュssiの作品はこちらと『八月のクリスマス』しか観ていないのですが、彼の演技に好感が持てます。
まさに、この作品も彼でなければできないものだったと私も思いました。
それにしても、北朝鮮なまりで演じられていたとは・・・先に聞いていたとしても、その違いは私などには分からないですが(ノ◇^;)ゞ

いつまでも記憶に残る作品だと思います。
| なぎさ | 2006/09/23 11:21 AM |
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