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2009.03.31 Tuesday author : なぎさ

明日への遺言

JUGEMテーマ:映画



2008年3月1日 公開作品
2008年8月7日 DVDリリース

★★★★☆ こんなにも気高い日本人が・・・ 星4っつ。


岡田資という人は理想の上司だ!



今作を観たかったのは・・・まず、スティーヴ・マックィーンの息子だと話題になっていたフレッド・マックィーンが出ていたからなのです!



ところがウィキペディアによるとその信憑性は低いとも言われているとか。

いやぁ〜だけどお父さんの面影すんごくあったよ!

ふとした表情がそっくりだったよ!

消防士や菓子職人を経て2003年に俳優に転職したらしい。
今作はオーディションで選ばれバーネット主任検察官を演じた。

マックィーンの子供と言えば最初の妻との間に一男一女がいたことは知っていた。
実子はこの二人だけだと思ってた。

フレッドは1957年生まれだそうで。
マックィーンが27歳の時の子供になる。

ありなんじゃないの〜。

うん、絶対、DNA入ってると思うわ!


ま、それは置いといて・・・・・

主人公は戦犯裁判にかけられた元東海軍司令官・岡田資中将。

第2次世界大戦中に無差別爆撃を行ったアメリカ軍の搭乗員を処刑した罪に問われる。

「責任は全て司令官である自分にある」と強く主張。

部下をかばい全ての罪を一身に被った実在の人物。


最初は法廷シーンが淡々と続きいささか退屈する。

ところが観進めるうちに、監督の小泉堯史はこの実話を妙にドラマチックにすることなく、動きの少ない法廷シーンを忠実に描いているのが見て取れた。

それは高い技術力を要したであろうが、そこには見事に岡田資という人物を中心とした人間ドラマと昇華され描かれていた気がする。

ブレない信念、人として圧倒的な品位を持ち、敵方である検事の心までも動かしたという岡田中将。

そう言えば『私は貝になりたい』石坂浩二が扮した矢野中将という人物も最後まで凛とした品格を持った魅力ある人物だった。

どちらも"中将"という肩書きの持ち主だ。

ここではその岡田資を藤田まことが誠実に演じきっている!


岡田中将は日蓮宗の信者でもあったようだ。

だから法廷で"十界論"が飛び出したわけだ。

死刑判決を受けてからも牢獄で部下達と唱えていたのは法華経だった。


絞首刑の判決を受けた瞬間も家族に向かって言った言葉は「本望である!」という一言だった。

この人は、本当の武士だね。

侍です。



岡田資の妻を演じた富司純子は、常に法廷シーンでは資の後ろに映っていたがセリフそのものはわずかにも関わらず、陰で夫を支える良き妻のオーラが伝わってきた。



ただ、ナレーションが竹野内豊だったんですが、これが意外と私には違和感のある語り口調だった。

だってこの人、声低いのになんだか妙な高さの声で読んでたのがイマイチだった。

もっとしんみりと読み上げて欲しかったな。


終戦間近の焼夷弾による爆撃ってすごかったんですね。

民家でも関係なく、全てを壊滅させようとする"絨毯爆撃"

戦争ほど恐ろしいものはないと改めて思い知らせれます。


部下の将来を案じ、家族を愛し、戦争のない未来を強く望んだ岡田資という人物の物語をただの美談で終わらせてはいけない気がする。


今や、海外で恥を残して帰ってくるような政治家がいるこの国で・・・。

戦後間もなく混乱した世相の中でも、彼のように他国の人々の前でも堂々と振舞った人格者がいたことを誇りに思う。




| 映画 《ア行》 | 08:03 | comments(6) | trackbacks(4) | pookmark |
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COMMENT
こんばんは^^

自分の命のことなど一切考えず、米軍の無差別爆撃に対する非難を展開し、その上で、こうした主張をさせてもらえたことを感謝すらする。将来の日米両国の友好に寄与するはずだと。

