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2009.05.25 Monday author : スポンサードリンク

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2006.01.01 Sunday author : なぎさ

パピヨン



日の出元旦の第一発目は何にしようか迷いましたが、今年一年「ネバー・ギブ・アップ」の精神でいこうとガッツのあるこの作品を選びました。拍手

また、マックィーンファンとしては外せない作品であります。

胸の蝶のイレズミから「パピヨン」と呼ばれた男アンリ・シャリエールの自伝をもとに映画化された作品です。

<ストーリー>(短くしても長いですよ〜)
パピヨン(スティーブ・マックィーン)が身に覚えの無い殺人罪で護送されてきたのは、二度と生きて帰れぬ地獄のような場所だった。
そこで彼は眼鏡の少しとぼけた感じの小男ドガ(ダスティン・ホフマン)と出会う。
ドガは国債の偽造者だった。
彼は大儲けした金の一部を「体内」に隠していたが、その金を目当てに命を狙われることに。

パピヨンはドガに脱走に必要な金を提供することと引き換えに命を守ってやることを約束する。

船に揺られて到着したギアナで彼らが放り込まれたのはサン・ローラン監獄。
もし、脱走すれば2年間の独房行きが追加され、再度試みたものには5年、それ以上の者には「ギロチン」が待っている。


重労働を避けたいドガは看守を買収しようとしたが失敗。
パピヨンともども、ジャングルのさらに過酷な所へと移送されてしまう。
ワニの生息する沼での材木の切り出し作業、粗末な食事。
劣悪な環境の中、次々に囚人が死んでいった。


ある日、ふとしたことでドガをかばったパピヨンは、看守の顔に煮え湯をかけて逃亡を計るもあえなく捕まり、とうとう2年間の独房生活の始まりとなってしまう。

家畜以下の扱いを受ける悲惨な毎日。
そんな中、やしの実が水桶に隠されて差し入れられた。
ドガだった。
毎日1個それを噛み締め耐えるパピヨンだったが、とうとう看守にバレてしまい、誰からの差し入れかと追求される。
シラを切り続けた彼は、食事を半分に減らされ、天井からの光も閉ざされて暗黒の闇と化す。

生きる執念で餓死寸前のところをなんとか2年の刑期を経て病室に運ばれた。
その時、ドガとの再会を果たすパピヨン。
ドガは模範囚として事務を任されるまでになっていた。

それでもなお、脱走に執念をつのらせるパピヨンは、音楽会の夜、マチュレット(ロバート・デマン)、クルジオ(ウッドロー・パーフレー)らと共に実行に出た。
ドガも誘ったが断られたのだった。

ところが、クルジオが逃げ遅れて捕まってしまい、脱走に気づいた看守を殴ったドガは脱走に加わった。
その時、彼は足の骨を折ってしまう。

残念なことに約束の船は役に立たないシロモノだったが、顔にイレズミをした男が現れ彼の案内でピジョン島までたどり着く。
そこは、島民全員が「ハンセン病」患者だった。

首領の男に、おくさぬ態度が気に入られたパピヨンは丈夫なヨットと金までもらって、なんとかコロンビアの海岸へとたどり着く。
途中、エソで腐りかけていたドガの脚をマチュレットが治療した。

一難去ってまた一難。
間の悪いことに、海岸で警官隊と出くわした3人は、歩けないドガを残しジャングルへと逃げ込んだ。
追手の原住民に毒矢を射られたパピヨンは、断崖から激流へと落下。
気が付いた時には海辺のインディオ部族に助けられていた。

そこで彼らの手厚い看護を受け元気を取り戻したパピヨン。
曾長(ヴィクター・ジョリー)の希望で、彼の胸にも同じ蝶のイレズミを彫ってやる。
お礼に貰った真珠を持って、再び自由の地を目指してバスに乗り込んだのだが、尼僧(バーバラ・モリソン)の通報により駆けつけた警官に捕まり、またしてもあの忌まわしいサン・ローランへと逆戻り。

こうしてパピヨンの脱走は失敗に終わり、5年間もの独房生活が待っていたのだった。

その後、政治犯だけが収容される悪魔島へと送られたパピヨンは、そこでドガとの再会を果たす。
そこでは手錠も足かせも無いが、それでも彼は彼方の自由の地に想いをはせていたのだった。


感想に続きます。



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ココナッツの袋を浮き輪にして、彼は断崖から海へと飛び込む。
それを絶壁の岩の上から見下ろすドガ。

「俺はまだ生きてるぞ!」と天を仰いで叫ぶパピヨン。


とにかく二人の名優が上手すぎる。
D・ホフマンはS・マックィーンを相手にしながらも、その存在感はお見事。
マックィーンは共演者に「くわれる」ことを絶対に許さない人だったようだ。
お互いが競い合うかのような熱演に圧倒される。

