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2009.03.16 Monday author : なぎさ

4ヶ月、3週と2日

JUGEMテーマ:映画



2008年3月1日 公開作品
2008年9月9日 DVDリリース

★★★☆☆ こういう話はいつも女性が傷を負う 星3っつです!


カーネーションじゃだめなの?
グラジオラス47本でもいいんじゃないの?
ってか私、そのパーティ行かなきゃダメなの・・・・・?



中絶を描いた作品と言えば『ヴェラ・ドレイク』もありましたが、私はフランスで女性最後のギロチン処刑者となった人物を描いた『主婦マリーがしたこと』のほうが好きなんです。


が!しかし、それらはいずれも中絶を行う側を描いたものでした。

今作はそうではなく、主人公は中絶を依頼した女性の友達です。


カンヌでパルム・ドール賞を受賞しています。
予告を観て興味を惹かれたのですが。



1987年 ルーマニア

独裁政権で有名になったチャウシェスク大統領が失脚する少し前の時代です。

今でもチャウシェスクと妻が銃殺刑で処刑される模様が一部始終、撮影されていた映像を思い出します。


国民は自由を奪われ生活も困窮していました。
この作品からもそれが伝わってきます。

車はほとんど走っておらず、道路も整備されず、物資も灯りも乏しい。

日本はちょうどバブル景気に浮かれていた時代ですが、この国を見ると昭和30年代くらいの様相です。


当時のルーマニアでは避妊も中絶も認められていなかったらしい。

もし中絶が見つかったら刑罰に処せられる。

そんな時代にすでに4ヶ月も過ぎた胎児を堕胎しようとするカビツァ(ローラ・ヴァシリウ)

彼女の手助けをするルームメイトのオティリア(アナマリア・マリンカ)


二人とも学生で寮住まいのため、ホテルで堕胎手術を受けようと予約するが手違いで予約されていない。

しかも闇医者ベベ(ヴラド・イヴァノフ)からは報酬金額のことで叱責される。


オティリアが思わず取った行動が・・・・・・。


この闇医者がかなり曲者!
なんだかんだと恩に着せるような言い分を散々のたまった後には・・・。


しかし一番、分からないのはルームメイトというだけで、オティリアはなぜ自らを犠牲にしてまでカビツァにここまでしてあげるのだろうという疑問です。


それにカビツァのお腹の父親のことにも一切触れていません。

しかしながらまだ学生であることを思えば、恐らく相手も学生で産めない事情があることは察しがつきます。


この作品はワンシーンがほとんど長回しで、しかもハンディカメラで撮られています。

冒頭部分では、学生寮の中を動き回るオティリアの様子や、恋人アディ(アレクサンドル・ポトチェアン)とのたわいない言い争いが延々と流れて少々退屈しました。


やっとホテルに闇医者が到着し堕胎を行うというあたりは、いよいよ核心に入ったと見入ったものの・・・。


全体的には思ったほど響いてこなかったというのが正直なところです。


それでもバスルームにタオルに包まれた胎児の死体が映った時にはハッとさせられました。

その後、オティリアがその遺体を自分のバッグに入れ、捨て場所を探して街をさまようのです。

医者からは埋めると犬に掘り起こされるので、高層ビルの上のゴミ捨て場に捨てるように言われていました。


それでもカビツァはゴミ捨て場よりも、産んであげられなかった自責の念からかせめて埋めてやりたいとオティリアに頼むのでした。


いやぁ〜しかし、オティリアよくやってあげたなぁ!


監督はクリスティアン・ムンジウ

中絶を通して独裁政権下での庶民の苦しみを描きたかったそうですが、もちろんそれは感じますが、どちらかと言うと女同士の友情のほうが強く感じたかなと思う作品でした。













| 映画 《ヤ・ラ・ワ行》 | 08:35 | comments(4) | trackbacks(8) | pookmark |
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COMMENT
なぎささん!こんにちは♪

トムちんの今やのビストロ、思いださせてくれてありがとう〜!
すっかり忘れてました。危ない危ない。

で、こちらの映画、見られたんですね〜。
すごくあの女友達には腹たちました。
こんなことが当時のルーマニアでは若い子たちの間で起こってたみたいですね。
あのしらーっとしたところが許せなかったです
点数は低く付けたけどすごく印象に残る作品でした、、、、、
| mig | 2009/03/16 2:11 PM |
こんばんはー^^

すごく文化の違いを感じた作品でした。
自分のために抱かれてくれた友人に対する第一声が「ありがとう」というあたりに特にそれを感じたかなぁ。
日本人の感覚からすると「私のためにごめんね」って感じかなと思うんですよね。

映像に力のある作品が好きな私としては、ストーリーはともかくとして気に入った作品の一つでした^^
| KLY | 2009/03/16 9:23 PM |
>migさんへ
migさん こんにちは〜♪

トムちん、ビストロでも良い人全開でしたね!
本物のスターっていうのはこういう人を言うんですね!

さて、今作ですが・・・

>すごくあの女友達には腹たちました。

仰る通り!
胎児の遺体処理に困ってかけずり回った主人公がホテルに戻ると・・・。
レストランで食事してたぁ〜!!!
「お腹ペコペコだったのよ」って誰のために駆けずり回ったと思ってんのって感じでしたねぇ。
この主人公はこんなにしてあげる深い理由が何かあったんでしょうかね。

>点数は低く付けたけどすごく印象に残る作品でした、、、、、

はい、私もです。
印象には残る作品となりました。



| なぎさ | 2009/03/17 8:24 AM |
>KLYさんへ
こんにちは〜KLYさん♪

>すごく文化の違いを感じた作品でした。

ほんとですね。
時代背景の違いもさることながら、日本だったら考えられないという態度や行動でしたよね。

>映像に力のある作品が好きな私としては

なるほど!
確かによく観かけるような映像とは違って、この監督さんなりのこだわりを感じる撮影で、その部分は良かったですよね。
フレームの外にいる人物が喋ってたりしてもカメラは動かないというところなども。
点数の割には記憶には残っていきそうな作品となりました。

| なぎさ | 2009/03/17 8:30 AM |
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