何と高潔なことか。同じ日本人として彼の存在を誇りに思わずにいられませんよね。私は日本人としてこの作品は観ておくべきだと感じました。
| KLY | 2009/03/31 8:26 PM |
なぎささん、ご無沙汰です。
新作鑑賞に追いつけましぇん(泣)。

>誇りに思う。
全くの同感です。
主人公は上司の鑑ですよね。

良い作品でした。

また、寄らせていただきます。
| erabu | 2009/04/01 12:12 AM |
>KLYさんへ
こんにちは〜KLYさん♪

>自分の命のことなど一切考えず

そうでしたね。
言うべきことをきっちり物申せる人物がいたのだと思うだけで、また敗戦直後の弱い立場であったことを考えると素晴らしい人ですよね。

>私は日本人としてこの作品は観ておくべきだと感じました。

本当にそうですよね!
冷静で聡明で潔い!
惜しむらくは生きて戦後の貢献に尽くして欲しかった貴重な存在でしたね。



| なぎさ | 2009/04/01 11:37 AM |
>erabuさんへ
こんにちは〜erabuさん♪

>新作鑑賞に追いつけましぇん(泣)。

erabuさん、ちょこちょこお邪魔はさせてもらっているのですが。
どんな作品をご覧になってらっしゃるのかなってお邪魔したら映画以外のことを記事にされておられましたよね。
実は私も、新作を追いかけ続ける鑑賞にはお金もそうですが気力も必要で少々疲れてしまいます(笑)
今日はお休みですが、1日で映画の日ですからきっと映画館は春休みもあっていっぱいだろうと思い自宅鑑賞にしました。

>主人公は上司の鑑ですよね。

そうなんです!
下の者を包み込む包容力に富み、自らが矢面に立てる潔さ、沈着冷静でいて主張するところは堂々とできるというこんな素晴らしい方が職場の上司だったら・・・などと憧れてしましました。



| なぎさ | 2009/04/01 11:44 AM |
私も!

あのナレーション合わないな〜って思っちゃいました!
途中の冨士純子さんの語りがとても良かっただけに竹野内豊さんに代わったらゴツゴツとした口調が気になって仕方なかったです〜

ちょっと勿体無かったですよね。
| hito | 2009/04/02 6:52 PM |
>hitoさんへ
こんにちは♪

>あのナレーション合わないな〜って思っちゃいました!

お!hitoさんもですかっ!
そそ、富司純子さんのが良かっただけにね〜。
声のトーンが妙な感じだったし(笑)
私的には江守徹サンとか古谷一行サンとか渋い声のが合ってる気がしました。
ほんと、そこだけが勿体なかったです!
| なぎさ | 2009/04/03 7:54 AM |
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陸軍中将・岡田資が戦犯として裁かれる法廷の様子を描いた作品。岡田資役は藤田まこと、監督は『博士の愛した数式』の小泉堯史。ちょっと重い作品かと敬遠していたのですが、『私は貝になりたい』を観た方々のブログに頻繁とタイトルが出てくるのでコレを機会にと鑑賞し
| LOVE Cinemas 調布 | 2009/03/31 8:17 PM |
監督、小泉堯史。脚本、小泉堯史、ロジャー=パルヴァース。原作、大岡昇平『ながい旅
| erabu | 2009/03/31 11:51 PM |
監督:小泉堯史 出演:藤田まこと、富司純子、蒼井優、西村雅彦、ロバート・レッサー、フレッド、マックイーン、リチャード・ニール 「元東海軍事司令官、岡田資中将はB級戦犯として軍事裁判にかけられていた。弁護人はフェザーストン士、バーネット検事、裁判官は
| 日々のつぶやき | 2009/04/02 6:50 PM |
1945年、敗戦国となった日本。 東京裁判では戦犯の裁判が開かれていた。 B級戦犯東海軍司令官・岡田資中将と部下19名は空襲の際、パラシュートで降下して捕獲された搭乗員を私刑殺人にした罪に問われていた。 岡田は全ての責任は自分にあると主張し、彼の人柄に触れ
| 象のロケット | 2009/04/03 1:34 AM |