冒頭、囚人が見せしめのように「ギロチン」にかけられるのだが、そのカメラワークに驚いた。
下からのアングルで、降りてきた刃に切断された頭がカメラめがけて転がってくる。
一瞬だけれど度肝を抜く。

沼でのワニとの格闘?は笑えたなぁ〜。
二人が恐々ワニに接近していくところはちょっとコミカル。

食事を減らされたパピヨンが、いわゆる「三途の川」を渡りかけるシーンがあるんですが、白塗りした顔で歩いていくと、道の彼方に死んだはずの囚人が「おいで、おいで」してるんです。
そこで、はたと意識が戻って一命を取りとめたパピヨンは2年間の独房生活から抜け出すことができたのです。
そのシーンがとても印象的だった。

牢獄での過酷さ、孤独さ、喪失感、襲いくる空腹・・・それでもパピヨンは「希望」を持ち続けた。
それは執念であり、彼の本能であり、正義を示す意志であった。
そしてパピヨンは勇気の人であり続けた。
最後にマックィーンは言う
「私が何かに責任を感じているとすれば、それは入場料を払って映画の中の私を観に来てくれる人たちに対しての責任だ。」

続けてこう言ったという
「その時の私がよくなければ、次の映画の私を観に来てはくれない。私は以前から、いつもこれが最後の仕事だと思って映画に臨んでいる。」
| 映画 《ハ行》 | 10:01 | comments(6) | trackbacks(1) | pookmark |
2009.05.25 Monday author : スポンサードリンク

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| - | 10:01 | - | - | pookmark |
COMMENT
まっこと!名作ですよね。
幼い私を連れて「エデンの東」を観せてくれた父の
大好きな映画です。
お酒が入ると「パピヨン・・あれは良かった!」と
ひとしきり映画談義が始まります。
酒の肴を並べている母は「私は“大脱走”だわ、絶対!」。
何せ3人家族ですから仲裁役は私ひとり・・(トホ)。
土曜の夜は家族手をつないで映画館通いだったあの頃。
なぎささんの「パピヨン」から・・郷愁が走りました。

歯もなんも無くなってニヤーッと笑うマックイーンの
あの顔が忘れられません!
あ、日本の脱獄王、白鳥を書いた吉村昭「破獄」が
また読みたくなりました。
| viva jiji | 2006/01/02 11:12 AM |
>viva jijiさんへ
幼少の頃から映画に親しんでいらっしゃったんですね!
ご両親とも映画がお好きなんて素敵ですよね。
私の映画好きDNAは父親譲りでしょうか。
母は全く映画ダメな人なので。
父の晩年には、お正月映画を観に行きました。
今となっては、もっといっぱい一緒に観れれば良かったなぁなんてちょっと後悔。
古い映画にはノスタルジーを誘う部分がありますよね。

あの歯!でした。
うまく特殊メイクしたんでしょうね。
口をモグモグしたら奥歯が抜け出たシーンも強烈でした。
人間ってこういう状況下では、まず歯が朽ちてくるんでしょうね。
日本にもあったんですか?!脱獄王の実話。
| なぎさ | 2006/01/02 11:50 AM |
>viva jiji さん
「破獄」は、緒方拳主演でNHKがドラマ化していましたね。脱獄して自由を得ることではなく、脱獄すること自体が生きがいのような変てこな男でした。昭和60年制作ということですが、最近アーカイブで再放送していました。

>なぎさ さん
能でいえば、スティーヴ・マックイーンがシテで、ダスティン・ホフマンがワキといったとこでしょうか。「真夜中のカーボーイ」といい、「レインマン」といい、ホフマンは本当にワキがうまい俳優だと思います。時にシテ以上に目立ってしまいますが...
| まいじょ | 2006/01/04 2:45 PM |
>まいじょさんへ
まいじょさんのおっしゃる通り、D・ホフマンという役者は、脇役としても幾つものキャラクターを演じられる人ですね。
この二人の共演は、これが最初で最後になってしまったのが残念です。
違った作品での共演も観たかったです。
そして、ロマンスグレーになったマックィーンも見たかったなぁ。
| なぎさ | 2006/01/04 7:49 PM |
なぎささんこんにちは。
なぎささんのプロフィールを拝見してスティーブ・マックィーンの大ファンということを知り思わず書き込んでしまいました。そうですか、お若いのにお目が高い。(笑)
僕は50歳を過ぎてしまいましたが、おそらくなぎささんは娘の年(22歳)に近いと思いますがスティーブ・マックィーンのファンとは驚きです。彼はどちらかというと硬派で女性より男性の方のファンが多い気がしておりました。
このサイトでも「パピヨン」や「マンハッタン物語」を紹介されていますが、おそらく他の作品もたくさんご覧になっていることでしょうね。
僕は中学生から高校生の頃オンタイムで大ファンだったので封切館や名画座でよく観にいきました。仲間で家に集まって木材でポスターパネルを作ったりもしました。皆スティーブ・マックィーンのファンでした。僕くらいのおじさんはけっこうファンが多いと思いますね。
そういえばちょっと前NHKのBSで「タワーリング・インフェルノ」を放送していましたね。久しぶりに観ました。
僕が一番好きな作品は「シンシナティ・キッド」かな。ポーカーの勝負師を描いた作品ですが若いときのギラギラ感がとても良くて印象に残っている作品です。
「パピヨン」や「ゲッタウェイ」は彼のキャリアとしては後期の作品かと思いますが、「パピヨン」はちょっと彼の作品の中では異質の部類に入りますか。
どちらも封切時観たと記憶していますが、覚えているのはライ病患者のいる島のシーンと最後に島を脱出するとき、ドガが自分はここに残るといって一人海に入っていくシーンくらいです。
ぜひまた観てみたいと思います。
なぎささんからこういったきっかけを頂いてまた楽しみが増えました。
これからもお体を大切に頑張っていってください。
| ハミングバード | 2009/02/21 11:05 AM |
>ハミングバードさんへ
いつもお立ち寄りくださって嬉しいです!
しかも本日はマックイーン作品でのコメントに感謝です♪

