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2006.01.31 Tuesday author : なぎさ

マイケル・コリンズ

マイケル・コリンズ 特別版
マイケル・コリンズ 特別版

「平和のためなら死んでもいい。」男はそう言ってひたすら祖国の安穏を望んだ。

イギリスからの分離を要求して立ち上がった、アイルランドの英雄マイケル・コリンズの短い生涯をかけた闘いを描いた作品。

私は結構、このての歴史モノが好きだ。
映画をよく観るようになって、こうした世界の歴史が少しづつ理解できるようになった。
本作を観るにあたっては、ここで描かれているアイルランド紛争のルーツを知っておいたほうが分かりやすいです。


なんと!この対立の起源は、イギリス国王ヘンリー6世がローマ教会(カトリック)を脱退し、プロテスタントに改宗した16世紀にさかのぼります。

離婚を禁じるカトリックに対し、ヘンリー6世は自らの離婚問題をきっかけにプロテスタントに改宗してしまったのです。
ですから、イギリス国教もプロテスタントにしちゃったわけです。
17世紀以降、イギリスはアイルランドへの本格的な植民地支配を開始。
多くの移民を送り込んだのです。

でも!アイルランドの住民はカトリック信徒だったため、プロテスタント信徒である移民との間に対立が生まれたのです。


その対立は、やがてイギリス軍のアイルランド侵攻、それに対するアイルランド人民の抵抗闘争へと発展しました。

本作で描かれているコリンズ率いる勢力は、のちにIRAとして軍事組織へと繋がっていくのです。


国際世論に訴えかけようとアメリカを目指したデ・ヴァレラ:通称ボス(アラン・リックマン)だったがそれも失敗に終わる。

コリンズ(リーアム・ニーソン)たちは、できるだけ無駄に争いを長引かせたくはなかったので、イギリスの提案する条約承認を受諾した。
しかし、それに対して異議を唱えたボスたちは、やがてコリンズらとは一線を隔すことになる。

こうして、せっかく英国からの休戦の提案も、政府はもてるが英国に忠誠というスタンスを嫌ったボスら反対派によって泥沼化していったのです。

実はコリンズという人物、イギリス諜報部員たちはそれほど把握できてはいなかった。
コリンズの顔を知ろうと躍起になるイギリス。
コリンズは言うなれば、実体のない英雄だった。
これが↓実物のマイケル・コリンズ

リーアム・ニーソンほど背は高くなかったようです。

一方、陰でコリンズたちに情報を流していたネッド・ブロイ警部(スティーブン・レイ)は、そのことが発覚し殺害される。

血生臭いストーリーの中で、唯一ロマンスが描かれている。
キティ(ジュリア・ロバーツ)という女性を、コリンズも彼の同志でもあるハリー(エイダン・クイン)も同時に恋をしてしまう。

そのハリーともコリンズは敵となって闘わなければならない結果となった。
志が同じだったはずなのに、いつしか親友までも失ってしまうコリンズ。


平和を願い続けた男が最後に見た祖国とは・・・。

リーアム・ニーソンはこういう役が合いますね〜。
ニール・ジョーダン監督はアイルランドの出身。
祖国への思い入れもあり、自分たちの闘いのルーツを映像で表現したいとの気持ちが強かったのでしょう。
この作品は十数年前から温めていたのだとか。
そしてコリンズ役には初めからニーソンを起用したいと考えていたそうです。


それにしても、幸せになるための信仰なのに、悲惨な争いに陥っていくなんてなんだか本末転倒です。

IRAは国際的なテロ撲滅の動向を背景に、昨年7月に武装闘争の放棄を表明しました。

しかし、紛争再燃の火種はまだ残っているのです。


一日も早くこの地に真の平和が訪れることを祈ります。

平和がイチバン!


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| 映画 《マ行》 | 14:40 | comments(0) | trackbacks(3) | pookmark |
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