>おそらくなぎささんは娘の年(22歳)に近いと思いますが

ハミングバードさん、嬉しいことを仰ってくださいますね。
文面からは若く感じますか〜。
正直に申しましょ、私、そんなに若くないのですよぉ〜。
ハミングバードさんより少し年下くらいなんですよ(笑)
晩婚&晩産でまだ子供は小学校2年生ですが、夫も私も"アラウンドフィフティー"です(*´▽`)ゞ ハイ

>僕は中学生から高校生の頃オンタイムで大ファンだったので

それはもぉ筋金入りのコアなファンですね!!!
私などまだまだハミングバードさんの足元にも及びません。
マックイーン存命中は、私自身さほど映画に興味が無かったものでTVで放映される映画を観てる程度でした。
なので当然、劇場で観たという作品は一つも無く全てビデオやDVDでの鑑賞です。

>仲間で家に集まって木材でポスターパネルを作ったりもしました。

うわぁ〜良いですね〜♪
その光景が目に浮かびそうですよハミングバードさん!

私が彼のファンになったきっかけは、映画に目覚めてから観た『大脱走』でした。
キャプテン・ヒルツ役のマックイーンが余りにも素敵で魅力的で、それまでも観ていたはずでしたが、この時、一瞬にして目がハートになってしまいました(笑)
透き通るようなブルーアイ、輝くような金髪、小さい顔、歩き方、話し方、もぉ全てが素敵でその時からマックイーンは私の"永遠の恋人"になりました!!!

ハリウッドの俳優さんの中に素敵な方はたくさんいらっしゃいますが、彼だけは私の中の不動の永久欠番なんです(爆)

>「タワーリング・インフェルノ」

良いですね〜、マイケル・オハラハンという消防隊長役でしたよね!

>「シンシナティ・キッド」

これも良いです!
これ監督はノーマン・ジュイソンでしたが、最初はサム・ペキンパーだったのに撮影三日目に降ろされたという作品だったんですよね。

>若いときのギラギラ感がとても良くて印象に残っている作品です。

65年ですからマックイーンは35歳で、ハミングバードさんの仰る通りまさにノリに乗ってるギラギラした時代ですよね。

>「パピヨン」はちょっと彼の作品の中では異質の部類に入りますか。

えぇほんとに。
こんな役も演じられるんだなと改めて感動しました。

若かりし頃の作品で邦題では『マックイーンの絶対の危機(ピンチ)』原題は『The Blob』というのはご存知ですか。
かなりの低予算で作られたB級でしかもSFなんですよ(笑)
以前、ロカール局の深夜に放映していたのを観たのですが、これはちょっと笑えました。

私は『砲艦サンパブロ』も結構好きなんですよ。
あとはやはり『ブリット』!!!
あのカーチェイスは今の時代に観てもすごい迫力ですよね〜。
男の魅力が満載でたまりませぇ〜ん♪

あぁ〜ほんとマックイーンの話だと止まらなくなりますね!
最近は新作映画に追われて、なかなか彼の作品を再鑑賞する時間が無いのですが、彼がこの世を去ってすでに30年近くなりますね。
死因はレーサー服に使われていたアスベストが原因で肺がんになったのではないかとも言われていますね。

顔にシワが増えておじいさんになった彼も観てみたかった・・・。

ハミングバードさん、彼を偲んでまたお話しましょうね。

安心してくだい、私も同年代ですよ♪

| なぎさ | 2009/02/21 5:08 PM |
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